ナント「ラ・フォル・ジュルネ2009」 ブルーノ・マントヴァーニとユリ・ケインに作品を委嘱
いつのまにかナント「ラ・フォル・ジュルネ」公式サイトが更新されていまして、来年1月末に開催される音楽祭の情報がポツポツと明らかになっております。今月17日に行われた記者会見の内容もupされています。これを見ると…、て私フランス語読めませんのでGoogle先生の助けを借りて英語にして、がんばって読んでみました。
すでに発表されているように、2009年のナント(及び東京)の「熱狂の日」音楽祭のテーマ作曲家はバッハなわけですが、記者会見では大バッハだけでなく、彼に影響を与えたブクステフーデ(ca.1637-1707)やシュッツ(1585-1672)、さらにはプレトリウス(1571-1621)、ヴェックマン(ca.1616-1674)、ゲオルク・ベーム(1661-1733)、ブルーンズ(1665-1697)、フローベルガー(1616-1667)ら、17世紀から18世紀にかけて活躍したドイツの作曲家も取り上げるそうです。どうやら今度のナントは、バロック期のドイツ音楽史をざっと振り返る音楽祭になりそうです。
去年同様、テーマ作曲家に因んだ新作の発表もあります。今年は(これまた去年に続き)フランスの作曲家、ブルーノ・マントヴァーニに新曲を委嘱するとともに、ジャズ・ピアニストのユリ・ケインに「ゴルトベルク変奏曲」のアレンジを依頼しているそうです。後者はすでに「ゴルトベルク」のCDを出していますが、ニュースリリースを読むと新たに編曲を依頼したように書かれています。果たしてどのような曲調になるのでしょう。東京でも取り上げられるかも含めて注目です。
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