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2009.08.30

イシュトヴァン・ケルテスをウェブラジオで聞く

 ハンガリーのクラシック音楽専門チャンネル「バルトーク・ラジオ」(Bartók Rádió)は、オンエアした番組を1週間オンデマンド配信してくれるので、いつも重宝しています(バイロイト音楽祭のときは特に)。で現在ネット配信している放送のなかに、イシュトヴァン・ケルテス(1929-73)が指揮したハンガリー放送響のライブ録音があって、これが実にいいので紹介したいと思います。

 ケルテス&ハンガリー放送響のライヴはこちらで聞けます
その1その2その3

(※)おそらく9/3(木)までの期間限定です。

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2009.08.27

クラシック音楽の放送枠に囚われすぎるNHK

 明日(8/28)、日本のNHK-FMが「BBCプロムス2009」からマッケラス指揮BBCフィルハーモニックの演奏会(Prom 12)をオンエアします。先月のロンドンでのライヴが早速楽しめるのは良いのですが、個人的にどうにも解せないのは、メインのホルスト「惑星」が全曲放送されないという点です。

 たしかにこの日のコンサートは、エルガー「コケイン」とディーリアス「山の上の歌」と合わせて100分以上かかるので、平日夜の音楽番組「ベストオブクラシック」の放送枠に収まらないのは事実です。しかしわざわざ惑星の「金星」(平和をもたらす者)1曲だけをカットしなくても、という思いは残ります。

 私はマッケラスの「惑星」を「ABC Classic FM」のウェブラジオを通じて今週月曜日に聞きました。PC録音したので「金星」の演奏時間を測定してみたら、8分20秒でした。これを流すために10分放送時間を延長するなりして、時間を工面すれば済む話だと思うのですが。それがダメなら4時間のクラシック音楽ライヴ放送枠がある日曜日に回すのもテですし、1日で一気にオンエアしなくても2日間に分けても良いような気もします。何よりネットでは全曲聞けるのにFM放送だと一部カットというのは、インターネット接続環境の無い音楽ファンにとって「不公平感」が残るのではないでしょうか。

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2009.08.26

日本共産党・志位和夫委員長のクラシック音楽、特にショスタコーヴィチへの傾倒ぶりがハンパない件

 もうすぐ衆議院選挙の投票日ということで、どこに投票するか決めている方、そうでない方、いろいろおられるかと思います。そんな選挙行動にどれだけ影響を与えるかどうかはわからないけど音楽ファン、特に「DSCH」の4文字に目のない方にとって気になるコネタを。

 日本共産党中央委員会幹部会委員長を務める志位和夫氏がクラシック音楽ファンであることは、ウィキペディア日本語版でも記されるほどですのでご存じの方もおられるかと思いますが、彼が9年前に今は亡き音楽情報誌「グラモフィン・ジャパン」の取材に応じ、クラシック音楽、とくにショスタコーヴィチへの思いを熱く語ったことがありました。今日はその中身から気になる箇所をご紹介していきましょう。

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2009.08.21

ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンのベートーヴェンがオンデマンド配信で聞けます(Update)

 昨日お伝えしたヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮オランダ放送フィルによるベートーヴェン交響曲全曲演奏会ですが、「オンデマンドで聞けないかなぁ」と思ってネットをうろうろしていたら…、見つけちゃいました(笑)。下記のバナーをクリックすると、8月20日深夜(日本時間)に「Netherlands Radio 4」でオンエアされたライブ中継が聞けると思います。

 16分30秒過ぎあたりからが「交響曲第2番」、1時間17分過ぎあたりで「交響曲第3番・英雄」が始まります。

 こんな調子で、これからオンエアされるライヴもオンデマンドで聞けるみたいです。

(8/24追記)23日に行われたツィクルス2回目のライヴもネット上にupされています。下のバナーをクリックすればwmaファイルが開きます。

 「交響曲第1番」は16分ごろから、「第4番」は47分45秒ごろから、そして「第5番」は1時間47分55秒ごろからです。

(8/24再び追記)さっきツィクルス第2回を聞き終えました。全般的には「フツーに良い演奏」だと思いますが、「第5番」のフィナーレに突入してからの急加速にはあっけにとられました。

(8/28追記)ツィクルス第3回、「交響曲第6番・田園」「同第7番」もネットにupされました。

 今日現在、ツィクルス第1回(第2番&「英雄」)もまだ聞けるみたいです。

(9/1追記)ツィクルス第4回、「交響曲第8番」「同第9番・合唱付」がネットにupされました。

 今のところ、ベートーヴェンの交響曲全9曲がオンデマンドで聴けます。

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2009.08.20

ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンのベートーヴェン・ツィクルス 「Netherlands Radio 4」で生中継

 こんばんは、おかかです。最近はTwitter界隈をうろつくことが多くて、ブログのほうはご無沙汰しておりました。ということでしばらくぶりの更新となります。

 最近「レコード芸術」誌を眺めて驚かされるのは、指揮者ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンの評価がやたら高いんですよね。彼の録音は「特選盤」の常連(最近だと「プルチネルラ」)ですし、去年「春の祭典」はレコード・アカデミー賞を獲得しましたし。

 そんな「レコ芸」イチオシ指揮者のヤープ・ヴァン・ズヴェーデンですが、今月はオランダでベートーヴェン・ツィクルスに挑みます。今日(8/20:現地時間)から4回に分けてアムステルダム・コンセルトヘボウ大ホールで、オランダ放送フィル相手に交響曲全9曲を演奏するのですが、地元局「Netherlands Radio 4」がコンサートの模様を生中継してくれます。ちょっとこれは気になります。

8/21 (Fri) 3:02-6:02 (現地時間 20:02-23:02/CEST) Netherlands Radio 4 (wma)
 ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮オランダ放送フィルのベートーヴェン交響曲全集(その1)
 交響曲第2番、同第3番「英雄」

8/24 (Mon) 3:02-6:02 (現地時間 20:02-23:02/CEST) Netherlands Radio 4 (wma)
 ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮オランダ放送フィルのベートーヴェン交響曲全集(その2)
 交響曲第1番、同第4番、同第5番

8/28 (Fri) 3:02-6:02 (現地時間 20:02-23:02/CEST) Netherlands Radio 4 (wma)
 ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮オランダ放送フィルのベートーヴェン交響曲全集(その3)
 交響曲第6番「田園」、同第7番

9/1 (Tue) 3:02-6:02 (現地時間 20:02-23:02/CEST) Netherlands Radio 4 (wma)
 ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮オランダ放送フィルのベートーヴェン交響曲全集(その4)
 交響曲第8番、同第9番「合唱付」
 演奏:レティツィア・シェレール(ソプラノ)マリア・レドネル(アルト)トビー・スペンサー(テノール)アイン・アンガー(バス)オランダ放送合唱団
 (以上すべてアムステルダム・コンセルトヘボウ大ホールから生中継)

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2009.08.10

シェーンベルクを弾く猫たち

 最近はやりの「Twitter」でウィグモア・ホールの中の人が「YouTubeで猫がシェーンベルクの3つのピアノ曲(作品11)を弾いているよ」とつぶやいたのを見て「ほほう。ピアノを弾く猫のための協奏曲が最近できたばかりだというのに、いきなり新ウィーン楽派ですかぁ。猫ピアノ界の進歩は早いなぁ」と感心するとともに、早速動画を拝見。

(管理人註)これは第1曲。残りのリンク先はこちら(→第2曲第3曲)。

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2009.08.07

あの素晴らしい間奏曲をもう一度

 今月4日、オランジュ古代劇場で行われた「カヴァレリア・ルスティカーナ」から「間奏曲」です。ジョルジュ・プレートル指揮フランス国立管弦楽団による演奏です。

 公演全体は時折吹く強風に気を取られたのか(上記動画でもマエストロの髪がすごくなびいてます)、やや集中力を欠いたところがありましたが、この間奏曲に関しては何も言うことはありません。熱気を帯びたブラヴォーも頷けます。

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2009.08.03

モーツァルトの新発見作品 モーツァルテウム財団のサイトで試聴できます

 先日報じられたモーツァルトの新発見楽譜の件ですが、昨日記者発表があったんですね。で「何かないかな」とモーツァルテウム財団の公式サイトにアクセスしたら、新発見曲2曲が聴けるようになってました。楽譜のファクシミリもZipファイルをダウンロードすることで、見ることができます。

Internationale Stiftung Mozarteum - Zwei neue Mozart-Werke entdeckt

 「タイムズ」紙によると、発見されたのは4分ほどの長さを持つコンチェルトと、演奏時間1分の前奏曲の2曲。作曲時期は8歳ごろと推定され、楽譜は姉ナンネルが使っていたノートブックから見つかった、とのことです。

(追記)朝日新聞でも記事が出ました。楽譜の筆跡はモーツァルト本人のものではなく、父レオポルドのものだとのことです。「技術的に未熟な点があるため、レオポルド作曲とは考えにくい」「レオポルトが息子アマデウスの演奏を聴いて楽譜に書き写したのでは」というのが、モーツァルテウム財団の見解のようです。

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2009.08.02

武生国際音楽祭 もうすぐ開幕

 わたしが毎年足を運んでいる「武生国際音楽祭」が、もうすぐ始まります。公式サイトのほうで概要が発表されています。

武生国際音楽祭 - プログラム / 概要

 今年は8月18日(火)から25日(火)までの8日間ということで、去年よりも早くなりましたね。アカデミーに参加する学生さんへの配慮でしょうか。
 
 「今年も行こうかな」と思いながらプログラムを眺めていると、目に留まったのがオープニングコンサート(18日)で披露される武満徹編曲の「インターナショナル」。こんなのがあったんですね。

(関連記事)
武生国際音楽祭2007 開幕
武生国際音楽祭2008に行ってきました

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「大阪クラシック」 今年は全部で100公演

 今年で4回目となる「大阪クラシック」の概要が発表されましたが、公演数がぐっと増えて100の大台に到達。前年比で「約50%増」ということになります。日程やチケット販売などの情報は、大阪市の公式サイトに出ています。

大阪市 - 報道発表資料 大植英次プロデュース「大阪クラシック~御堂筋にあふれる音楽~」詳細が決まりました

 大阪フィルのサイトでも、公演の詳細や出演者などが紹介されています。

大阪フィルハーモニー交響楽団 - 「大阪クラシック」今年は100公演!

 また、「大阪クラシック非公式情報サイト」なるものもあります。いち早く情報をゲットするのに役立ちそうです。

大阪クラシック”非公式”情報サイト
 
 チケット発売開始が8/4(火)午前10時ということは、もうすぐですね。興味ある方は急いでチェックされてはいかがでしょうか。

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2009.08.01

ラ・ロック・ダンテロン音楽祭 8/3深夜からFrance Musiqueで連日オンエア

 こんにちは、おかかです。本当にジメジメとした、うっとうしい天気が続いていますが皆様お元気でしょうか。大雨の被災者の方々には心よりお見舞い申し上げます。

 しかし夏のネットラジオは音楽祭だらけですね。BBCプロムスとバイロイト音楽祭はもうお馴染みですが、オランダ国営放送で聞けるコンセルトヘボウのZomerkonzerten、France Musiqueで放送していたモンペリエ音楽祭も、演奏水準が高くて楽しめました。前者ではジャン=クロード・カサドシュ指揮リール国立管が素晴らしかったですね。精緻でかつ音楽的という、彼らの「火の鳥」は奇跡的な演奏でしたね、後者では以前触れたキーシン/マルコヴィチ/クニャーゼフの三重奏も勿論良かったですし、一昨日の放送でマンフレート・グルリット作曲「3つの政治的な演説」が聞けたのが嬉しかったです。この「日本クラシック界の大恩人」といえる音楽家に目を向けたEnrico Delamboyeという指揮者には、ちょっと注目してみたいなと思いました。

 さて来週月曜からはピアノのための音楽祭「ラ・ロック・ダンテロン音楽祭」が、France Musiqueで連日オンエアです。ラ・ロック・ダンテロンといえばルネ・マルタンが芸術監督を務めているということで、「ラ・フォル・ジュルネ」でもお馴染みの顔ぶれが並んでいます。そんな中、アリス=紗良・オット&モナ=飛鳥・オットの姉妹(8/3:現地時間)、アルド・チッコリーニ(8/10:同)、広瀬悦子(8/12:同)、アルゲリッチ&フレイレ(8/13:同)らの登場が、個人的には注目されるところ。

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