ベルリン・フィル「ヨーロッパ・コンサート2008」がウェブで見られます
先日当ブログでもお伝えしたベルリン・フィルの「ヨーロッパ・コンサート2008」ですが、以下のサイトでライブ映像を見ることができます↓
6月末日までの期間限定だそうです。このコンサート、私はウェブラジオから録音してCD-Rに焼いて、もう毎日車の中で聞きまくっているのですが、動画でも見ることができて感激です。皆様もぜひご覧下さい。
ご教示いただいた「ワディム・レーピン・ファンサイト」のAK様、本当にありがとうございました。
先日当ブログでもお伝えしたベルリン・フィルの「ヨーロッパ・コンサート2008」ですが、以下のサイトでライブ映像を見ることができます↓
6月末日までの期間限定だそうです。このコンサート、私はウェブラジオから録音してCD-Rに焼いて、もう毎日車の中で聞きまくっているのですが、動画でも見ることができて感激です。皆様もぜひご覧下さい。
ご教示いただいた「ワディム・レーピン・ファンサイト」のAK様、本当にありがとうございました。
オーストラリア放送協会「ABC Classic FM」が、今日から4日連続でナント「ラ・フォル・ジュルネ」音楽祭2007のライヴ演奏を放送します。ベレゾフスキー、エンゲラー、児玉桃、ダルベルトといった、今年東京の音楽祭に登場するアーティストたちの演奏も聴けます。
これらのライヴで一番の聴きものは、ルノー・カプソン、ダルベルト、そしてエベーヌ四重奏団らによるショーソンのコンセール(4/10放送予定)でしょう。私は去年他局のウェブラジオを通して聞きましたが、実に清らかで、胸にじんわりとくる演奏でした。あとフレイレのグリーグ「ピアノ協奏曲」も気になるところです(これも4/10)。彼は若い頃にルドルフ・ケンペ指揮ミュンヘン・フィルと同曲を録音(→アマゾン)しています。今回ナントではどうでしょうか。また共演のアントニ・ヴィトは私の好きな指揮者ですので、そちらも楽しみです。
先日来日したノセダ指揮BBCフィルハーモニックの来日公演、というよりヒラリー・ハーンのシベリウス「ヴァイオリン協奏曲」でネットでも話題沸騰となったコンサートが、明日深夜に早くもオンエアされます。といっても「BBC Radio 3」によるウェブラジオ放送で、NHKではありません。本国日本で最初にオンエアされないのってどういうことですか!「ちりとてちん」も終わったことだし、4月から受信料払うのどうしましょう(笑)。まあ新ドラマ「瞳」(というより榮倉奈々)の出来具合を見て決めましょうか。ということでがんばれ新ドラマ「瞳」、というより榮倉奈々(笑)。
(途中から内容が違う方に行ってしまいましたが気にしないでくださいね)
4/1 (Tue) 3:00-4:45 (現地時間 19:00-20:45)
BBC Radio 3 (Real 64kbps)
1.ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント
2.シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
3.チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 Op.74「悲愴」
演奏:ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)ジャナンドレア・ノセダ指揮BBCフィルハーモニック
(2008.3.13 サントリーホールにて収録)
今週も海外ウェブラジオで聴ける、気になるコンサートライブ放送をリストアップしますね。今週も日本人演奏家のでの活躍ぶりが聴けるのですけど、特に内田光子とテツラフ、そしてブーレーズ&アンサンブル・アンテルコンタンポランのベルク「室内交響曲」は楽しみですね。内田さんが以前クリーブランドでこの曲を演奏したときは、こんなことになっちゃいましたけど、今度は大丈夫でしょう、多分。
あと今週は、名教師として知られるヨルマ・パヌラが指揮台に立った最新ライヴもオンエアされます。アントワープでの「SIBELIUS HAPPENING」と題されたコンサートから「大気の精」「タピオラ」が聴けます。また同郷の指揮者セーゲルスタムが指揮する「トリスタン」(ウィーン国立歌劇場)も気になるところです。
南極大陸の基地内でイギリス隊のメンバーたちが奏でる音楽。もしロバート・スコット、そしてレイフ・ヴォーン・ウィリアムズがこれを見たら、どう思うだろうか。
(参照)
WIRED VISION. 南極基地内部の様々な物で作られた美しい音楽:動画. (March 18, 2008)
今日3月16日は、キリスト教では「棕梠の主日(枝の主日)」にあたります。そして3/23は復活祭(イースター)です。ウェブラジオでは復活祭に合わせて、実に多くの宗教作品がオンエアされます。その中でも重要と思われるライヴ演奏を以下に列挙したいと思います。なお記事は順次upする予定です。
まずは下↓のリンク先をご覧下さい。アメリカ人には「カルミナ・ブラーナ」が、こんな風に聞こえるらしい(?)です。
http://carmina.ytmnd.com/
(クリックしてからFlashムービーが出るまで、少し時間がかかります)
冒頭の「O Fortuna/velut luna」(おお運命よ!/月のように…)ならぬ、「Oh, four tuna/Bring more tuna」(おお4つのツナ缶よ!/もっとマグロを持ってこい!」)で、いきなり腰が砕けてしまいます。その後も見事なまでの「空耳」の連続技が(最後まで!)続きます。実は日本語空耳バージョンもネットには存在するのですが、こっちの方が面白いし、「空耳」度も高いです(つまり「字幕のとおり聞こえる」)。お見事。今日からはもう、カルミナを耳にしたら市場に横たわるマグロを思い浮かばずにはいられません(笑)。原詩、そして日本語訳を見ながら聞くと、味わい深さ倍増ですよ。
(ここから先の記述には若干の性的表現がありますので、読者の方はご注意下さい)
もはや日本人演奏家がヨーロッパでコンサートを開くのは三度のメシのように当たり前になってるわけですけど、それにしても今週末の海外ウェブラジオは、日本人の出演するコンサートが目白押しです。余りにも「立て続け」なので、ここで紹介したいと思います。
いや別に大上段から偉そうな物言いをしようというわけでなく、単にブログ見出しの常套句を使いたかっただけですので。
少し時間が出来たので、ようやく例のピョンヤン・ライヴを最初から最後まで聞くことができました。私が聞いたのはNYフィル公式サイトに3/14までの期間限定でうpされている音楽ファイルです。サイトにある「Listen now」をクリックすると聴くことができますが、高音質なので演奏の様子をはっきりと聞き取ることができます。私はとりあえず適当かつ何となく「新世界」の途中から聞いてみたのですが、数秒聞いて「これは最初から襟を正して聞かないといけない」と悟りました。
世界中で賛否両論となったニューヨーク・フィルの北朝鮮公演ですが、「WNET New York」で公演映像のオンデマンド配信が始まったようですね。こちらをクリックすれば特設ページに飛びますのでどうぞ。私もちらりと見ましたが、アンコールでアリランの前に「キャンディード」序曲が演奏されたというのは、素直に嬉しかったです。
(関連エントリ)
キャンディードin平壌(ばってんの独り言from香港)
ニューヨーク・フィル平壌公演(OTTAVA amoroso, 林田直樹)
ニューヨークフィルの、恥ずべき2.26事件(酔夢ing Volce 西村幸祐)
Maazel's Troops Bumble Into Korean Ambush(Bloomberg, Norman Lebrecht)
Pyongyang, Where the New York Philharmonic Makes History(Opera Chic)
いよいよニューヨーク・フィルの平壌公演が迫ってきましたが、このコンサートの模様を生中継する日本のテレビ局は皆無のようです。ということで「どっかネットで生中継を流してくれるとこないかな」と調べたところ、アメリカの「WNET New York」のウェブサイトで生中継のストリーミング映像が見れるようです(直リンク先はこちら)。放送開始は26日の午後6時から(現時時間は日本時間と同じです)。米国東部時間(EST)だと26日午前4時から、となります。おそらくアクセス殺到でしょうから、生では見にくいかもしれませんね。
あと生中継ではありませんが、北米のウェヴラジオでWCLV(クリーブランド)が2/27の午前10時(現地時間:2/26 午後8時)から、WGBH(ボストン)では3/3の午前4時(現地時間:3/2 午後2時)から演奏会の模様をオンエアするようです。当ブログ右側のサイドバーをクリックすれば聴けると思います。
動画紹介のエントリが続きますが、何卒ご容赦を。
昨日はYouTubeで驚きの発見をしてしまいましたので報告します。まずは動画をご覧下さい。曲はシベリウスの「ヴァイオリン協奏曲」第1楽章の後半部。独奏は王立アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートマスター、リヴィウ・プルナールです。
先日YouTubeで動画を探してたら、こんなのを見つけました。
「セミラーミデ」第2幕、アルサーチェのアリア「かくも酷い災いのさなか」なのですけど、いやこれは衝撃映像でした。スキンヘッドで顎に髭を蓄えた男が、容貌に似合わず超高音のコロラトゥーラを巧みに操るわけですから…。個人的にアルサーチェといえば、かつてMETでこの役を歌ったマリリン・ホーンのイメージが強いわけで、それが脳に染み付いているからこそ、男装した女性歌手(いわゆる「ズボン役」)でなく、男が(しかもスキンヘッドでヒゲ面の男が)この難アリアをいとも容易にクリアしていく様に、吃驚仰天したわけです。
つい先ほど、タスミン・リトルの公式サイトからネット限定の最新アルバム「The Naked Violin」をゲットしてきました。トップページの上のほうにある「Naked Violin」と大書きされたところをクリックすれば、ダウンロードページに飛びます。ファイル形式はmp3(192kbpsと320kbpsの2種類)とm4a。それ以外にAAC形式も準備中のようです。
全てのトラックをダウンロードし終えた後、早速聴いてみました。このアルバムはダウンロードの際に一切お金を支払わなくて良い、つまりは「タダ」なのですが、本当にそのことが申し訳なく思えるような、素晴らしい出来栄えです。健康的で明朗なバッハ無伴奏、充実した技巧と弦の響きで魅了するイザイも良かったのですが、初めて聴くパターソンの「ルスラヴィーチェ・ヴァリエーションズ」も、思いのほか楽しめました。20世紀の作品ですが、比較的古典的な書法で書かれていて、多くの方に抵抗なく聞いてもらえると思います。
ダウンロードページの下の方に、リトル氏のメッセージがあります。そこには「ぜひコンサートに足を運んで、CDを買ってください」と書かれているのですが、アマゾンで見る限り彼女のアルバムは、多くが廃盤状態です。私はそこにクラシック音楽業界の現状を垣間見た思いがしました。
タスミン・リトルの新譜「The Naked Violin」がネット上で無料で配信される、というニュースを以前当ダイアリーでもお伝えしましたが、ロイターは今月8日、「1月14日よりリリース開始」と伝えていました。そこで本日彼女の公式サイトにアクセスしてみたところ、このようなメッセージがサイト上にありました。
We hope to make the downloads available early next week, and are changing servers to cope with the huge demands being made on the site! The download will not now be available on Monday, but we hope everything will be ready from Tuesday/Wednesday onwards.
要約すると「サーバー増強中にて、今週月曜日(14日)からの配信には間に合いません。火曜日(15日)か水曜日(16日)のサービス開始に向けて鋭意努力しております」といった内容です。リリースされるのは間違いないでしょうし、配信開始までしばし待つことにしましょう。
(update)1月15日より、「The Naked Violin」の配信が開始されました。詳しくは当ブログのこのエントリをご覧下さい。
シカゴ響独自レーベル「CSO Resound」がチョン・ミョンフン指揮によるショスタコーヴィチ「交響曲第5番」をネットでの配信限定でリリースすることは、以前当ブログでもお伝えしましたが、予定通り今日(1/8)から「iTunes Store」でダウンロード販売が開始されています(→購入はこちら:要iTunes)。日本版iTunes Storeでもちゃんとリリースされるか、私はちょっぴり不安だったのですが、日本でも北米と同時リリース、ということで良かったです。価格はアルバム全トラックにデジタル・ブックレットが付いて1200円です。「プレイビル」によると3/11までの期間限定、ということのようですので興味ある方はお早めにどうぞ。
英国のロックバンド「レディオヘッド」が最新アルバムをネット先行で配信したことは、メジャー・レーベルを発売元としなかったこと、そして価格を購入者の「言い値」に任せたことと相まって、大きな話題となりました。さてこれと同じことをやろうとするアーティストが、クラシック音楽界にも現れました。英国のヴァイオリニストのタスミン・リトルは、最新アルバムを自らの公式サイトからのダウンロードという形でリリースすると発表しました(参照:プレイビル)。価格は無料です。もう一度書きます。価格は無料です。曲目はバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番」、イザイ「無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番」、そしてPaul Patterson氏による新作「Luslawice Variations」など。彼女の公式サイトで来月19日(現地時間)から配信される予定です(※管理人註:1/9日付のupdate参照)。
「無名名曲鑑賞会」(鈴木康之、矢口正巳共著、文化書房博文社)というタイトルの本があります。巻末に「1994年6月30日 第一刷」とあるので、10年以上前の著作物ということになります。この本では(題名から推察される通り)普段余り聴く機会に恵まれない「隠れた名曲」76曲が紹介されていて、駆け出しのクラヲタだった頃の私は「へぇ、こんな曲があるのか」「クラシックって奥が深いなぁ」と感心しながら読んだ思い出があります。この本を先日自宅に立ち寄った折に持ち帰り、ほぼ10年ぶりに読み返してみたのですが、一昔前の「無名名曲」というのは今でも「無名」のままなのだ、ということを痛感してしまいました。この本で取り上げられている76曲のうち、「メジャー」に「昇格」した曲といえばショスタコーヴィチの「ヴァイオリン協奏曲第1番」しか思い当たりません。というか十年前はこの名曲も「無名」扱いだった、ということに軽いショックを覚えたのですが。
ともあれ著者たちの「クラシック音楽愛」にあふれる筆致で埋め尽くされたこの本を読むうちに、同書で紹介されている「無名名曲」が無性に聴きたくなってしまいまして、「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」(※:有料、要登録:以下NML)で色々と聴いてみました。サンサーンスの「オルガン付」をもう一歩シリアスに「深化」させたようなウィドール「交響曲第3番」(→NML)にはいたく感銘を受けましたし、アメリカの作曲家アーサー・フットの「ピアノ三重奏曲第2番」(→同)のフィナーレの洗練された筆致には感心させられました。そしてマルトゥッチ「交響曲第2番」(→同)では曲自体もさることながら、このシンフォニックな曲の魅力を余すところなく表現したマレーシア・フィルの優れたテクニックにも舌を巻きました。これだけ立派にオーケストラ・サウンドを響かせるオーケストラは、日本でもなかなかお目にかかれないかもしれません。
そうこうしてるうちに私の心の中にも私的な「無名名曲」があることに思い当たり、それらを立て続けに聞くことにしました。クルト・アッテルベリの「チェロ協奏曲」同)、ステンハンマルの「ピアノ協奏曲第1番」(→同)などを聞き進めながら、曲の価値を測る尺度には「有名」か「無名」かではなく、「いい曲」か「悪い曲」かしか無いのだな、ということを改めて実感した次第です。
慌ただしい師走の最中、仕事の合間に好んで聞いている音盤などをご紹介します。
以前当ブログで触れたスウェーデンのアカペラ・ヴォーカル・グループ「ザ・リアル・グループ」と北欧合唱界の重鎮、エリック・エリクソンとのコラボレーション・アルバム「スタムニング」ですが、先月日本盤(→amazon.co.jp)がリリースされました。解説文を音楽評論家の諸石幸生氏が担当しているというのは、クラシック音楽ファン向けの配慮でしょうか。
このアルバムに収められているアルヴェーン、ペッテション=ベリエル、ヴィカンデルらの合唱曲は、北欧の合唱団が好んで取り上げているものです。ザ・リアル・グループの5人による演奏は、大人数のコーラスと比べ迫力こそ欠けるものの、繊細かつ適切な音楽表現は好感を抱かせます。これこそエリクソンの指導の賜物ではないでしょうか。単なる「クロスオーバー・アルバム」として片付けることのできない佳作です。
アリーヌ・ヴァン・バレンツェン(Aline van Barentsen:1897-1981)はCDのブックレットによると「ジャック・ルヴィエ、シプリアン・カツァリスの師としてその名を知られている程度」とありますが、私はその事実すら知りませんでした。ともかく私は彼女の華麗かつ完璧なテクニックと、その奥に潜む「典雅」な音楽性に魅了されました。かつてこの世に、このようなベートーヴェンを演奏する人がいたこと、そしてそれがレコードに記録されていたことに感謝せねばならない。そう心の底から思える、そんなアルバムです(→@TOWER.JP)。
次にご紹介するのは、CDではありません。フィルハーモニア管弦楽団のサイト内にある音楽配信サービス「Philharmonia Orchestra Online Shop」にあったメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」のライヴ音源(mp3 320kbps:有料)です。ソリストはロシア出身の若手アリーナ・イブラギモヴァ、管弦楽の指揮はサー・チャールズ・マッケラスです。イブラギモヴァの瑞々しくて実に健康的なヴァイオリンの響きも素晴らしいですが、バックのオケも実に安定した演奏ぶりです。合奏部の分厚い低音から弦のピツィカート、そして木管のハーモニーに至るまで、全く以て手抜き無しです。さすがマッケラス、いい仕事してます。
最後はこの季節にふさわしく、クリスマス・アルバムです。フランスはヴェズレーにあるサント・マリー・マドレーヌ大聖堂(→Wikipedia)のパイプオルガンが奏でるノエルやクリスマス・キャロルを収録した「もうひとつのクリスマス」です。パイプオルガンを演奏するダミアン原田修道士は、聖チェチーリア音楽院でオルガンを学んだ後、日本でTV・ラジオ番組の音楽などを書いていましたが、1990年代にフランスに渡り、異国の地で修道士となられた方です。
原田修道士のオルガン演奏には、教会の窓から差す陽光のような暖かみを感じます。それが心にじんわりと染み渡ります。もしこれを実際にヴェズレーのお御堂で聞いたとしたら、確実に私は泣いてしまうでしょう。
このアルバムはアマゾンやタワレコでも扱っているようですが、私は女子パウロ会オンライン・ショップ「ショップ・パウリーネ」で入手しました。
独グラモフォンの音楽配信サービス「DG WEB SHOP」が昨日オープンし、私は実際にサイトから音楽ファイルを購入し、その操作性の高さと、DRMフリーの高音質ファイルを配信している点を「画期的」とブログに記しました。しかしひと寝入りした今日、冷静に考えてみると「画期的ではない」ところが一つ見つかりました。それは価格です。とりあえず「DG WEB SHOP」で取り扱っている新旧6タイトルの価格を、「HMV.co.jp」のと比較してみました。
今月28日よりサービスが開始された独グラモフォン直営の音楽配信サイト「DG WEB SHOP」を早速使ってみました。トップページにはDG一押しの新譜がズラリと並んでいるので、多くのクラヲタは「ベームのアルバムはどこかいな…」「バーンスタインは?」と悩むことでしょう。こんなときはページ右上にある検索窓で「Bohm」「Bernstein」など、好みのアーティスト名を入力してみましょう。別にウムラウトを無理に入れなくても、ちゃんと目当ての演奏家を探し当ててくれます。私はユーザー登録もそこそこに、早速シノーポリのマデルナ(←よりによって最初にダウンロードするのがソレかいな:笑)などを購入しました。「サービス開始初日だからもっと繋がりにくいかも…」と思っていたのですが、案外動作がスムーズでダウンロードも問題なく出来たので、正直拍子抜けしてしまったほどです。あと「ブックレットも欲しいな…」という方々はpdfファイル形式でブックレットも丸ごとダウンロードできます。タイトル数も、サービス立ち上げ間もない割りに豊富ですし、音質も320kbpsのmp3と音楽配信フォーマットとしては高音質です。
さらに特筆すべきは「DG WEB SHOP」で購入した音楽ファイルが「DRMフリー」であるということです。DRMについての細かい説明はWikipediaに任せるとして、要は「DRMフリー」とはCD-Rや携帯音楽プレーヤーへのデジタルコピーが「無制限」に出来る、ということです。「コピーできるのかな…」と妙なストレスを感じることもないわけで、このようなサービスが日本でも利用可能だというのは、実に画期的なことだと思います。
(11/29追記)…と昨日書いたのですが、ややネガティブな一面も見受けられるようですので、改めて別エントリで触れております。
(参照)
Broadband Watch. クラシックレーベル「ドイツ・グラモフォン」、DRMフリー楽曲を配信開始. (November 28, 2007)
ウェブラジオでシューラ・チェルカスキー(1911-95;写真)の弾くラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」を聴きました。1969年5月16日、ブルガリアはソフィアでのライヴです。当時ブルガリアは「鉄のカーテン」の向こう側だったわけで、そのせいか録音自体は冴えません(しかもモノラル)が、チェルカスキーのピアノは実に「冴えて」います。彼でしか成しえない、独特としか言いようのない節回しはもちろん随所で聴かれますし、晩年の彼に無い「重厚さ」が、当時60歳の彼の演奏にはあります。その「重厚さ」が、この大曲をより魅力的なものにしています。
今「amazon.com」を覗いたら、例のクレメンス・クラウス指揮「リング」バイロイト音楽祭ライヴの価格が「$126.42」になってました。しかし「$13.98」→「$126.42」て、10倍近い値上げですよ。すごい急騰ですね。もしかしてサブプライムローンの焦げ付きの影響ですか?(違)。
先月下旬から米amazonで開始されたmp3音楽ファイルのダウンロード販売ですが、mp3の価格はCDパッケージよりもかなり割安みたいです。中でも激安度ピカイチなのが、クレメンス・クラウスの「ニーベルングの指輪」バイロイト1953年ライヴ。HMVの通販だと14枚組CDセットを購入するのに6794円かかるのですが、米amazonのmp3なら13ドル98セントなんです。今日の為替レートで計算すると1620円です。「ラインの黄金」から「神々のたそがれ」まで全て揃えてこの値段です。これぞ「ザ・価格破壊」といいますか、メジャー音楽産業が炎のワルハラ城状態といいますか。とりあえず「ムムムッ!」と反応した私は、何のためらいもなくamazonのサイトで「1click」しました。しかし私の「リング」獲得への野心は、amazonによって無残にも打ち砕かれたのです。
「おかかです おかかの好きな おかかです」。こんばんは。最近ケラスのバッハ無伴奏(→amazon.jp/HMV)を購入後ずっと聴いていますが、何度聞いても飽きないというか、面白いですね。これほどまでにフランス舞曲的要素を前面に押し出した演奏は、これまでなかったのではないでしょうか。少なくとも私の記憶ではありません。ホントCDを流しながら踊りたくなるようなバッハ無伴奏の演奏なんですよ。かといって「軽薄さ」も感じないところが、なかなかいい「さじ加減」でよろしいのではないかと。
さてケラスの無伴奏をききながら、今日もYouTubeをさまよっていたところ、こんなのを見つけました。中国出身のピアニスト、ラン・ランが自宅(?)でプロコフィエフ「ピアノ協奏曲第3番」のフィナーレを演奏しているのですが、感興に乗ったラン・ランがつい興奮してしまい、ある行為に及んでしまいます。彼が何をしでかしたのか。とくと動画をご覧下さい↓
今日は忙しいのでコネタを幾つか挙げておきます。
●グレン・グールド80枚組ボックスセットもすごかったけど、私はブリリアントのロシア演奏家100枚組ボックスセットにも(約\17,000という価格も含めて)凄みを感じる。
●「ヴェルビエ音楽祭のライブ動画配信は今月末日まで」というネット上でのウワサ。まだアレ聞いてないよ!という方は早めにアクセスを。
●音楽配信といえば、ドゥダメル指揮エーテボリ響の「マラ5」が「スウェーデン放送」のウェブサイトで聞ける。このサイト内の「P2 Live klassiskt : Konsert med Göteborgs Symfoniker」と書かれてるところをクリックすれば良い。
●以前当ダイアリーでも紹介した、「世界一周ヴァイオリン街頭演奏の旅」で募金を募っているDavid Juritzさん(→公式サイト:音が出ます!)だが、彼がミラノの街角で演奏する様子がYouTubeでupされている(→その1、その2)。コメント欄によると、ー昨日は香港に滞在していたようだ。「9月には日本にやってくる」という話があったから、いよいよ来日間近か!?
●「レコード芸術」誌最新号(2007年9月号)に、「プレーステーション3のSACDサウンドがすごい」という記事が載っていると聞き、「こりゃ『かないまる』氏のパクリじゃ…」と心配して見てみたら、当の「かないまる」氏が写真付きで紹介されてたので驚愕、そして安堵。
昨日まで「真夏の夜のノクターン」というエントリを続けてまいりましたが、この時期に一番ぴったりの曲を見つけました。ベルリオーズの「夏の夜」です。すごいベタなチョイスですが(笑)、実は昨日、ウェブラジオでアンネ・ゾフィー・フォン・オッターが歌ってるのを聞いたんです。共演はマルク・ミンコフスキとルーヴル宮音楽隊でしたが、その演奏がなかなかクールで耳に心地よくて、それが一服の清涼剤になったというか、私の体感温度が若干下がったような気分になりました。この演奏は8/30(木)にNHK-FM「ベストオブクラシック」でオンエアされる予定です。ということは、残暑が厳しいときにもう一回聞くチャンスがあるわけです。
あと暑い夜に涼を取るなら、北欧の作曲家グリーグも良いかもしれません。実はヴァイオリニスト、ヘンニング・クラッゲルードが演奏するグリーグ「ヴァイオリンソナタ集」全3曲が、今ウェブで聴けるんです。スウェーデン・ラジオ「SRP2」のサイトの中にこんなところがありまして、そこの一番上から少しスクロールしていくと、「P2 Live klassiskt : Griegkonsert från Dokkhuset, Trondheim - fredag 3 augusti 2007 19:30」と書かれたところがあります。そこをクリックするとメディアプレーヤーが立ち上がり、この名手の演奏を聞くことができます。オンデマンド配信は30日限定ですので、聞けるのはおそらく来月2日ごろまででしょう。興味ある方はお早めにどうぞ。
今月5日に終了した「ヴェルビエ音楽祭」ですが、動画配信をまだやってますね。こないだTBS系「情熱大陸」が庄司紗矢香を特集したときにサワリだけ流れたシューマン「ピアノ五重奏曲」とショスタコーヴィチ「24の前奏曲」もあります(前者は7/25日分、後者は7/24日分)。でも私のパソコンで見ると、相も変わらずカクカクですけど。あと音楽祭でコンサートの模様がオンデマンドが聞けるところといえば「BBCプロムズ」がありますが、高音質ではない分、少々ものたりない気がします。
今日も棚の奥からゴソゴソとCDを取り出します…。
ノルウェーの作曲家、ハーラル・セーヴェルー(Harald Sigurd Johan Sæverud, 1897-1992)は地元で「グリーグの再来」と称えられる国民的巨匠です。9曲の交響曲、劇付随音楽「ペール・ギュント」などの管弦楽作品も遺していますが、私には「やさしい小品集」「シーリューステールからの歌と踊り」などのピアノ作品が、とりわけ魅力的に感じられます。どれも数分程度で終わる小品ですが、どの曲も旋律が美しく、しかも親しみやすくて、思わず曲に合わせて歌ってしまいそうになります。そして曲には独特のリズム感というか、ノルウェーの民族的要素がふんだんに感じられます。このあたりが「グリーグの再来」と評される所以なのでしょう。確かにこれらの愛すべき小品集を聞くと「20世紀の叙情小品集だな」と言いたくなります。
あぁ…。どうしてあんな試合を…。しかもFIFAブラッター会長の前で…。日本だけでなく、韓国の国家代表もあの体たらくだったし、レフェリーもアジアンクオリティでは…。ヘタしたらW杯のアジア枠が減らされるかも…。日本代表にとって今回のアジアカップは、あくまでもアジアカップの名を借りた「強化合宿」だったんだ…、と力づくで納得させようとしている自分がいます。
そんな私を誘ってくれるのが、最近すっかり一般にも定着した感のある「ニコニコ動画」(※)です。まだご存知でない方には、「ニコニコ動画はメイド・イン・ジャパンのYouTube」といえば分かりやすいかもしれません。ただYouTubeではコメント欄が動画の「下」に付くのに対し、ニコニコ動画はコメントが動画の「中」に付く、というのがユニークかつ面白いところであります。ほうき星の如く右から左へと流れていくツッコミの数々は、時として壮観であります。まあYouTube同様、オモロイ動画とヤバイ動画が満載なのですけど、YouTubeが米大統領選で存在感を増しつつあるなか、ニコニコ動画でも民主党の小沢一郎代表が登場し話題となるなど、そのポテンシャルが社会的に認知されつつあるように感じられます。
そんなニコニコ動画にupされるクラシック音楽関連の動画も、徐々に増えつつあるようです。その中から今日は、私の心の琴線に触れた動画をご紹介したいと思います。
今月20日より開始された「ヴェルビエ音楽祭」(→公式サイト)のライブ演奏の模様が、現在動画配信で見ることができます。こちらのサイトにアクセスすれば良いのですけど、私のネット接続環境が貧弱なためなのか、はたまたサーバにアクセスが殺到しているためなのか、ともかくファイルが途切れ途切れになったり、静止した状態で先に進まなくなってしまい、現状では鑑賞に堪えられる状態ではありません。もうちょっとスムーズに視聴できるようにして貰いたいですね。
(7/23追記)今アクセスしたら、会場からの生中継でクヴァストホフがシューベルトを歌っていました。この動画はコマ落ちもないですし、問題なく見ることが出来ます。生中継なら比較的オッケー、ということなのでしょうか。
丁度今クヴァストホフの出番が終了しました。このあとはラン・ランですか。と思ったらマイスキーも出てきたよ。ヴァイオリンの人もいるけど誰かな。公式サイトで確認…、Radoslaw Szulcさんですか。このトリオでメンデルスゾーンやってます。このあとにホーネック指揮で「モツ・レク」ですか。バーバラ・ボニー、アンネ・ゾフィー・フォン・オッター、そしてルネ・パペも出てきますね。ところで、「オペラキャスト」によると、ボニーて引退してたんですか。知らなんだ。
もうすでにネット界では有名ですが、ここでも改めて紹介しようと思います。素人さんが次々と特技を披露するイギリスのテレビ番組「Britain's Got Talent」(→公式サイト)に登場した一介のセールスマン、ポール・ポッツ(Paul Potts:36)氏の熱唱が、いま世界中で注目の的となっています。
「ポール、今日はなにを披露してくれるの?」と女性審査員に尋ねられ「オペラを歌います」と即答するポッツ氏。意外な返事にやや当惑しつつも、審査員たちはポッツ氏に「どうぞ」と歌うよう促します。そのあと南ウェールズから遠路はるばるやってきた携帯電話の営業マンが歌った「だれも寝てはならぬ」は、観客たちのスタンディング・オベーションと、審査員たちの「Absolutely Fantastic!」という賛辞で迎えられるのです。
先ずはYouTubeの動画で「ターンテーブルと管弦楽のための協奏曲」のサワリをお楽しみください。作曲したのはゲイブリエル・プロコフィエフ(Gabriel Prokofiev)、演奏はヘリテイジ・オーケストラ(→公式サイト)とDJ Yodaです。
なんか作曲家の名前が気になりますけど、ゲイブリエルの曽祖父は、なんとアノ、7つの交響曲と5つのピアノ協奏曲を始め、数々の作品で知られるセルゲイ・プロコフィエフなのです(本当です)。ゲイブリエルはこれまでも「バスクラリネット、ピアノ、弦楽三重奏とDJのためのダンス」なる作品を発表したり、クラブに出向いて自作を披露するなど、クラブ・カルチャーに強い関心を持っています。曽祖父セルゲイはかつてシチェドリンに作曲の極意を尋ねられて「