11/10以降7日間に海外ウェブラジオで聞けるライヴ演奏
▼おかか since 1968 - 11/10以降7日間に海外ウェブラジオで聞けるクラシック音楽ライブ
先週は「コレ!」というライヴを絞りきれず散漫になったような気がするので、今週は厳選しますね。
この週一番の目玉は、内田光子らによるメシアン「世の終わりのための四重奏曲」でしょうか。今年はメシアンのアニヴァーサリーということもあり、この曲がやたらと演奏されています。そういえば先日もNHK教育「芸術劇場」で放送がありましたね。今回の内田さんたちはどうでしょうか。「ガーディアン」紙は高評価を付けてましたが。
それ以外では準・メルクルが武満徹と細川俊夫、そしてマーラー「巨人」を演奏するというコンサート(11日深夜、MDR)が気になります。なんだか東京オペラシティでやりそうなプログラミングですが、これをライプツィヒ・ゲヴァントハウスでやるところに、クラシック音楽界のグローバル化を実感します。
14日(金)深夜はNRKのトヴェイト・プログラム、ホグウッド指揮のメンデルスゾーン「交響曲第2番・賛歌」(NDR)、ガーディナー指揮バイエルン放送響(Bayern 4)なども気になりますが、無理に一つに絞ってイヴァン・フィッシャーのマーラー「第3番」(Bartok Radio)を。彼のマーラーが好きなんです私。
あとは13日(木)深夜のミンコフスキとエマニュエル・パユの共演、そして15日(土)深夜のオール・ペンデレツキ・コンサートに興味が沸きます。特に後者では、フリー・ジャズのドン・チェリーとのコラボ作「Actions」に注目です。クラスター音楽から新ロマン主義へと作風を変化させつつも「純クラシック」路線を歩むペンデレツキですが、こんなコトもやってたんですね。
11/12 (Wed) 4:00-6:00 (現地時間 20:00-22:00/CET)
MDR Figaro (mp3)
宮田まゆみ(笙)準・メルクル指揮中部ドイツ放送響
武満徹:セレモニアル、細川俊夫:Cloud and Light(笙と管弦楽のための)、マーラー:交響曲第1番
(ライプツィヒ・ゲヴァントハウスから生中継)
11/12 (Wed) 4:00-6:15 (現地時間 19:00-21:15/WET)
BBC Radio 3 (Real)
11/17 (Mon) 4:02-7:02 (現地時間 20:02-23:02/CET)
Netherlands Radio 4 (wma)
マルティン・フロスト(クラリネット)内田光子(ピアノ)Soovin Kim(ヴァイオリン)クリスティアン・ポルテーラ(チェロ)
バルトーク:コントラスト、メシアン:世の終わりのための四重奏曲 他
(2008.11.6 バービカン)
11/14 (Fri) 4:03-6:00 (現地時間 20:03-22:00/CET)
Deutschlandradio Kultur (Ogg/Flash)
エマニュエル・パユ(フルート)マルク・ミンコフスキ指揮マーラー室内管
プロコフィエフ:古典交響曲、イベール:フルート協奏曲、ルーセル:小管弦楽のための協奏曲、ラヴェル:マ・メール・ロワ
(2008.11.12 ランダウ)
11/15 (Sat) 3:35-5:15 (現地時間 19:35-21:15/CET)
Bartok Radio (mp3)
ビルギット・レンメルト(アルト)イヴァン・フィッシャー指揮ブダペスト祝祭管 他
ミクローシュ・チェミツキ:ジプシー風スケルツォ、ラーズロー・ドゥブロヴァイ:ハンガリー狂詩曲、マーラー:交響曲第3番
(2008.9.7 ブダペスト、国立コンサートホール)
11/16 (Sun) 3:25-7:00 (現地時間 19:25-23:00/CET)
Polskie Radio Dwojka (wma)
第4回クラクフ・ポーランド音楽祭
Grigorij Żyslin(ヴィオラ)Tomasz Stańko(トランペット)ペーター・ギュルケ指揮シンフォニエッタ・クラコヴィア
ペンデレツキ:広島の犠牲に捧げる哀歌、ヴィオラ協奏曲、交響曲第4番、Actions(フリー・ジャズ・オーケストラのための)
(生中継)
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