2009.11.26

本家ナント「ラ・フォル・ジュルネ」 ショパン(プラス1名)のイラストに腰砕け

 ここでは1ヶ月半ぶりのご無沙汰です。

 さて本家ナントの「ラ・フォル・ジュルネ」(La Folle Journée)公式サイトがいつの間にか2010年仕様になっていました、のはよいのですが…。

Folle Journée - Site Official

 ラフなスタイルで佇むショパン&ジョルジュ・サンドに腰が砕けました。ポーランド代表ユニを意識したと思しきTシャツに身を包んだショパン、そして隣の女性の胸あたりにプリントされた「George」の6文字…。去年のシューベルトの青いスニーカーも大概でしたが、2010年もやってくれましたね(苦笑)。

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2008.06.18

ふたたび「ウィーン国立歌劇場 vs EURO2008」について

 「オーストリアで開催されているサッカー欧州選手権のあおりで、ウィーン国立歌劇場の客の入りが悪くなっている」件ですが、このニュースを伝えるカナダCBCの記事に対し、読者が「こうすれば客が集まるんじゃないか」というアイデアをコメント欄に寄せています。

"Why didn't they commission a new opera on the life of Maradona?"
(どうしてマラドーナの生涯を描いた新作オペラを委嘱しなかったんだい?)

"On second thoughts, make that Paul Gascoigne - then we English fans would have had something to attend!"
(ポール・ガスコインをオペラにするという手もありだな。そうすればイングランドのサポーターが観に来てくれるよ!)

 うーん、どうなんでしょ。ちなみにスポーツ競技を取り上げたオペラといえば、長野五輪のアイスホッケー・チェコ代表の活躍を描いたオペラ「ナガノ」や、リレハンメル五輪でメダルを争ったナンシー・ケリガンとトーニャ・ハーディングを主人公にしたものがありますが、サッカーにまつわるオペラというのは聞いたことありませんね。

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ウィーン国立歌劇場 EURO2008のために興行成績悪化&公演中止

 今日付の朝日新聞(電子版)に、こんな記事を見つけました↓

サッカーには勝てず ウィーンの国立歌劇場公演中止 

2008年6月18日10時25分 【ウィーン=関本誠】

 ウィーン国立歌劇場は17日、サッカー欧州選手権の決勝がウィーンである29日のバレエ公演を中止すると発表した。サッカーファンとのトラブルを避けるためとしているが、同選手権が始まった今月上旬から同歌劇場の観客数がかなり落ち込んでいる。「音楽の都」もサッカーには勝てず、異例の中止に追い込まれた形だ。
 同歌劇場の昨シーズンのチケットの売れ行きは完売に近い平均98%。だが、今月16日の公演は今シーズン最低の71%を記録。この日はオーストリア対ドイツ戦があり、自宅でテレビ観戦する人も多かったようだ。ウィーンで準々決勝がある20日のオペラ公演の残り席は全体の4割を超す750席以上。他のほとんどの公演で数百枚単位でチケットが売れ残る異例の事態だ。
 ウィーン市は経済効果を期待し、中心部の同歌劇場近くに大型スクリーンで試合を生中継する会場を設置。混雑やトラブルを避けるため、試合がある夜に中心部への外出を控える人も多く、同歌劇場があおりを受けたようだ。

 同じニュースをAFPも報じているのですが、こちらでは「20日の『運命の力』の公演が71%しか売れてない」と書かれています。

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2007.11.10

セレッソ大阪と関西フィルがコラボ

 明日11/11(日)、サッカー・Jリーグ2部のセレッソ大阪関西フィルハーモニー管弦楽団によるコラボレーション・イベントが開催されます。一つは「キック!the music」。プレスリリースによると「本格的な楽器演奏の『音』に合わせてボールを動かす、スポーツと密接な関係にある『音楽』という分野をサッカーと融合させ、スポーツ選手として必要なリズム感であったり、瞬発力を養う機会をイベント内に盛り込んで実施致します」とありますが、具体的にはサッカーのコーチと一緒に音に合わせて鬼ごっこをしたり、実際に楽器に触ったり、といった「体験型」イベントのようですね。参加資格はU-8(8歳以下)。U-40のわたくしもちょっと参加してみたくなったのですが、応募は10月いっぱいで締め切られたようですね。残念。
 共同イベントはもう一つあります。「GET THE TICKET OF J1 11・11満員応援企画」(→J's Goal)の一環として、長居スタジアムに関西フィルの金管奏者たちと首席指揮者の藤岡幸夫がやってきて、試合前にセレッソの応援歌を一緒に演奏するそうです。これはなかなか粋なことをやってくれますね。敵ながらアッパレ(一応J1昇格をC大阪と争うライバル球団のサポなもので、このような物言いになるのですが)。個人的には藤岡さんでなく、芸達者のロビー先生に指揮して欲しいところです(笑)。

(関連記事)
関西フィルのプレスリリース

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2007.11.03

ピアニストからサッカー選手に転身し、引退後再びピアニストになったイスラエル人

 昨日付の「ニューヨーク・タイムズ」紙が、本日(11/3)カーネギー・ホールでリサイタルを開くエリシャ・アバス(35)を取り上げています(→参照)。この聞き慣れない名前のピアニスト、実はすごい経歴の持ち主なのです。

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2004.03.20

「サッカー批評」第22号

表紙が秀逸でないか。正式なタイトルは「日本サッカーの論点」となっているが、表紙にはハッキリと"Rhapsody in Blue"の文字が認められる。「ラプソディ」とはソナタやフーガと異なり自由奔放なスタイルの作曲様式を指す。「ラプソディ・イン・ブルー」といえばガーシュインによる名曲だが、あの冒頭のクラリネットの旋律が物語るように、「ブルー」とは「物憂げな」という意味で用いられている。自由を標榜する今の日本代表の憂鬱。これこそ今のA代表を物語るにふさわしい文句でないか。
サッカーと音楽の符合を見せた今号の「サッカー批評」の表紙をめくると、更なる音楽とスポーツの邂逅に出くわす。冒頭の市原のオシム監督とのインタビューで、現役時代彼が「グルババイツァ(当時の所属チームの本拠地)の(ヨハン・)シュトラウス」と謳われたことが明らかにされる。この渾名からフィールドでの彼の動きが舞踏会の円舞のごとき軌跡を描いていたであろうことは想像に難くないが、今の市原の選手たちの動きをみると、指導者となってからもピッチ上でかくの如く動くよう指示しているのではないかと邪推したくもなる。これとは別に小生は(こんな記事が出ちゃうとTVでオシム監督が映ると「皇帝円舞曲」がバックに流れるんだろうか)などと余計な事に思いを巡らせるのだが。その他にも読み応えのある記事が続くが、個人的にはp.74からのフロンターレの名前を地元へ浸透させるための取り組みについての記事に心惹かれた。あの熱狂のGゾーンの裏にはスタッフによる地道な努力、例えば企業色を薄めるために社名を変えたり、下からの声をどんどん吸い上げるなどの外からは見えない仕事の積み重ねがあったのかと感心した。最後の対談での後藤健生氏の名調子も面白く読めた。このように最初から最後まで読み応えある「サッカー批評」、次号から大幅に刷新するらしい。どんなふうに進化を遂げるか期待したい。

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