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2008.01.31

思いがけず江藤俊哉氏の生前の姿を拝見する

 BSフジでは週一回、日本フィルのライヴ映像を流しています。今日はアンドレ・コステラネッツ(1901-80:→wikipedia)が登場することを番組表で知り、録画して仕事に出かけました。で帰宅後オンエアされた動画を見ていたら、番組冒頭に先日お亡くなりになった江藤俊哉氏のお姿が映し出されました。

Etoh01

 初回放送時、ライヴ演奏の合間に江藤氏と当時の日本フィル常任指揮者、渡邊暁生氏が解説を務めておられたそうで、今日私が見たのはそのときの映像でした。江藤氏といえば、私は(黛敏郎氏が司会を務めていたころの)「題名のない音楽会」では随分と見かけましたが、この時期(1964年)の動く映像は初めて見たもので、そのお姿が却って新鮮に映りました。「ウエストサイド物語」の作曲家のことを「ベルンシュタイン」と発音したりと、言葉の端々からアメリカ仕込みの「本場感」を漂わせていた江藤氏のご冥福を、ここにあらためてお祈りいたします。

 (追記)本編のコステラネッツ&日本フィルの演奏も、実に素晴らしいものであったことも記しておかねば。一言でいえば「オールド・ファッション」なのですが、音楽の持つ躍動感をダイレクトに伝える演奏ぶりは、実に聞き応えのあるものでした。特にチャイコフスキー「ロミオとジュリエット」での全力疾走ぶりは凄かった。最近ではフィギュアスケートでも使われるほどの有名曲ですが、このコステラネッツの演奏をフィギュアの音楽に使おうなんて、誰も思わないでしょう。あんなに速いテンポじゃ滑れませんから(笑)。


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