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2008.04.05

カラヤンと花束

Karajan_in_my_kichin

 今日は指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンの100回目のバースデーなのですが、そのカラヤンのことで、ブログ「On An Overgrown Path」で気になる記事を見つけました。EMIがプレス向けに行ったレコード発売記念イベントの際に、とても高価な花束の受け取りをマエストロがぞんざいな態度で拒否した、というのです。当時EMIのスタッフとして現場を目撃した同ブログの管理人氏は、「マエストロは人前で決して花束を受け取らない」という「暗黙のルール」をEMIのスタッフが誰も知らなかったために起きた事件だった、と回顧しています。
 これを見て私は「なんともセレブな振る舞いだなぁカラヤン」と一瞬思ったのですが、そのあと「はて?本当に『カラヤンは人前で花束を受け取らない』のかな?」という疑問が頭をもたげてきました。「来日時にカラヤンが花束を受け取っている写真を見たような…」、そんなおぼろげな記憶があったのです。
 ということでググって調べてみました。すると1988年に東京で行われたコンサートで、舞台上のカラヤンが花束を受け取っていたことがわかりました。その外にも、ジルベスター・コンサートでマエストロにバラの花一輪を手渡される様子が映像記録に残っているようです。公の場での「カラヤンへの花の贈呈」は、少なくとも二回はありました。
 さて、カラヤンと花束にまつわるエピソードで、とりわけ印象深い出来事が、この日本でありました。上智大学管弦楽団の一部員が「カラヤンに私たちのオケを見てほしい」という内容の手紙を忍ばせた花束を贈ったところ、マエストロはその「オファー」を受諾し、実際に上智大オケを指導したというのです。この出来事の詳細については「カラヤンとの出会い」と題されたサイト「Zauberfloete通信」をご覧下さい。

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Comments

>モイーズさま

おおっ!これですコレ!これを探していたのですよ!ありがとうございます!

「On An Overgrown Path」は、EMI勤務時代のスタジオでのエピソードもちょこちょこ紹介してくれるので、レコードマニアには特にオススメのブログです(英語ですけどね)。今日のエントリは、バリトン歌手ジョン・ノーブルの訃報です↓
http://www.overgrownpath.com/2008/04/pilgrim-enters-celestial-city.html
生前の写真には、アースラ・ヴォーン・ウィリアムズ、エイドリアン・ボールトらの姿もあります。

Posted by: おかか1968 | 2008.04.05 at 20:08

いつも楽しい話題をありがとうございます。動かぬ証拠として1957年初来日時の動画からスナップショットを撮りました。八千草薫ほか少なくとも3、4人からうれしそうに花束を受け取っております(^^;)。
http://www.geocities.jp/yoi_nakano/mixi/vlcsnap-karajan.jpg
あと、On an overgrown pathの作者はEMI勤務だったのですね。「...director of EMI's International Classical Division, who was also my boss」とあります。

Posted by: モイーズ | 2008.04.05 at 19:52

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