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2008.09.16

がっちりマンデー

 なんだか「かっちりマンデー!!」のサイゼリヤ特集がネットで話題になっているようで。

teruyastarはかく語りき - サイゼリヤがすげーw

 この番組、わたし毎週見てます。というか毎週録画して、面白かったら何回も見てます。「セコロジー」特集は「よくそんな節約法見つけるなぁ」と感心することばかりですし、なぜか鉄道ネタが多いのも個人的にツボだったりします。

 昔は「この株がこれから高くなる!」みたいな経済情報が主体だったような気がするのですが、ここ一、二年は「社長さんが登場して自分の会社を紹介する」みたいな回が多くなりましたね。研究開発の現場とか工場内部のVTRとか、普段なかなか見れない映像が見られるのも楽しいですね。最近では「餃子の王将」「日清食品」「雪国まいたけ」が面白かったです。

 あと普段なかなかTVに登場されない超VIPな方が「がっちりマンデーなら…」とサプライズ出演されることがあったりします。なかでも演出家の浅利慶太氏が出演されたときは、本当に驚きました。同姓同名の別人でなく、「劇団四季」で有名なアノ方です。ミラノ・スカラ座の舞台でオペラ演出をしたこともある「超」がつく大御所ですよ。そんなVIPに対し、加藤浩次がいつもの軽いノリでどんどんツッコミを入れてるんですよ。もう見てるこっちの方が冷や汗出ちゃいましたよ休日の朝から。

 でその番組で浅利氏は(司会のツッコミに煽られてか:笑)いつになく饒舌でして、いろんなことを語っておられたのですが、なかでも印象的だったのが「芝居の面白さは8割脚本で決まる」という発言です。このあと「いくら役者がヘタでも、台本が面白ければメッセージは明晰に客席に届く」みたいな話を浅利氏は付け加えていましたが、これを聞いて私は「確かに…」とうなづいていました。

 この言葉を巡って、私は頭の中でさらに想像を膨らませていました。劇の面白さのかなりの部分は既に台本の中にあるというのなら、「役者、歌手、そして演出家は台本に書かれたことを表現すればそれで良い」という意味も、この言葉には含まれているのではないか…。そしてこのことはオペラの解釈にも当てはまるのではないか、と。そういえば最近のオペラって、台本に書かれてないことも表現しようとする演出家が多いですね。台詞を変えるのなんて朝飯前ですし、ひどいときにはオリジナル台本には存在しないキャラクターを付け足したりするのですから…。私などは、台詞やキャスティングの改変をされてしまうと、もう舞台を観る目が一気に醒めてしまうのです。

 話題が少しそれました。私は「劇団四季」を独自なビジネスモデルを持つ大組織に成長させた浅利氏に対し、どうしてもビジネスマンとして見てしまうキライがありました。同じ番組で浅利氏は「演出とビジネスは決して矛盾しない」「我々は生き甲斐を売っている」と仰っていたので、やはりそういう一面も持っているのでしょう。しかし「芝居の面白さは8割脚本で決まる」という発言は、演出家だからこそ言える言葉ではないかと思います。

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