音声のみを収録したBlu-rayディスクが発売
また新しいデジタルメディア規格の登場です。ブルーレイディスク(Blu-ray Disc)は高画質が楽しめる映像メディアとして日本でも一般的になりつつありますが、このたび音声のみが収録されたディスク「ブルーレイ・オーディオ」(Blu-ray Audio)が発売されることになりました(参照)。
今回新たなフォーマットのディスクをリリースしたのは、ノルウェーの独立系レーベル「2L」です。このレーベルにとって50枚目となるアルバム「Divertimenti」(写真)は、トロンハイム・ソロイスツによる弦楽アンサンブルのコンピレーションです。曲目はブリテン「シンプル・シンフォニー」、バツェヴィチ「弦楽のための協奏曲」、ビョクルン「カルミナ」、そしてバルトーク「ディヴェルティメント」の4曲です。なおアルバムは、SACDハイブリッドとブルーレイ・オーディオの2枚組で発売されます。
ブルーレイの方のディスクには、以下の4種類の音声が収録されています。
1.リニアPCM(2ch+5.1サラウンド、192kHz/24bit)
2.dts-HD マスターオーディオ(5.1サラウンド、192kHz/24bit)
3.Dolby TrueHD(同上)
4.Dolby Digital(5.1サラウンド、48kHz)
ブルーレイ・オーディオの音声はサンプリング周波数が一般CDよりも高いので、理論上は音質向上が期待されるわけですが、実際の音質は果たしてどうでしょうか。これは聴かないとわからないですね。
この「Divertimenti」は2Lレーベル公式サイトから入手することができますが、日本でもHMVやノルディックサウンド広島が取り扱っているようです。Blu-Ray対応のプレーヤーをお持ちの方で、このアルバムに興味を持たれた方がおられましたら、いち早くブルーレイ・オーディオの世界を体験してみてはいかがでしょうか。
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