« KUSC ロサンゼルス・フィル 2008/09シーズンの放送予定 | Main | もうすぐ「プラハの春」音楽祭2009 »

2009.04.25

シュムスキーのクライスラーに癒されて

Shumsky_kreisler  オスカー・シュムスキーが1980年代に立て続けに録音したクライスラーのヴァイオリン曲集が、先日4枚組CD-BOXという形で再発されました(→amazon.co.uk)。英「グラモフォン」誌の最新号(2009年5月号)でRob Cowan氏が取り上げていたのを見て、わたしは即座に購入を決断、そしてアマゾンのボタンをクリック。自宅に届けられてからはもうずっと聞いてます。

 この演奏を初めて聞いたのは、もう15年くらい昔になるでしょうか。その頃はLP(アナログ盤のことです)を意識的に収集していた時期で、シュムスキーのクライスラーは1枚1000円代前半と比較的安価で店頭に並んでいたこともあり、本当に何気なく購入したのです。で家に持ち帰り針を下ろしたら、眼前に現れたシュムスキーのヴァイオリンは私にそっと耳打ちするかのような、優しい語り口でした。そして、その優しさが私の心にスッと入って来ました。私事になりますが、ちょうどその頃私は大失恋をいたしまして(笑)結構しんどい時期だったのですが、傷心気味だった当時の私にはシュムスキーの演奏は実にしっくりと来るものでした。もうほとんど毎日のようにクライスラーのレコードを取っ替えひっかえして聞いていましたね。本当にこの時期は、彼の音楽に助けてもらったような気がします。

 時は過ぎ、わたしは気だけは若いオジサンになりました(笑)。色々と思い通りに行かず、腹を立てたり落ち込んだりしていますが、そんな私は今もなお、シュムスキーの音楽に慰められています。どうやら私は、まだまだ音楽に助けてもらう必要がありそうです(笑)。

 このCD-BOXに収録された曲はどれもいいのですが、特にコレ!といえるものはドヴォルザークの編曲もの。今や「ユモレスク」をこんなにゆったりと心地よく演奏することのできる奏者は、この世にいないでしょう。あと個人的に好きなのは「コレルリの主題による変奏曲」。端正な中に温かみのある音楽表現がすばらしいです。

|

« KUSC ロサンゼルス・フィル 2008/09シーズンの放送予定 | Main | もうすぐ「プラハの春」音楽祭2009 »

Comments

drrobさまこんばんは。

>かつてASVから出ていたバルサムとのモーツァルトのソナタ集とかまたでませんかね.

今回リリースされたクライスラーが売れたら、再発されるかもしれませんね。

そういえば、上記エントリーで触れたクライスラーのアナログ盤も、「ASV」から発売されてたものでした。

Posted by: おかか1968 | 2009.04.27 18:12

おおシュムスキーいいですね.
かつてASVから出ていたバルサムとのモーツァルトのソナタ集とかまたでませんかね.

Posted by: drrob | 2009.04.27 10:46

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference シュムスキーのクライスラーに癒されて:

« KUSC ロサンゼルス・フィル 2008/09シーズンの放送予定 | Main | もうすぐ「プラハの春」音楽祭2009 »