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2008.02.11

渋谷で散財 そしてハレ管150周年

 所用で東京に出かけたついでに、久しぶりに渋谷タワレコに出かけてみたら、ナップスターのキャラクターである猫の着ぐるみを身にまとった人が入り口に立っていました。おそらくはキャンペーンか何かでしょう。かつては「アングラ」「日陰者」的存在だったナップスターも、今や表舞台で堂々と活動しています。買い物客に愛嬌を振りまくナップスター猫を見て隔世の感を強くした私はもうすぐ40歳です(誰も聞いてないって:苦笑)。
 この日は「クラシックのコーナーで木嶋真優の等身大パネルが立ってるか確認しよう」という軽い気持ちでふらっと店に入ったのですが、やっぱりとクラヲタの「虫」が騒いでしまいまして…。すっかり散財してしまいました。クランプスの「Nova Musicha」シリーズ(→HMV)を見つけて「ををっ!こんなモノが日本盤で出てるのか!」と感激して数枚を黄色い買い物カゴへ。あとヴァレーズが生前に監修した録音を収めたアルバム「コンプリート・ワークス Vol.1」も見つけて「ををっ!」とカゴへ。そんなことを繰り返しているうちにいつの間にかカゴがCDで溢れかえってしまい「これはヤバイ…」と幾つか棚に戻したり。結局レジにたどり着くまで1時間半かかりました。上記以外でゲットしたのはプレトニョフの「皇帝」にトリオ・ミディーヴァルの新譜「Folk Songs」にロジェ・ムラロのメシアンBOX、そしてバイバ・スクリデの新譜(というより期待の若手指揮者、アンドリス・ネルソンスの新譜と力説したい)チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」。そして飯尾洋一氏の新刊本「クラシックの王様」と「BBCミュージック・マガジン」最新号も併せて購入しました。スーパーで買い物したときみたくベローンと長くなったレシートを渡されて、私は思わず笑ってしまいました。

Bbc_elder で「BBCミュージック・マガジン」最新号では、今年創立150周年を迎えたハレ管(→公式サイト)が特集されていました。表紙は常任指揮者のマーク・エルダーです。「The Man who made Britain's oldest orchestra great again」という見出しが躍っていますが(「アゲイン」というのは「バルビローリ時代以来」という意味でしょうね)、ほんとうに最近のハレ管の充実ぶりには目を見張ります。前任者のケント・ナガノのころから「オケの響きがフレッシュになったなぁ」と感じてはいたのですが、これにエルダーの堅実な音楽作りが加わり、より深みのある、シリアスなオーケストラ・サウンドへと進化しているように思います。そんな彼らの充実ぶりは、付録CDに収められたシベリウス「交響曲第3番」にもはっきりと現れています。「軽快な曲」と評されることの多いこの曲ですが、この演奏からは交響曲らしい「風格」といいますか、巨大な存在感を強く感じます。とくに第3楽章後半から終結部にかけての堂々とした歩みは、他の演奏ではなかなか聴けない類の素晴らしさです。あの印象的なコラール主題が、まるでハレ管の150周年を祝う凱歌のように聞こえてきます。

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Comments

アムロさまこんばんは。コメントありがとうございます。

このブログ、時折くだらないくらい瑣末な記事を載せることもありますけど(苦笑)、今後もお時間がありましたら、お気軽にご覧ください。

Posted by: おかか1968 | 2008.02.12 at 23:31

はじめまして! 2007 クラシック ベスト10で検索していたらここにたどり着きました。 凄く楽しいブログですね。 自称クラ初中級ですので参考になります。 年代的にも近いので少なからず親近感があります。
これからも楽しく拝見させて頂きます。

Posted by: アムロ | 2008.02.11 at 20:28

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