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2009.03.24

摩訶不思議なメカニズムの創作楽器たち

Guitar_bot

 クラシック音楽界では古楽器を使用した演奏がずいぶんと一般的になりましたが、それとは逆に新しい音、新しい表現を求めて楽器を自ら創作する人たちもいます。ここでは「何だかよく分かんないけど、ナンか音が出てる…」的な創作楽器の数々をご紹介します。

 まず、最近開催された創作楽器のコンクール「Guthman Musical Instrument Competition」で第1位を獲得した、Jaime Oliver氏制作の「Silent Drum」。

 「WIRED」の紹介だと「影絵のようだ」などと書かれていますが、私が奏者の手の動きから連想するのは、何と言ってもテルミン。ピッチのある音でなく「ノイズを発するテルミン」といったところでしょうか。手の動きをビデオカメラでキャプチャーし、その情報をパソコンにインストールされたソフトウェア「MAX」に通してサウンド化しているようです。「MAX」といえばIRCAMが開発した有名なソフトで、現代音楽系の音楽雑誌などでよく見かけたりしますが、こうやって実際に使われた例を動画で見るとわかりやすいですね。

 次はEric Singer氏の考案した「GuitarBot」。とりあえず動画でこのユニークさ加減をお楽しみください。

 どういうメカニズムで楽器を駆動させているのか、「WIRED」の説明だけではいまいちわからないのですが、上下動するフレットとスクリューのようなピックが生み出すユニークなサウンドは、ちょっと病みつきになりそうです。

 最後に岩井俊雄氏とヤマハの共同開発による「TENORI-ON」。これは既に市販もされていて(¥121,000)、ビョークやコーネリアスらも使用しているということです(参照)。

 「16x16個のLEDボタンを使って、音楽の知識がなくても視覚的・直感的に作曲/演奏をすることができる、まったく新しいコンセプトの電子楽器」ということですが、ビジュアル的にもなかなか魅力的ですね。この「TENORI-ON」、「第12回文化庁メディア芸術祭」エンターテインメント部門で大賞を受賞しています。

 ユニークな創作楽器をもっと見たい!という方は、以下のサイトをご覧下さい↓
WIRED - New Musical Instruments Battle for $10K in Prizes
TIEM - Taxonomy of Realtime Interfaces for Electronic Music Performance

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Comments

marukoさまこんにちは。喜んで頂けて嬉しいです。

「こんなものもありますよ」ということで、こちらもよろしければご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/okaka_1968/20050712#p1
ギター演奏機です。

Posted by: おかか1968 | 2009.04.05 at 07:31

創作楽器コンクールなんて言うものがあるなんて知りませんでした!!!
「Silent Drum」の演奏シーンは、まさにテルミンを思わせますが、音程だけでなく、なんだか様々な音が出て不思議です。
「GuitarBot」は、その無機質な感じが
無性に惹かれます。存在そのものがアートだ!
「TENORI-ON」は、発売前に触る機会に恵まれました。病みつきになりそうでしたが、値段を見て、まだ購入する勇気が出ません。でも、是非多くの人に触って楽しんでもらいたいなあ。それには、早く手ごろな値段になってほしいものです。
興味深い情報、ありがとうございました。今後も期待しています。

Posted by: maruko | 2009.04.04 at 22:34

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