40台のスピーカーでタリス「40声のモテット」を流す、というアート作品
トーマス・タリスの「40声のモテット・汝のほかにわれ望みなし」(Spem in alium)を一声部づつ個別に録音し、それを40台のスピーカーで流すというアート作品があることを「POLAR BEAR BLOG」で知りました。スピーカーからは一声部しか音声が流れないので、家でSPを通じて聞くのとは異なり、リアルに「40声」を感じることができるみたいです。
作者はカナダ出身のアーティスト、ジャネット・カーディフ(1957年生まれ)。Wikipediaにも写真付きで紹介されているので、この作品は彼女の代表作なのでしょう。
YouTubeにあるカーディフ「40声のモテット」の動画をご覧下さい。
この「40声のモテット」、現在銀座のメゾンエルメス8Fで開催中の展覧会「ジャネット・カーディフ & ジョージ・ビュレス・ミラー展」で、実際に体験することができます。展示は5月17日まで、ということですから私も「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」の合間に行ってみようかな、と思いました。
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Comments
ひえのやま様こんばんは。私は400台以上のスピーカーのための作品「ポエム・エレクトロニク」を書いたヴァレーズのことを思い出しておりました。
ともあれ上京時には足を運んでみたいと思います。
Posted by: おかか1968 | 2009.04.20 20:13
こんばんは。
ネーヴェルも真っ青ですね(笑)
これは良い催し物を教えていただきました。
会期中に出かけてみようと思います。
Posted by: ひえのやま | 2009.04.19 23:13