パリ・オペラ座でステージ衣装の即売会
今月15日と16日の2日間、パリ・オペラ座の舞台で使用され不要となった衣装の即売会が開かれました。会場のガルニエ宮のグランド・ホワイエに並べられた数千点の衣装を目当てに、多くの人が詰めかけました。
地元ではこのセールの人気は相当なものだったようで、会場入りに必要なチケット(8ユーロ)はソールドアウト、しかも「入場制限時間90分」という「入れ替え制」を敷くほどでした。そして会場を訪れたファンの中には、その90分間で17,000ユーロも使ったという「猛者」もいたそうです。
今回売りに出されたのは、「戦争と平和」「ファウスト」「マノン・レスコー」「ドン・ジョヴァンニ」「ドン・キショット」などのプロダクションで使用された衣装でしたが、個人的にはニュース映像に出てた「こうもり」(ヨハン・シュトラウス)の衣装が気になりました。アレを着て忘年会の宴会芸をやったらバカウケするかドン引きされるか、果たしてどっちだろう(笑)。
ところでこの即売会、一般人を対象にしたセールの前に、オペラ座スタッフや特別会員だけが入場できるプライベートセールがあったそうです。同歌劇場オケでヴァイオリン奏者を務める大島莉紗さんも入場券を事前に確保していたとのことですが、当日うっかりチケットを置き忘れてしまったため、結局会場に入ることが出来なかったそうです。
(関連動画)
↑セール当日の会場の模様を収めたと思われるYouTube動画。
(参照)
青空列車ヨーロッパ行き - オペラ座の舞台衣装即売会(November 16, 2008)
Ionarts. Opera Costume Sale at the Garnier.(November 19, 2008)
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