2007.07.28

ラヤトン、そしてザ・リアル・グループ

 少し前、ネット界の大先輩であらせられる斉諧生様のサイトで、ラハティ交響楽団がアバを演奏していると知り、あわてて購入したのがこのCDでした↓

Rajaton_lahti_01

「Rajaton Sings Abba With Lahti Symphony Orchestra」(→amazon.deHMV@TOWER.JP)です。

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2006.09.17

YouTubeで見るクラシック(&あの指揮マネ青年の新着動画)

今日ココログの管理ページで当ダイアリーの「アクセス解析」を見ていたら、ロシアのピアニスト達のYouTube動画が結構アクセスを稼いでいたみたいです。というわけでアクセス向上を目指して動画リンク集の第二弾を(笑)

プロコフィエフ「ヴァイオリン協奏曲第1番」レーピンがヴァイオリン、指揮はスヴェトラーノフです。演奏の続きはここここにあります。

つぎはグレン・グールドバーンスタインの共演です。曲はバッハ「クラヴィーア協奏曲ニ短調~第1楽章」(抜粋)です。

グールドといえばこんな珍品もあります(笑)。

グールド作曲「フーガを書いてみたいな」です。しかもこれはなんとも珍しい、日本語バージョンです(笑)。

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2006.08.27

YouTubeで見る「ロシアピアニズム」

 先日発売された「エスクァイア」誌の9月号は、トレンド雑誌としては珍しくクラシック音楽を大特集したことで話題になりました。中でも「ロシアピアニズム」特集は、一時期私が旧ソ連のピアニストたちを好んで聴いていたこともあり、興味深く拝見いたしました。
 さてこれらのロシア人ピアニストたちの実際の演奏を知る方法としては、もちろんCDを購入するのが一番ですが、「とりあえず視聴を兼ねて軽く聴いてみたいな」という向きには…、やはり「YouTube」でしょうか(苦笑)。とりあえず気になった動画の幾つかにリンクしてみました。

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2005.05.31

NHK-FMのライブ放送からいくつか

 最近「モーストリークラシック」がExciteを離れ、産経新聞のサイトのコンテンツの一部になりましたが(→参照)、情報量がExcite時代より遙かに少なくなったのは残念です。何より重宝していたNHK-FMの番組表が無くなってしまったので、長くて4週間先の番組情報を知るには「モーストリークラシック」誌を買うしかないようです。これは既存メディアのネット軽視のあらわれ…、と声高に叫ぶことなく「坂本くん」は飼い慣らされた犬のように大人しくCD店のレジ横に積まれた同誌を購入する予定ですが(笑)。
 このように情報収集をし、実際にお目当ての放送の録音を無事済ませても、聴かずに放ってしまうのは日常茶飯事なのですが、そんな中でも実際に音を聴き心に留まった演奏家を幾つか列挙したいと思います。

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2005.05.29

【レビュー】バイバ・スクリデの無伴奏ソロアルバム

baiba_skride

1.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV1004
2.イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番ト短調Op27-1
3.バルトーク:無伴奏ヴァイオリンソナタ
演奏:バイバ・スクリデ(ヴァイオリン)

 「ゴロウ日記」で最新情報が逐一伝えられていた「エリザベート王妃国際音楽コンクール」ですが、きょう最終結果が発表され、ゴロウ氏が5つ星評価で「星72個」(笑)を与えたセルゲイ・ハチャトゥリアン氏が結局第1位となりました。ハチャトゥリアンといえばもう何度も来日していているので個人的には「あれっ、コンクールまだ出てるの?」という感覚でしたが、それにしても第1位とは素晴らしいですね。
 このコンクールは「ヴァイオリン→作曲→ピアノ→声楽」と4年毎に部門を変えて行うのが特徴なのですが、4年前の同コンクール、つまり前回のヴァイオリン部門で第1位を取ったのが、ここでご紹介するラトビア出身のバイバ・スクリデです。
 彼女の音色は刺々しさがなく滑らかで丸みを帯びていて、(実際女性だからそういうのではないのですが)女性的な「優しさ」があると思います。音の出し方も1音づつ丁寧で、濁った響きを伴うこともありません。音楽の造形も危なげないもので、全体的に優美な雰囲気でまとめられています。特にTrack 3(サラバンド)にそれを感じます。
 ただ曲目リストに並んだ3曲から私が期待するのは「ピンと張りつめた緊張感」をもった「激しい演奏」なので、そんな曲想とスクリデの個性とが合致していたのかというとやや頭の中で疑問符が浮かんでしまいます。ただ最近のヴァイオリニストからはなかなか聴くことのできない柔らかい音色をもっているので、そんな彼女の特徴が生きる曲(ブラームスとか、案外フランクも…)でまた聴いてみたいです。既にネーメ&パーヴォのヤルヴィ親子を始めとする有名アーティストとも共演しているので、これから露出の機会が増えてくるかもしれません。
(Sony Classical, SK 92938, SACD(2.0ch)/CD-DA Hybrid)

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2005.05.28

【レビュー】リーズ・ドゥ・ラ・サールのバッハとリスト

lise_de_salle002

1.バッハ:半音階的幻想曲とフーガBWV903
2.同(ブゾーニ編):コラール前奏曲「来たれ、異教徒の救い主よ」BWV659
3.同:トッカータニ長調BWV912
4.同(ブゾーニ編):コラール前奏曲「われ汝を呼ぶ、主イエス・キリストよ」BWV639
5.同(リスト編):前奏曲とフーガイ短調BWV543(S462-1)
6.リスト:水の上を歩く聖フランチェスコ S175-2
7.同:ペトラルカのソネット第104番 S161
8.同:悲しみのゴンドラ第1番 S200
9.同:メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋の踊り」 S514
演奏:リーズ・ドゥ・ラ・サール(ピアノ)

 デビュー・アルバムから約1年、個人的に待ちに待っていた第2弾CDはバッハとリストの作品集でした。一見大胆なカップリングですが、どちらも曲の性格を確実に捉えていて、音楽の表現力に長けた彼女の特徴が良く出た演奏となっています。

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2005.05.25

1000人チェロの話題を続けて

 5/21(土)は初めて奏者全員が会場に集合して練習を行いました。1000人全員が初めて一斉にフォルテで弾いたときに四方から感じた、これまで一度も経験したことのないような音圧は今でも忘れられません。私が「この響きを経験した10代や20代のアマチュアなら感動の余り『チェロを弾く仕事に就こう』と人生設計を考え直す人が出てくるかもしれないな」と思った位強烈なものでした。残念ながら私は人生を変えるには年を取りすぎたようですが(笑)。さてこの日はロストロポーヴィチ氏に加え大友直人氏からもご指導を受けたのですが、両氏の指揮者としての性格はかなり異なっていて、その好対照ぶりがなかなか面白かったです。

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「第3回1000人のチェロコンサート」に参加しました

 先日神戸で開催されたこのコンサート(公式サイト)、ミーハーな私は「ロストロポーヴィチ氏の指揮の下で演奏してみませんか?」という宣伝文句につられて思わず応募してしまった、というのが正直なところですが、楽しい思いと共に演奏会を終えることができました。このような機会を与えて下さった主催者の「国際チェロアンサンブル協会」の皆様にこの場を借りてお礼を申し上げます。

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2005.05.19

【レビュー】福永吉宏&小林道夫のバッハ:フルートソナタ集

Bach_flutesonatas

<CD1>
1.バッハ:フルートとオブリガートチェンバロのためのソナタロ短調BWV1030
2.同:同イ短調BWV1032
3.同:同変ホ長調BWV1031
4.同:同ト短調BWV1020
<CD2>
5.同:フルートと通奏低音のためのソナタホ短調BWV1034
6.同:同ホ長調BWV1035
7.同:無伴奏フルートのためのパルティータBWV1013
8.同:フルートと通奏低音のためのソナタハ長調BWV1033
(演奏)
福永吉宏(フルート)小林道夫(チェンバロ;1-6,8)

 京都を中心とする関西で演奏活躍を行い、更に教育者として後進の指導にあたっておられる福永吉宏によるバッハのCD。演奏は何度聴いても飽きない素晴らしい内容となっています。
 福永さんのフルート演奏を聴いていると「軽み」という言葉が頭に浮かんできました。「軽み」という言葉は元々俳諧で使われる用語で、本来「何気ない日常描写の中から人生の深みを表現すること」などという意味で使われるらしいのですが、福永さんの何の作為を感じない自然な音、そして奇を衒ったところのない解釈からは、なにがしかの「意味」というか存在感を感じるのです。言い換えると、「過剰」な表現がなくても、バッハの音楽自体を十二分に堪能することができる、という点がこの演奏の素晴らしい点だと思います。
 福永さんは曲によってフルートを2種類(木製と銀製)使い分けています。基本的には音調の変化はないものの、銀製の方がやや響きに力強さがあります。その一方で木製の「温かい」音調も良いものです。
 総じてナチュラルな風合いの解釈の演奏は、何度聞いても聴き疲れすることのない好ましいもので、録音も十分良いものです。そして最近は「疑作」扱いでヨハン・セバスチャンの作品集のCDからは省かれることもある「BWV1031」も収録されていて、名作の「BWV1032」と有名曲の「シチリアーナ」が1枚のCDで楽しめます。
(ワオンレコード,WAONCD 020/01)
(追記)この商品はワオンレコードの公式サイトから直接購入できるようです。

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2005.05.18

「クラシックジャーナル」誌を読む

 バッハの「無伴奏チェロ組曲」のCDの集中レビューがあるというので「クラシックジャーナル」誌の最新号を購入して読んでみましたが、その記事以外がなかなか充実した内容だったので感想を述べてみたいと思います。

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