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2009.06.24

ニューヨーク・フィルの過去167年間のプログラムがすぐわかる新サービス

 「ニューヨーク・タイムズ」紙が、ニューヨーク・フィルのサイト内で新サービス「Performance History Search」が始まった、と報じています。

New York Philharmonic - Performance History Search

 1842年12月に行われた最初の演奏会から現代に至るまで、NYフィルのすべてのコンサートの期日、プログラムや指揮者、ソリストなどのデータを閲覧することができます。たとえば「Search Artist」の検索窓から「Tchaikovsky」と入力すれば、カーネギー・ホールのこけら落とし公演(1891年5月5日)のプログラムを見ることができます。また「Search Composer/Works」の検索窓に「From The New World」と入れてクリックすると、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」が世界初演されたとき(1893年12月15日)の指揮者が、ワーグナーとも親交のあったアントン・ザイドルだったことがわかります。

 「Search Composer/Works」のほうでなく「Search Artist」のほうに「Mahler」と入力し検索すると、指揮者・マーラーのNYでの活躍ぶりをしのぶことができます。彼のNYでの生前最後のコンサート(1911年2月21日)ではメンデルスゾーン「交響曲第4番・イタリア」のあと休憩を挟んでマルトゥッチのピアノ協奏曲第2番という、なんともレアな曲を取り上げていました。

 「Search Program」の検索窓を使うと、シーズン毎のプログラムをざっと見ることもできます。試しに1942-43年のシーズンを眺めると指揮者陣がとにかく豪華!ワルター、トスカニーニ、セル、ライナー、バルビローリ、ロジンスキにミトロプーロス…。共演ソリストもラフマニノフ、ホフマン、シュナーベル、ルービンシュタイン、カサドシュ、ゼルキン、クライスラー、シゲティ、ピアティゴルスキー…。こんな国と戦争してたんですね日本は。

 日本つながりでいえば小澤征爾(60年代に結構頻回に共演しています)だけでなく、秋山和慶(1976年1月)、大植英次(1996年7月)らがNYフィルの指揮台に上ったことがわかります。大野和士や佐渡裕は、まだ共演歴がないみたいです。

 あと日本つながりでもうひとつ、「Location」の検索窓を使えば、これまでの来日公演の曲目もわかります。1974年9月5日、NHKホールでNYフィルはブーレーズの指揮でベートーヴェンの「交響曲第2番」を演奏してるんですね。このとき会場にいた人の感想を聞いてみたいものです。

 読者のみなさまも、贔屓のアーティストの名前を入力して検索してみると、いろいろと楽しめるかもしれませんよ。

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