「ショスタコーヴィチの未完オペラを発見」とカナダのメディアが報じる
先日カナダのフランス語紙「ル・ドゥヴォワール」が、「ショスタコーヴィチの未完のオペラがモスクワで発見された」と報じました。
▼Le Devoir - Musique classique - Un inédit de Chostakovitch est redécouvert. (21 Mars, 2009)
私はフランス語が読めないので、とりあえず「グーグル翻訳」にかけてみました。 それによると今回発見されたオペラ「Orango」は、発見時の状況(1930年代の作品「ボルト」「ハムレット」のスケッチに混じって発見された)から1932年ごろの作品と推定され、台本はアレクセイ・トルストイとAlexander Starchakovの共同執筆。あらすじは、ソビエト連邦の科学の粋を集めて開発された半猿半人の生き物「Orango」(イタリア語で「オランウータン」という意味)が、人々の注目と西側諸国の羨望を一身に集めながら国家の中枢にまでのし上がっていくという、よくわかんないけど何だか笑ってしまうものです。
「Orango」のスケッチを発見した英国の音楽学者Gerard McBurney氏は、現在演奏可能な形にオーケストレーションを施す作業にとりかかっていて、今年中頃には作業を終える予定だということです。第1幕だけで45分の長さを持つというこのオペラ、とりあえず続報を待ちたいと思います。
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