2004.04.10

彼らの声を聴こう

 今日は1号店はサーバー移転に伴う臨時休業なのでこちらで。
 イラクで起こった誘拐事件には、部外者ながら心を痛めている。銃を構える犯人と思しき数人の前でなすすべもなくへたり込むように座る3人の映像は衝撃的であった。彼らはそれぞれ目的は異なるものの、決して興味本位でイラク入りした訳ではなく、治安の悪化が伝えられる現地へは何らかの決意を以て向かったようだ。ところで彼ら3人に対し「あれは実は自作自演でないか」などという意見が出回るのは残念である。やや口汚くて恐縮であるが、日本にこんなに薄情者が多いとは思わなかった。日本であーでもない、こーでもないとウェブログに書き殴る人々(私を含む)より、向こう見ずかもしれないが身の危険を顧みず戦地に赴く者の方が1京倍エライ(ちなみに「京」は「兆」の1万倍)。ここで挙げるのが不適切なのを承知の上であえて紹介するが、太平洋戦争のとき日本軍の特殊潜航艇がシドニー湾に進撃し、その後艇内の日本海軍兵士が死亡したとき、その亡骸が引き揚げたオーストラリア軍司令官によって(彼らの勇気をたたえる目的で)日章旗に包まれて手厚く埋葬されたというエピソードを我々は忘れてはいけない。いかなる立場であっても戦地に身を置くこと、その勇気は認められて然るべきである。
 また彼らの家族が拘束された人々の身を案じる会見も開かれているが、彼らの主義主張が例え受容し難いものであっても、聴く者はそれに耳を傾け、彼らの痛みを感じるべきである。そこから感じるものが何かあるはずである。

| | Comments (0) | TrackBack (0)