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2008.08.28

バレンボイム&ウエスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラのライヴ動画を発見

 やっとウエスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラのライブ(バレンボイム指揮、ストックホルム、ベルワルド・ホール、今月21日収録)の映像が見つかりました。こちらをクリックすれば動画(wmv)が始まります。とりあえず「ブラ4」のサワリだけを拝見しましたが、冒頭部のゆったりとした音楽表現が、なかなか良い感じです。

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2008.08.27

神戸女学院小ホール

 今日帰宅後ネットで見て驚いた↓

兵庫県立芸術文化センター、命名権売却で新名称に(神戸新聞)

 関西の音楽ファンにはお馴染みの「兵庫県立芸術文化センター」(以下PAC)がネーミングライツを募集したそうです。今回その結果が発表されたわけですが、「KOBELCO(コベルコ)大ホール」はともかく、神戸女学院小ホールという名前には意表を突かれました。でも「神戸女学院」というブランドに対するイメージが個人的にすこぶる高いので(笑)、「結構いいかも…」と思ったりして。しかし「神戸女学院小ホールでやる」と聞いて、一部のお客さんが行き先を間違えて阪急今津線に乗ってしまわないか、ちょっと心配です。

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2008.08.26

ジェラール・モルティエがバイロイト後継レースに名乗り

 バイロイト音楽祭の後継争いに新展開です。8月24日付「フランクフルト・アルゲマイネ」紙によると、リヒャルト・ワーグナーの子孫のニケ・ワーグナー(63)が、パリ・オペラ座総裁のジェラール・モルティエ(64)と共同でバイロイト音楽祭を運営する意志を、書簡で音楽祭の運営組織に伝えたということです。

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2008.08.25

アメリカならブーレーズの「リング」が38ドル(但しmp3)でゲットできるというのに…

 以前当ブログで、アメリカ限定のダウンロード販売「Amazon mp3」のことを取り上げました。

アメリカならクレメンス・クラウスの「リング」がたった14ドル(但しmp3)でゲットできるというのに…(2007年10月2日付)

クレメンス・クラウス「リング」のmp3 米アマゾンでの大廉売終了(2007年10月4日付)

Krauss_bayreuth_ring__1953_ 去年の一時期、クレメンス・クラウス指揮のワーグナー「ニーベルングの指輪」が「Amazon mp3」で13ドル98セントという、なんとも出血サービスなプライスでダウンロード販売されました。この「激安リング」に全米の音楽ファンは直ちに反応し、「Amazon.com」ダウンロードチャートでは一時「Richard Wagner」が第4位を記録しました。クラシック音楽チャートでなく、オールジャンルで第4位です。結局数日中にバーゲンセールは終了してしまいましたが、太平洋の向こう側では(一瞬ですが)「リング」がチャートを賑わせるという異常事態が起こったです。

 しかしこの「Amazon mp3」を、日本のネットユーザーが購入することは出来ません。私は自宅から何度も購入を試みましたが、何度も何度も「We are sorry...」の画面を見る羽目になってしまい、大いに落胆したのを覚えています。一曲あたり約1ドル、アルバムでも10ドル以下、しかもDRMフリーで手に入るという「Amazon mp3」についてアマゾンは「今年中には米国以外でも提供を開始する」と述べていますが、日本でのサービス開始の予定については、いまだ明らかになっていません。
 
 さて2008年8月25日(つまり今日)現在、クラウスの「リング」は一体いくらなのか。ふと気になったので米Amazonで調べてみました。

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2008.08.23

ロシアの若手指揮者たち

 今日は自宅で五輪の野球を見ながら「レコ芸」「音楽の友」の両誌を交互に眺めていました。野球は4位ですか…。なんで調子の悪い選手ばっかり北京に連れてきちゃったのかなぁ…。

 ところで「レコ芸」最新号によりますと、大井浩明のベートーヴェンがCDになるそうで。これはグッドニュースですね。なにしろこれまで大井さんのリサイタルに行くと、バッハを演奏してるのにCD物販コーナーに並んでるのはクセナキス、という異常事態が続いていましたから(笑)、それもようやく解消されそうだ、という点でも良かったです。

 大井さんのベートーヴェンシリーズについては以前にも書きましたが、フォルテピアノでベートーヴェンのソナタ全曲演奏だけでも大変なのに、これにリスト編曲版の交響曲全集を9曲やって、さらにはフォルテピアノのための委嘱新作も演奏するのです。オリンピックの競技種目に例えれば、トライアスロン並の過酷さだと思います。次の演奏会は少し先になりますが10月30日(木)です。「テンペスト」「ワルトシュタイン」などが演奏されますが、「第6回目」だからトライアスロンなら「スイム」を終えて「バイク」に入るあたりでしょうか。ともあれ最後まで無事に連続演奏を勤めあげて頂きたいものです。

 

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2009年の来日演奏家について、おかか目線で

Lazarev_on_tomo  今月発売の「音楽の友」最新号(→HMV)に、2009年の来日予定演奏家の速報記事が出ていました。去年同様今年もあくまで「おかか目線」で、気になったアーティストだけをピックアップします。ところで去年の今頃も「音楽の友」はバッハ特集を組んでいたんですが、今年も「真夏のバッハ」ですか…。もう音楽之友社的には「夏」イコール「バッハ」なんですね、おそらく。毎年夏になると社屋内ではブランデンブルグ協奏曲がヘビーローテーションで流れてるんでしょうね。そして夜になったらゴルトベルク変奏曲ですよ。いや元々不眠症対策として作られた曲だから、仕事してるときにそんなの流すのはマズいか。でもグールドの(→NML)だったら目がギンギンに冴えるだろうから大丈夫か<ホントか?(笑)。

 閑話休題、来年の来日演奏家のご紹介です。

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2008.08.21

今夜バレンボイム&ウエスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラのライヴがウェブで生中継(Update)

 今日深夜、ダニエル・バレンボイムとウエスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラのストックホルム(ベルワルド・ホール)での演奏会が、動画で中継されます。スウェーデン放送協会「Sveriges Radio P2」のサイト内の専用ページにアクセスして「Klicka här för att starta webb-TV-sändningen!」と書かれたところをクリックすれば、8月22日の2:30ごろ(日本時間、現地時間では8月21日の19:30から)からライヴ中継が見られると思います。曲目はハイドン「協奏交響曲」、シェーンベルク「管弦楽のための変奏曲」、ブラームス「交響曲第4番」の3曲が予定されています。

 今後のオンデマンド配信の予定は未定ですが、できればオンデマンドで見てみたいですね。だってわたし、真夜中まで起きてられないんだもの…。

(8/28追記)音声ファイルはこちらにあります。そして動画の在処も確認できました。こちらをクリックすれば、コンサートの映像を見ることが出来ます。

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2008.08.19

無料で20世紀音楽が聴ける音楽配信サイト「radiOM」

 ややマニアックですが、興味深い音源が聴ける音楽配信サイトを見つけました。

radiOM.org

 「レイディー・オム」と読むそうです。音源を聴くには名前やメールアドレスなどを登録する必要がありますが、登録を済ませれば無料で音楽などのサウンドファイルを楽しむことができます。

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2008.08.18

チャン・イーモウは「口パクは私が決めた」と言ったけど…

 実は私、北京五輪の開会式のTV中継を見ていません。あのチャン・イーモウが総監督を務めることは知っていましたし、当ブログの準レギュラー(笑)ラン・ランもピアノ演奏で花を添えるという情報も入っていました。でもこの開会式がどのようなものになるのかを想像したとき、どこかで中華人民共和国「らしさ」を出してくるのでないか、という危惧があったので「そんな場面を目にして気分を害するよりは…」と思い、生で見ることを回避したのです。結局はロス五輪の体操競技で具志堅幸司の「好敵手」だった李寧さんの聖火点灯のシーンだけは見たものの(最終走者が誰なのかには興味があったので)、それ以外は再放送も観ていません。

 その後五輪開会式を巡って、幾つかの「偽装」とも言われかねない「演出」があったことが次々に明らかになりました。そのうちの一つ、いわゆる「口パク少女」の件について、チャン・イーモウ自身が日本のメディアにコメントしています。

少女の口パク「私が決めた」 五輪開会式総監督単独会見
(朝日新聞、2008年8月18日付)

 ここでチャン・イーモウ氏は「口パク少女」の出演は「私が決めた」と述べています。さらに「モラルの問題ではないし、そんなに重大な問題とは思わない」「一種の創作だ」ともコメントしています。

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2008.08.17

アンナ・ネトレプコの最新画像

 ブログ「Opera Chic」に、現在産休中のアンナ・ネトレプコの最新画像が掲載されています。先月31日、ザルツブルグ音楽祭を観劇に訪れたときのものです。画像から判断するに、開演前に祝祭大劇場前で撮影されたものと思われます。

 しかし丈の短いドレスを着たネトレプコはともかく、隣の人がスーパーのレジ袋を持っているのはどういうことでしょう!?世界一セレブ感あふれるザルツブルグ音楽祭には、ちょっと不釣り合いな気が…。

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「出撃」したくなるクラシック。

~ 思わず出撃したくなるクラシック・メドレー ~(ニコニコ動画)

 なるほど。アルと思います。(←天津木村風)

 というわけで私も考えて見ました<オレ的「出撃」したくなるクラシック。

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2008.08.14

ウェブラジオで聞く夏の音楽祭(7)- ハリウッド・ボウル・サマー・シーズン

 今回ご紹介するのは、アメリカ西海岸の野外音楽堂「ハリウッド・ボウル」で毎年夏に開かれるロサンゼルス・フィルの演奏会シリーズです。オンエアするのは地元局「KUSC」です。このハリウッド・ボウルのシリーズ、去年はあのミシェル・カミロが弾く「ラプソディ・イン・ブルー」あたりが面白かったのですが、今年も凝ったプログラムが並んでいます。今後のオンエア予定は以下の通りです。

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2008.08.12

今年の「BBCプロムス」にジェフ・ベック出てたのか

 ナイジェル・ケネディの回(Prom 3)にシークレットゲストとして登場した模様。証拠映像をここに貼り付けておきますね。

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2008.08.11

ウェブラジオで聞く夏の音楽祭(6)- オスロとスタヴァンゲルの室内楽フェス

 今日はノルウェーで開かれる2つの音楽祭を紹介します。

International Chamber Music Festival Stavanger

Oslo Chamber Music Festival

 今週から「スタヴァンゲル国際室内楽フェスティバル」と「オスロ室内楽フェスティバル」が、ほぼ同時期に開催されます。芸術監督は前者がグリーグ・トリオ(ピアノ三重奏)、後者はノルウェーが誇るヴァイオリンの巨匠、アーヴェ・テレフセンが務めています。

 ノルウェー放送協会「NRK Klassisk」でオンエアが予定されているライヴ中継は以下の通りです。スタヴァンゲルの音楽祭には、庄司紗矢香が参加しているのが注目です。

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2008.08.10

QUK、そして北摂うどんツアー

 いや、「急に」(Q)「うどんが」(U)「喰いたくなった」(K)んです。出来れば香川まで行きたいところですが四国は遠いし…、ということで車をひとっ走りさせ、阪神北地域のうどん屋さんをハシゴしてきました。

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今日(8/10)深夜「クラシックロイヤルシート」でホルスト・シュタイン追悼企画

 おはようございます。なんだかんだ言いつつ結局五輪を見ているおかかです。昨日は男子エアピストルを見てたんですが、得点が会場にアナウンスされる間、選手たちの姿勢がみんなうつむき加減で、視線を斜め下に落としていたのが「一仕事終えた後の、男の哀愁」を感じさせて、なんか面白かったです。

 さて今日(8/10)深夜、「クラシックロイヤルシート」でホルスト・シュタイン追悼番組をオンエアするそうです。これは見ないといけませんね。あのオリジナリティあふれる前額部(おでこ)も含めて…。ところでいつの演奏会を流してくれるんでしょうね。N響との演奏会でしたら、ボリス・ペルガメンシチコフ(1948-2004)とのショスタコとか、ヘルマン・プライ(1929-98)とのシューベルトとかを見てみたいですね。あとバンベルク交響楽団とのブラームスなんかもできればお願いしたいです。

(8/11追記)実際にオンエアされたのは以下の曲目です。

1.ワーグナー:「さまよえるオランダ人」序曲
2.同:「さまよえるオランダ人」から 水夫の合唱「見張りをやめろ、かじ取りよ」
3.同:「タンホイザー」序曲とバッカナール (以上1983.3.9 収録)
4.同:「マイスタージンガー」第1幕への前奏曲 (1980.2.20 収録)
5.ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 作品92 (1996.10.17 収録)
6.R・シュトラウス:英雄の生涯 作品40 (1993.11.6 収録)
7.ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 作品88 (1987 11.18 収録)
 以上すべて、オーケストラはNHK交響楽団でした。バンベルグの演奏会のオンエアは契約関係などで難しかったのでしょう。
 

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2008.08.09

Georgia on Fire

朝日新聞 - ロシア軍機、グルジア爆撃 本格戦闘突入の懸念
 
 夏季五輪が開幕し、それに合わせて「BBCプロムス」でも陳怡(Yi Chen)の「オリンピック・ファイア」(Olympic Fire)が演奏されるという日に、コーカサスでは戦火が上がろうとしている。聖火と戦火。何と対照的な…。

(関連エントリ)「やっぱりグルジア民謡はすごいね」(6/8日付のエントリ)

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タモさんの「アドリブ脳」!?

 赤塚不二夫の葬儀タモリの読んだ弔辞が話題になっています。故人との関係の「濃密さ」、故人に対する思いの「深さ」、そして虚心のない「感謝」に満ちた弔辞の内容もさることながら、弔辞を読んでいるあいだ手に持っていた原稿が白紙だった(らしい)ことも、世間を驚かせています。「あんなにすばらしい文章なのに…、ひょっとしてアドリブ!?」「タモさんすごいなぁ」というわけです。

 コトの真偽はともかく、「タモさんがアドリブで弔辞を読んだ」と聞いて、私は彼が「早稲田大学モダンジャズ研究会」の出身だったことを思い出しました。モダン・ジャズといえば、ビバップからモード・ジャズへ、人物でいえばチャーリー・パーカーからマイルス・デイヴィス、果ては秋吉敏子に至るまで、さまざまな様式の変遷はありつつも即興演奏、すなわちアドリブを基調とする音楽なわけで(という理解でよろしいでしょうか!?←ジャズに詳しい読者の皆様)、タモさんが青年期にライヴを通じて、様々な「アドリブ体験」を享受したであろうことは容易に想像できます。もしかして、その体験がタモさんの脳を鍛え、「いざ」という場面でアドリブを難なくこなす「アドリブ脳」を形成することになったのではないか、という「仮説」を立てたくなります。

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2008.08.07

ウェブラジオで聞く夏の音楽祭(5)- ザルツブルグ音楽祭2008(Update)

 19世紀以来の歴史と伝統を誇る「ザルツブルグ音楽祭」。今年は先月26日に開幕し、すでに「オテロ」(ムーティ指揮)「ロミオとジュリエット」(ネゼ=セガン指揮)などがオーストリア放送協会「ORF Ö1」のウェブラジオでオンエアされています。ここでは明日以降に同局でオンエアされるコンサートを紹介します。こうやってプログラムを眺めてみると、ホントにカラヤン時代とは様変わりしましたね。
 
(8/9追記)「ORF Ö1」以外の局でのオンエア分もリストに加えています。

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2008.08.05

「タイムズ」紙がノリントンの「ノン・ヴィブラート」奏法にダメ出し

Bbc_music_norrington 「プロムス2008」の最終日、いわゆる「ラスト・ナイト」の熱狂ぶりは、今や日本でもおなじみになりました。そのクライマックスで必ず演奏されるのが、イギリス国民にとって「第二の国歌」といわれる、エルガーの「威風堂々第1番」です。

 さて今年「ラスト・ナイト」を指揮するのは、独特のノン・ヴィブラート奏法(本人は「ピュア・トーン」という表現を好んで用いますが)で知られるサー・ロジャー・ノリントン(74;写真)なのですが、彼のトレードマークであるノン・ヴィブラートで「威風堂々」を演奏するのはいかがなものか、という意見がイギリスの高級紙「タイムズ」に掲載され話題になっています。

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ウェブラジオで聞く夏の音楽祭(4)- ラ・ロック・ダンテロン音楽祭

 南仏・プロヴァンス地方で毎年夏に開催される「ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ・フェスティバル」は、今年で第28回目を数えます。鍵盤奏者たちの音楽祭としては世界随一の規模を誇る「ラ・ロック・ダンテロン」ですが、公式サイトのプログラムを眺めると、今年も若手からベテランまで、幅広いジャンルの鍵盤奏者たちが参加していることがわかります。
 
 この音楽祭のコンサートの一部が「France Musique」のネットラジオで聞くことができます。ラジオ局の公式サイトに、オンエアされる演奏会のリストが掲載されています。このうち8月1日(金:現地時間)の演奏会はすでに放送済ですので、ここではそれ以外の番組について紹介することにします。

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2008.08.03

「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」でディノ・チアーニの名演の数々が聴ける

Dino_ciani 当ブログのコメント欄でイタリア人ピアニストのディノ・チアーニ(1941-75:写真)について読者の方と語り合っているうちに、彼の演奏が無性に聞きたくなってしまいました。まずDGの6枚組BOXセット(474 418-2)を取り出し、ショパンの夜想曲を聴き始めたのですが、その息を飲むような美しさに改めて魅了されておりました。

 さてこのDGのアルバムが現在廃盤なのはとても残念なのですが、その代わり(という表現がふさわしいかどうかはわかりませんが)独立系レーベルから出ているチアーニの録音の相当数が「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」(NML)で聞けるのは嬉しい限りです。Dynamicレーベルの6枚組セットにはバラキレフ「イスラメイ」が収められているのですが、これがなんとも圧倒的な演奏なのです。ゆるぎない技巧、怒濤の推進力、そして迫力。まさに問答無用。ケチをつけるところが全くない、完全なるピアニズムです。あと同じアルバムではシューマン「ピアノソナタ第1番」がすごいですね。他に類を見ないほどの感情の起伏の激しさの中に、作曲者の「魂」の奥底が見えるような、そんな演奏です。

 あとNMLにはチアーニのベートーヴェンのピアノソナタ全32曲もリストにあります。今ブログを書きながら「悲愴」「テンペスト」「作品101」「作品109」と、好きな曲を適当に選んで聞いているのですけど、どの曲にもチアーニならでは、チアーニでしか聞けない表現が随所にあって面白いです。チアーニの場合、音楽はスムーズに流れていても、どこかに「ゆらぎ」を感じる瞬間があって、私にはそこが堪らないのです。録音がクリアさに欠けるのと、ミスタッチが散見されるのは残念ですけど、聞いているうちにどうでもよくなってきました。今日は床につくまでにもう少しだけ、彼のベートーヴェンに付き合ってみたいと思います。

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2008.08.02

今日(8/2)深夜、海外ウェブラジオのオペラがすごいことになってる件

 ブログを書くようになって5年間、「忙しくてブログが更新できない…」という常套句は書きたくないな、と思っていましたが、この一週間はそれを書かざるを得ないほど多忙でブログが更新できない…(苦笑)。さきごろ亡くなったホルスト・シュタイン氏のことも「ちょっと何か書いてみたいな」と思ったのですが、いかんせん時間が…。それにしてもバイロイト音楽祭が開催されているときに、彼の訃報に接することになるとは…。彼もかつてはバイロイトの常連でしたからね。シュタイン指揮のバイロイト公演をNHKのラジオで聞いたのが、私の「マイスタージンガー」初体験でした。

 現在バイロイトでは「リング」四部作が上演されていますが、例によってバイエルン放送協会「Bayern 4」を始め、欧州各地の公共ラジオ局がウェブラジオでも流してくれるので有り難いですね。それにしても今年はウェブラジオでリアルタイムに「リング」を楽しんでおられる方がとても多いようで、ブログでも実に多くの書き込みがみられます。3年前に大植英次が「トリスタン」を振って以来、「夏はネットでバイロイト」な方が年々増えているように感じます。となるとパソコン慣れしていない日本のクラシック・ファンが年末までバイロイトを聴けないというのは、ある意味「不公平」ではないでしょうか。NHK-FMでも、バイロイトを夏に流してくれませんかね。

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