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2008.08.23

ロシアの若手指揮者たち

 今日は自宅で五輪の野球を見ながら「レコ芸」「音楽の友」の両誌を交互に眺めていました。野球は4位ですか…。なんで調子の悪い選手ばっかり北京に連れてきちゃったのかなぁ…。

 ところで「レコ芸」最新号によりますと、大井浩明のベートーヴェンがCDになるそうで。これはグッドニュースですね。なにしろこれまで大井さんのリサイタルに行くと、バッハを演奏してるのにCD物販コーナーに並んでるのはクセナキス、という異常事態が続いていましたから(笑)、それもようやく解消されそうだ、という点でも良かったです。

 大井さんのベートーヴェンシリーズについては以前にも書きましたが、フォルテピアノでベートーヴェンのソナタ全曲演奏だけでも大変なのに、これにリスト編曲版の交響曲全集を9曲やって、さらにはフォルテピアノのための委嘱新作も演奏するのです。オリンピックの競技種目に例えれば、トライアスロン並の過酷さだと思います。次の演奏会は少し先になりますが10月30日(木)です。「テンペスト」「ワルトシュタイン」などが演奏されますが、「第6回目」だからトライアスロンなら「スイム」を終えて「バイク」に入るあたりでしょうか。ともあれ最後まで無事に連続演奏を勤めあげて頂きたいものです。

 

 さて「音楽の友」の海外レポートのページを眺めていたら、興味深い記事を見つけました。「今年6月にモスクワのチャイコフスキー・ホールで若手指揮者が競演した」という内容の短い記事なのですけど、そこに「特にタシケントのA・ショハキモフと、モスクワのK・ジャルコーの2人がロシアの輝かしい未来を予感させた」とあります(※)。それを見て、若い指揮者の動向を感知する私のアンテナがピクンと反応しましたよ。「A・ショハキモフって、K・ジャルコーって誰?」「というよりどういうスペルなの?(笑)」みたいな。

 で数時間かけてググって見た結果を以下に記します。

Aziz_jarko

 アジズ・ショハキモフ(Aziz Shohakimov:写真左)はウズベキスタン出身。12歳から地元で指揮の勉強を始め、16歳のときにウラディーミル・スピヴァコフの目に留まり、以後はモスクワで更なる研鑽を積んでいます。すでに何度かのコンサートの実戦経験もあり、地元メディアから「世紀の発見」と讃えられているそうです。2005年にモスクワに移ったということですから、現在19歳ですか。

 一方クセニア・ジャルコー(Ksenia Jarko:写真右)はモスクワ音楽院でヴァシリー・シナイスキーに師事しています。それ以外にもサー・コリン・デイヴィスのマスタークラスの参加経験もあるようです。現在はボリショイ・オペラとロシア・ナショナル管の両方で見習い指揮者を務めています。女性だからでしょうか、年齢はわかりませんが写真を見る限り、20代後半か30代の前半ではないでしょうか。

 そのうち、彼(彼女)らの演奏に接する機会が訪れるでしょう。その機会を今から心待ちにしたいと思います。

(※)音楽の友. 2008年9月号 pp.175.

(参照)
Uzbekistan Today. Brilliant music talent.
Ksenia Jarko. Laureate of the International Conductor's Competition

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