「第1回クライバーン・ユーチューブ・コンテスト」 優勝者決まる
当ブログでも先日お伝えした「第1回クライバーン・ユーチューブ・コンテスト」。アマチュア・ピアニストがネット投稿で参加し、その動画を見た視聴者の投票で優勝者が決まるというユニークなコンクールですが、昨日その結果が出ました(参照)。第1位はグラナドス「愛の言葉」を投稿したChristopher Shihさんでした。すでに動画のコメント欄には祝福のメッセージが多数寄せられています。
なにはともあれ、Shih氏の演奏ぶりをご覧下さい。
すごく上手くないですか!? 第1位も納得の、貫禄すら感じされる演奏です。
現在は消化器科の医師として活躍するSinh氏ですが、実は医大生時代「第10回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」(1997年)に参加していたことを、本人がコメント欄で明らかにしています。97年といえば、ジョン・ナカマツが第1位を獲った年ですが、この日系ピアニストも元々は高校教師をしていました。この年は異才が集まった年だったということでしょうか。偶然といいますか奇遇といいますか。
さて今回のコンクール参加者の動画をざっと眺めていて、私が気になったピアニストが3人いました。一人は優勝したSinh氏なのですが、あとの2人の演奏もここでご紹介します。この2人もなかなか侮れないですよ。
Heidi Basarabさん。パーシケッティ「Make Me Drunken With Deep Red Torrents of Joy」など、全3曲。
Calvin Leeさん。ショパン「12の前奏曲 作品10」から「第1番ハ長調」など、全2曲。
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Comments
>iioさま
私も投票するならBasarabさんです(笑)。パーシケッティを選んだという所がちょっと変わっていて、しかも面白いです。
Posted by: おかか1968 | 2008.06.01 06:38
おお、僕もその3人はいいなと思っていました。自分が投票するならHeidi Basarabさんですね。
Posted by: iio | 2008.06.01 01:16