クラシック音楽の放送枠に囚われすぎるNHK
明日(8/28)、日本のNHK-FMが「BBCプロムス2009」からマッケラス指揮BBCフィルハーモニックの演奏会(Prom 12)をオンエアします。先月のロンドンでのライヴが早速楽しめるのは良いのですが、個人的にどうにも解せないのは、メインのホルスト「惑星」が全曲放送されないという点です。
たしかにこの日のコンサートは、エルガー「コケイン」とディーリアス「山の上の歌」と合わせて100分以上かかるので、平日夜の音楽番組「ベストオブクラシック」の放送枠に収まらないのは事実です。しかしわざわざ惑星の「金星」(平和をもたらす者)1曲だけをカットしなくても、という思いは残ります。
私はマッケラスの「惑星」を「ABC Classic FM」のウェブラジオを通じて今週月曜日に聞きました。PC録音したので「金星」の演奏時間を測定してみたら、8分20秒でした。これを流すために10分放送時間を延長するなりして、時間を工面すれば済む話だと思うのですが。それがダメなら4時間のクラシック音楽ライヴ放送枠がある日曜日に回すのもテですし、1日で一気にオンエアしなくても2日間に分けても良いような気もします。何よりネットでは全曲聞けるのにFM放送だと一部カットというのは、インターネット接続環境の無い音楽ファンにとって「不公平感」が残るのではないでしょうか。
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