グラモフォン・アウォーズ2008 発表
英「グラモフォン」誌の公式サイトで発表されています。
▼Gramophone. Stephen Hough's complete Saint-Saëns Piano Concertos wins Gold Disc
今年は過去30年間のレコード・オブ・ザ・イヤー(Record Of the Year)の中からベスト盤を選ぶ「Gold Disc」という賞が加わったんですね。その「Gold Disc」にはスティーヴン・ハフの独奏によるサンサーンス「ピアノ協奏曲全集」(サカリ・オラモ指揮バーミンガム市響との共演:→アマゾン)が選ばれています。そして今年の「レコード・オブ・ザ・イヤー」は、ポール・ルイスのベートーヴェン「ピアノソナタ集第4巻」(→アマゾン)です。
またヒラリー・ハーンが「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に選ばれました。それからインターネットから無料でダウンロードできるタスミン・リトル「The Naked Violin」が「Innovation」賞を受賞しています。たしかにこの種の試みはクラシック界としては「初」でしたからね。あと管弦楽曲部門でマッケラスとドゥダメルを押しのけてスヴェトラーノフのミャスコフスキー「交響曲全集」(→HMV)を選ぶなんて、審査員の方々なかなかマニアックですな。全国1000万人のスヴェトラーノフ・ファンの皆様おめでとうございます。
個人的には英ハイペリオンが「レーベル・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたのが嬉しいですね。
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