モーツァルトの未発表曲 ナント「ラ・フォル・ジュルネ」で世界初演か
最近こんなニュースをネットで見かけました。
▼モーツァルトの直筆譜面と判明、フランス中西部ナントの図書館保存
(産経新聞、2008年9月18日付)
フランス・ナントの図書館から、モーツァルト直筆の未発表曲が発見された、というニュースです。まあ「未発表曲」ニアリーイコール「新曲」、しかもモーツァルトの作品ということで一般紙も取り上げたのでしょうが、私は「交響曲1曲がまるごと発見されたのならまだしも、楽譜にしてたった一ページの小品だし…」と思い、あまり興味を惹かなかった、というのが正直なところです。
しかし今日の夕方、この1枚の楽譜に関する新たなニュースが飛び込んできました。どうやらこの作品が、来年の「ラ・フォル・ジュルネ」で世界初演される可能性が浮上しているようなのです。「熱狂の日」を4年間追っかけてきた(笑)私としては、これで俄然興味が出てきました。
本日配信された「熱狂の日」フレンズ限定のメールマガジン(※)に、ルネ・マルタンから事務局あてに最近送られたというメールが紹介されていて、そのなかに「来年1月28日から開催されるナントでのラ・フォル・ジュルネで、この楽譜の初演を行うかもしれません」、とあります。ルネさんはナント市に楽譜の貸し出しを依頼しているそうですが、地元の市長であるジャン・マルク・エロー氏はルネさんと親しい間柄ですから、オッケーが出る可能性は高いのでは、と門外漢は勝手に思い込んでます。
ところで来年の「ラ・フォル・ジュルネ金沢」のテーマはモーツァルトでしたね。ということは…、2009年、金沢でモーツァルトの未発表曲が日本初演されるかもしれませんね、というか、そうなると嬉しいですね。
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