ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」2013の雑感
毎年ゴールデンウィークに東京国際フォーラム(以下TIF)で開催される「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」(以下LFJ)。第9回の今年は5月3日から5日までの3日間の本公演が開催され、「パリ、至福の時」というテーマのもと、パリにゆかりのあるフランスやスペインの作曲家の作品が取り上げられました。
毎年ゴールデンウィークに東京国際フォーラム(以下TIF)で開催される「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」(以下LFJ)。第9回の今年は5月3日から5日までの3日間の本公演が開催され、「パリ、至福の時」というテーマのもと、パリにゆかりのあるフランスやスペインの作曲家の作品が取り上げられました。
どうも。今年初めての更新ですね。ツイッターにかまけておりまして、どうもすみません。
●すでにご存じの方も多いと思いますが「ラ・フォル・ジュルネびわ湖」の開催が正式発表となりました。じつは私、以前滋賀県に住んでたことがあったんですが、イラストの背景がそのときよく見た馴染みの景色なので、何だか嬉しくなってしまいました。本公演は5月2日(日)、詳細は今月26日開催予定の記者会見で明らかになるでしょう。ツイッターでは「びわ湖ホールは交通の便が…」という話も出てた(たしかにJRの駅から遠い)ので、そのあたりをどうクリアして集客に結びつけるかが気になるところです。
●バルトークやコダーイが収集した民謡の数々が閲覧できるサイト「Béla Bartók: Hungarian Folk Songs (Complete Collection) Online publication」がすごいです。民謡の楽譜はもちろん、一部ですが録音も聞けてしまいます(IE推奨、Google Chromeでは聞けない)。とりあえず「Advanced Search」で適当に入力して検索するとリストが出てきます。その中から1曲選んでみて、画面右側に蝋管アイコンが出てきたら迷わずクリック!そうすれば百年前の農民の歌声が聞こえてきます。
●ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が何とも太っ腹なサービスを行っています。過去のライヴ演奏10タイトルが無料でダウンロードできます(要登録)。バーンスタインの「巨人」、ジュリーニのドヴォルザーク「第8番」もあります。
●最後におめでたいニュース。指揮者のシャルル・デュトワが、ヴァイオリニストのシャンタル・ジュイエと結婚しました(参照)。なおデュトワは今年73歳、結婚は4度目となります。「結婚するなら3回するのがいい」とカラヤンが言ったとか言わなかったとか、まあそーゆーハナシがあるんですけど、4回ならもっと良いに違いありません。お幸せに!
来年ナントで開催される本家「ラ・フォル・ジュルネ」のプログラム(pdfファイル)を眺めてたら、23頁あたりにこんなのを見つけました。
「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 今年は4都市で開催。新潟:4/30~5/1新潟、びわ湖:5/1~2、東京:5/2~4、金沢:5/3~5」と書いてあるじゃないですか。東京、金沢、そして先日新聞報道のあった新潟はいいとして、びわ湖でやるなんて初耳です。びわ湖といえばあのホールのことでしょうかね。先日某所でこのホールの関係者とお話する機会があったのですが、そんなこと一言も言ってなかったし。まあ素人相手にそんな話を口走るわけないでしょうが。
ということで来年は関西でもラ・フォル・ジュルネやるかも、と心の準備をしておきます。
ここでは1ヶ月半ぶりのご無沙汰です。
さて本家ナントの「ラ・フォル・ジュルネ」(La Folle Journée)公式サイトがいつの間にか2010年仕様になっていました、のはよいのですが…。
▼Folle Journée - Site Official
ラフなスタイルで佇むショパン&ジョルジュ・サンドに腰が砕けました。ポーランド代表ユニを意識したと思しきTシャツに身を包んだショパン、そして隣の女性の胸あたりにプリントされた「George」の6文字…。去年のシューベルトの青いスニーカーも大概でしたが、2010年もやってくれましたね(苦笑)。
最近当ブログでは「熱狂の日」関連のネガティブな記事が続きましたが、今度は明るいニュースです。4月12日から各公演のチケット追加発売が始まりました。購入方法は公式サイトに詳しく書かれていますのでどうぞ。
さて私は追加発売について「どうせホールA以外は初日で無くなるさ」と傍観者を決め込んでおりました。でも今日「チケットぴあ」を眺めていたら早朝(午前9時台)や深夜(午後10時台)の公演を中心に、チケットが残っているようです(今回はチケット・ゲッターも鳴りを潜めた!?)。小曽根真のソロやビオンディの「四季」、BCJの「ヨハネ」もあります(13日23時現在)。チケット争奪戦に敗れて諦めておられた方にとっては、再チャレンジのチャンスではないでしょうか。5月の連休の予定が未定の方もぜひ。
「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」の1日目(5/3)に予定されていた「メサイア」が中止になりました。事前に「公演内容変更の可能性がある」ということで一般発売が中止されていましたから、ある意味予想通りといえます。
▼LA FOLLE JOURNÉE au JAPON - 公演番号116の公演内容の変更とチケット払い戻し方法について
チケット払い戻し方法ですが、あの忌まわしい「WEBはしご買い」でチケット購入した場合、東京国際フォーラム内のラ・フォル・ジュルネ事務局あてに4月19日必着でチケットを送付する必要があります。郵送料は「着払いで結構」とのことですが、例の手数料800円は返ってくるのでしょうか。その点について公式サイトでは記載がありません。どうするんでしょ。
また代替公演として「ルネ・マルタンのル・ク・ド・クール」と題されたオムニバス形式のコンサートが開かれます。「ラ・フォル・ジュルネ」の出演アーティストたちが入れ替わり立ち替わり登場するという、ガラ・コンサートみたいな雰囲気の演奏会になる模様です。リチェルカーレ・コンソートの「メサイア」を楽しみにしていた方にとっては物足りないと思いますが、ラ・フォル・ジュルネの雰囲気を味わいたいという「熱狂の日」初心者にとっては朗報かもしれません。「ル・ク・ド・クール」のチケットは今月12日から発売されるということですので、興味のある方は是非。5000人収容のホールAですので、「発売即瞬殺」ということにはならないと思いますが。
公式サイトにリリースが出ています。
▼LA FOLLE JOURNÉE au JAPON - 一部公演のチケット販売見合わせについて【公演番号:116】
5月3日公演「メサイア」(出演:リチェルカーレ・コンソート他)が「公演内容変更の可能性がある」とのことで、販売を一時見合わせます、ということです。「熱狂の日」フレンズには同じ内容のメールが昨日付で送付されていますが、非フレンズの方はご注意ください。しかし今年の「熱狂の日」では、マレ・サンフォニーが来日するかわからないということで発売一時中止の処置が取られてますし、ちょっと例年と較べてごちゃごちゃした運営になってる感は否めませんね。といいますか、リチェルカーレ・コンソートはちゃんと来日するんでしょうね、と余計なことまで心配してしまいます。
でもし万が一、コンサートの枠に穴が空いてしまったら…、そうだ!好田タクトさんに代演してもらいましょう!去年はソムリエカウンター前で八面六臂の大活躍でしたから(笑)。
昨日から一般発売の始まった「ラ·フォル·ジュルネ·オ·ジャポン」ですが、今年はチケットが恐ろしいくらい売れてます。一般発売初日にして、ホールCでの公演のソールドアウトが相次いでおります。それと共に、ヤフオクへのチケット出品もポツポツと出ていまして…。ヤフオクの検索窓から「ラ·フォル·ジュルネ」と入力しクリックすると出るわ出るわ…。すでにプレミアが付いた券もあります。今回の劇売れの原因が、ファンが殺到したせいなのか、それともチケットゲッターが一網打尽に確保したのかは、これから明らかになることでしょう。
大ホールのホールCでそんな状態ですから、当然小ホールは全滅。こうなると、チケットを持たずにふらりと東京国際フォーラムを訪れた方が「ラ·フォル·ジュルネ」をどれだけエンジョイできるか、心配になります。ホールAの公演と無料イベントで「熱狂の日」の雰囲気を楽しむ、ということになるのでしょうけど(「屋台村もあるじゃん!」という声が聞こえて来そうですが)。当日券売場脇に控えるクラシック·ソムリエの先生方も、このままでは本来の役割である「おすすめコンサートご紹介」が出来なくなってしまうのではないでしょうか。今年は会場を訪れたクラヲタとの対話が、仕事の中心になりそう(これまでもそーゆー傾向はありましたが)。
まー細かいコトを書くとキリがないので書きませんが、色んなことがあった「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2009」の「熱狂の日」フレンズ先行「WEBまとめ買い」。発売当日に画面がきちんと表示されず買えない公演があったり、全国のコンビニに端末を展開しているのにナゼかチケット入手方法が「郵送引取のみ」(要800円)だったり、果てには購入後必ず送られるハズの購入確認メールが届かず購入者を不安にさせたりと、かなりのストレスを感じながらのチケット争奪戦となったわけです(あ、書いちゃった…)。でもそんな苦労も、良い席が取れれば全てが吹き飛ぶハズだったのですが…。
昨日のエントリーの続きです。今月21日に始まった「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」の「熱狂の日」フレンズ先行「WEBはしご買い」において、チケット購入者に送付されるはずの「購入申込確認メール」が、一部購入者に送付されないというトラブルが発生しました。その後事務局側がメルマガで「未着信の方はメールでお知らせください」と呼びかけたため、確認メールが届かなかった私(おかか)もメールで連絡をいたしました。
で昨日(22日)の午後10時26分ごろ、事務局から「『熱狂の日』フレンズ先行お申込み受付のお知らせ★再送★の件」と題されたメールが送られてきました。メールには購入したチケットの演目や価格などが記されていたので、これが「購入申込確認メール」に相当するようです。とりあえず私が購入した公演分はちゃんと押さえられているようなので、文面を見てほっと胸をなでおろすことができました。あと昨日は休日だったこともあり「返事は月曜日以降になるかな…」と思っていたのですが、日曜日のメール再送というのは、迅速な対応だと個人的には解釈しております。lfjフレンズ事務局の皆様には、この場をお借りして御礼申し上げます。
なお発売開始直後はインターネット受付画面が不完全な形でしか表示されず、一部公演が購入できない状態になりましたが、現在は復旧しております。といっても小ホールの公演はほとんど「受付終了」なんですけどね。ほんと今年は例年以上にチケット争奪戦が激しいですね。ここまで激しさを増すと、小ホール公演のチケット発売方法を見直した方がいいのではないでしょうか。たとえば抽選制にするとか。