ぼなせーらTIF
8ヶ月ぶり、というのが「久しぶり」なのか、そうでないのか。それはよく分からない。とにかく東京国際フォーラムに年を越しにやってきた、というコトだ。今展示ホールは、華やかな舞踏会の真っ最中。みんな楽しそう。
これが2007年最後のエントリになります。それでは皆様よいお年を。
8ヶ月ぶり、というのが「久しぶり」なのか、そうでないのか。それはよく分からない。とにかく東京国際フォーラムに年を越しにやってきた、というコトだ。今展示ホールは、華やかな舞踏会の真っ最中。みんな楽しそう。
これが2007年最後のエントリになります。それでは皆様よいお年を。
一つ前のエントリはCDの「マイベスト」でしたが、今度は「コンサート編」です。今年は例年以上に、コンサート会場に足を運んだような気がします。そんな中私が気づいたことが一つあります。それは「感動はチケット代の高さとは無関係」ということです。諭吉さん数枚分をはたいて海外オペラの来日公演に出かけて、それなりに本場の雰囲気は味わいましたし、「やっぱり一級品だなぁ。違うなぁ」と感心することしきりだったのですが、それと同時に、どうしても「チケット代5万円相当の感動」を求めてしまうんですよね。脳内がそんなムードに支配されてしまうともうダメ。眼前の舞台に没入できなくなっちゃって、些末な「アラ」探しを始めてしまうんですよ。そして「どうしてアソコでコケるんだマルシャリン」とか「エージェントスミスというか、全員タモリだよ」とか「ここでいきなりパペットショーの始まりですか」とか、そんなことばかり考えてしまうのです。いけませんねこれじゃ。ホント「お里が知れる」とはこの事です。こういう場所ではもっと鷹揚に構えないとね。
というわけで私的コンサートのベスト3を挙げてみます。
読者の皆様おはようございます。おかかです。今ホテルに居ます。窓からは新幹線が見えます。さっきまでネットラジオでショーソンのコンセール聞いてました。それにしてもこの曲、いつ聞いても、どこで聞いてもイイですね。
さて2007年もあと1日です。大晦日です。もう今年はCDを買わないと思います(たぶん…)。ということで例年やってる「マイ・ベスト10」のご紹介です。一応「順不同」ですので、よろしくお願いします。
英国のロックバンド「レディオヘッド」が最新アルバムをネット先行で配信したことは、メジャー・レーベルを発売元としなかったこと、そして価格を購入者の「言い値」に任せたことと相まって、大きな話題となりました。さてこれと同じことをやろうとするアーティストが、クラシック音楽界にも現れました。英国のヴァイオリニストのタスミン・リトルは、最新アルバムを自らの公式サイトからのダウンロードという形でリリースすると発表しました(参照:プレイビル)。価格は無料です。もう一度書きます。価格は無料です。曲目はバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番」、イザイ「無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番」、そしてPaul Patterson氏による新作「Luslawice Variations」など。彼女の公式サイトで来月19日(現地時間)から配信される予定です(※管理人註:1/9日付のupdate参照)。
2007年のクラシック音楽界を振り返りますと、色々なことがありました。今年日本では、次々と食品の表示偽装が明らかになりましたが、クラシック音楽界でも「偽装」事件がありました。女性ピアニストが商業録音を無断でコピー&加工して作成したCDを「自分自身の演奏」だと偽って売りだす(そしてそれがマニアの支持を集めた)という、「ジョイス・ハットー事件」がそれです(参照1、同2)。あと観客のマナーを巡って、ムーティやラトルなど、一流演奏家たちがコンサートの途中に観客にマナー向上を直接訴える、という出来事があったのも印象的です(参照3、同4)。日本の演奏会場では、フライングブラボー&拍手が相変わらず日常的に起こっていて、その感興を削ぐ行為がネット上でも盛んに槍玉に上がっていました。まあ名古屋での「まだ鐘がある!」事件は、ある意味「珍事」でした。会場に居合わせた人たちにとっては災難以外の何者でもないでしょうが。
年末なので良い話をしましょう。
「無名名曲鑑賞会」(鈴木康之、矢口正巳共著、文化書房博文社)というタイトルの本があります。巻末に「1994年6月30日 第一刷」とあるので、10年以上前の著作物ということになります。この本では(題名から推察される通り)普段余り聴く機会に恵まれない「隠れた名曲」76曲が紹介されていて、駆け出しのクラヲタだった頃の私は「へぇ、こんな曲があるのか」「クラシックって奥が深いなぁ」と感心しながら読んだ思い出があります。この本を先日自宅に立ち寄った折に持ち帰り、ほぼ10年ぶりに読み返してみたのですが、一昔前の「無名名曲」というのは今でも「無名」のままなのだ、ということを痛感してしまいました。この本で取り上げられている76曲のうち、「メジャー」に「昇格」した曲といえばショスタコーヴィチの「ヴァイオリン協奏曲第1番」しか思い当たりません。というか十年前はこの名曲も「無名」扱いだった、ということに軽いショックを覚えたのですが。
ともあれ著者たちの「クラシック音楽愛」にあふれる筆致で埋め尽くされたこの本を読むうちに、同書で紹介されている「無名名曲」が無性に聴きたくなってしまいまして、「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」(※:有料、要登録:以下NML)で色々と聴いてみました。サンサーンスの「オルガン付」をもう一歩シリアスに「深化」させたようなウィドール「交響曲第3番」(→NML)にはいたく感銘を受けましたし、アメリカの作曲家アーサー・フットの「ピアノ三重奏曲第2番」(→同)のフィナーレの洗練された筆致には感心させられました。そしてマルトゥッチ「交響曲第2番」(→同)では曲自体もさることながら、このシンフォニックな曲の魅力を余すところなく表現したマレーシア・フィルの優れたテクニックにも舌を巻きました。これだけ立派にオーケストラ・サウンドを響かせるオーケストラは、日本でもなかなかお目にかかれないかもしれません。
そうこうしてるうちに私の心の中にも私的な「無名名曲」があることに思い当たり、それらを立て続けに聞くことにしました。クルト・アッテルベリの「チェロ協奏曲」同)、ステンハンマルの「ピアノ協奏曲第1番」(→同)などを聞き進めながら、曲の価値を測る尺度には「有名」か「無名」かではなく、「いい曲」か「悪い曲」かしか無いのだな、ということを改めて実感した次第です。
アマゾンから荷物を受け取るやいなや、荒々しくカッターナイフで切り裂き、すばやくDVDパッケージを開封してディスクをトレイに載せ、「PLAY」ボタンを押したあと一気に最後まで食い入るように見てしまいました。カラヤンのライヴDVD「ライヴ・イン・大阪 1984」(→amazon.co.jp)は素晴らしかった!ライヴでは「ドン・ファン」→「モーツァルト」→「ローマの松」だった曲順が、どういうわけかDVDでは「モーツァルト」→「ドン・ファン」→「ローマの松」となっていたり、朝日放送(ABC)のオンエア時よりも緑がかった色調で映像に「輝き」や「明るさ」に欠けるところがあったりとか、気になるところは散見されますが、そんなことが瑣末なことに思えるほど、1984年当時のベルリン・フィルのサウンドは輝きにあふれ、音楽は躍動しています。「ドン・ファン」のダイナミズム、「アッピア街道の松」での神々しいまでのサウンドは、今改めて聴いても引き込まれます。そしてモーツァルト「ディヴェルティメント変ロ長調」(K287)で、ヴァイオリンの旋律を思い切りレガートで響かせるあたりでは、「あっ、これがあのカラヤン・レガートだな」と思ったりして。これが生前のカラヤンの好悪を分かつポイントだったんですけどね。でも今振り返ると、あの「厚化粧」気味の濃厚な表現も却って懐かしく感じられたりもします。ともかくこれはカラヤンの演奏様式を知る上で、格好の映像作品です。あぁ、やっぱいいわ。もう一度見直そう。
来年ナントで開催される「ラ・フォル・ジュルネ」音楽祭のプログラムが本日発表されました。詳細はこちらのpdfファイルをご覧くださるとして、いつも本家「熱狂の日」音楽祭のプログラムの何割かは、東京で開催される「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」(5/2~5/6)と確実にダブります。ですからナントの傾向を知ることは、東京のプログラムを予想する上でとても重要なのです。ということで私も目を皿のようにしてプログラムを見渡すわけです。
さて今回の最大の注目である「シューベルトにインスパイアされた作品」ですが…。「ピアノ五重奏曲『シャケ』」は見あたりませんし、「ピアノ五重奏曲『鮎』」もありません(苦笑)。プログラムには細川俊夫の「リート(ヴィオラとピアノのための)」、藤倉大の「フランツの伴奏」(“Accompanying Franz”)、そしてブルーノ・マントヴァーニの「バスクラリネット協奏曲」「8つの楽興の時」などの新作があります。それ以外にシューベルトと現代音楽とのコラボ作品の旧作として、ベリオの「レンダリング」、ツェンダー編の「冬の旅」、ブルーノ・マデルナが編曲した「軍隊行進曲」などが演奏されます。
メインとなるシューベルト作品では、交響曲「未完成」が7回、「グレート」は3回演奏されます。あと2台ピアノのための「幻想曲」(D940)は6回、「ピアノ三重奏曲第2番」(D929)は8回。そして「ます」はナントで13回(!)演奏されます。ナントは「ます」が大漁ですな(笑)
あとシューベルトといえば歌曲ですが、ナントの「熱狂の日」では「冬の旅」全曲はツェンダー編曲による管弦楽版のみ、「美しき水車小屋の娘」「白鳥の歌」は各1回のみ、しかも後者は全曲でなく抜粋です。沢山のコンサートがある中、歌手とピアノという編成のプログラムが10回、というのは多いか少ないかといえばやはりシューベルトとしては「少ない」と言わざるを得ません。「ルネ・マルタンは歌曲があまり好きでないらしい」という噂は本当だったのでしょうか。その一方で歌曲のピアノ・トランスクリプションが、やたらと演奏されます。
「目玉」となるのは未完のオラトリオ「ラザルス」(2/1)でしょうか。どのようなエディションが用いられるのかも含めて、気になるところです。そしてベートーヴェンの一周忌の日(1828年3月26日)に行われた「シューベルティアーデ」のプログラムをそのまま再現した演奏会もあります(1/31)。
シューベルトと同時代の作品も沢山演奏されます。ウェーバーにロッシーニ、それにメンデルスゾーン姉弟の曲もたくさん演奏されます。まあベートーヴェンのピアノ協奏曲4曲(第2番~第5番)や「ハンマークラヴィーア」が並んでいるのを見ると、「あれっ、今回のテーマは!?」と思わないでもないですけど。それからクラヲタ歴ン十年の私も見たことない名前の作曲家があったりします。「Bochsa」って誰ですか?ニコラ=シャルル・ボクサ(→Wikipedia)のことでしょうか。あとリンドペイントナー「木管五重奏のための協奏交響曲第1番」ってどんな曲でしょうかね。
ここで本家ナントの「熱狂の日」に登場する主な出演演奏家の名前を挙げてみます;
慌ただしい師走の最中、仕事の合間に好んで聞いている音盤などをご紹介します。
以前当ブログで触れたスウェーデンのアカペラ・ヴォーカル・グループ「ザ・リアル・グループ」と北欧合唱界の重鎮、エリック・エリクソンとのコラボレーション・アルバム「スタムニング」ですが、先月日本盤(→amazon.co.jp)がリリースされました。解説文を音楽評論家の諸石幸生氏が担当しているというのは、クラシック音楽ファン向けの配慮でしょうか。
このアルバムに収められているアルヴェーン、ペッテション=ベリエル、ヴィカンデルらの合唱曲は、北欧の合唱団が好んで取り上げているものです。ザ・リアル・グループの5人による演奏は、大人数のコーラスと比べ迫力こそ欠けるものの、繊細かつ適切な音楽表現は好感を抱かせます。これこそエリクソンの指導の賜物ではないでしょうか。単なる「クロスオーバー・アルバム」として片付けることのできない佳作です。
アリーヌ・ヴァン・バレンツェン(Aline van Barentsen:1897-1981)はCDのブックレットによると「ジャック・ルヴィエ、シプリアン・カツァリスの師としてその名を知られている程度」とありますが、私はその事実すら知りませんでした。ともかく私は彼女の華麗かつ完璧なテクニックと、その奥に潜む「典雅」な音楽性に魅了されました。かつてこの世に、このようなベートーヴェンを演奏する人がいたこと、そしてそれがレコードに記録されていたことに感謝せねばならない。そう心の底から思える、そんなアルバムです(→@TOWER.JP)。
次にご紹介するのは、CDではありません。フィルハーモニア管弦楽団のサイト内にある音楽配信サービス「Philharmonia Orchestra Online Shop」にあったメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」のライヴ音源(mp3 320kbps:有料)です。ソリストはロシア出身の若手アリーナ・イブラギモヴァ、管弦楽の指揮はサー・チャールズ・マッケラスです。イブラギモヴァの瑞々しくて実に健康的なヴァイオリンの響きも素晴らしいですが、バックのオケも実に安定した演奏ぶりです。合奏部の分厚い低音から弦のピツィカート、そして木管のハーモニーに至るまで、全く以て手抜き無しです。さすがマッケラス、いい仕事してます。
最後はこの季節にふさわしく、クリスマス・アルバムです。フランスはヴェズレーにあるサント・マリー・マドレーヌ大聖堂(→Wikipedia)のパイプオルガンが奏でるノエルやクリスマス・キャロルを収録した「もうひとつのクリスマス」です。パイプオルガンを演奏するダミアン原田修道士は、聖チェチーリア音楽院でオルガンを学んだ後、日本でTV・ラジオ番組の音楽などを書いていましたが、1990年代にフランスに渡り、異国の地で修道士となられた方です。
原田修道士のオルガン演奏には、教会の窓から差す陽光のような暖かみを感じます。それが心にじんわりと染み渡ります。もしこれを実際にヴェズレーのお御堂で聞いたとしたら、確実に私は泣いてしまうでしょう。
このアルバムはアマゾンやタワレコでも扱っているようですが、私は女子パウロ会オンライン・ショップ「ショップ・パウリーネ」で入手しました。
来年1/30~2/3に開催される「ラ・フォル・ジュルネ2008」(フランス・ナント)の公式サイトが、いつの間にかオープンしていました。まだ公演プログラムの発表などはありません(発表は今月20日頃の予定)し、情報量としては僅かなものではあるのですが、同サイトにあるシューベルトについての紹介文の中に、重要な情報が隠されていました。その文章をここで勝手に引用いたします↓
...C’est pourquoi, et pour la première fois dans l’histoire de La Folle Journée, trois compositeurs ont été invités à écrire une oeuvre d’après une pièce précise de Schubert ou dans l’esprit du grand musicien viennois : les Japonais Dai Fujikura, Toshio Hosokawa et le Français Bruno Mantovani ont accepté l’invitation.
(以上引用おわり)
フランス語は全くチンプンカンプンな私ですが、日本人作曲家の名前があること位はわかります(笑)。つまり、かねてからルネ・マルタン氏が予告していた「シューベルトにインスパイアされた新作」の委嘱作曲家たちの名が明らかになったのです。すなわち「ラ・フォル・ジュルネ」で藤倉大、細川俊夫、そしてブルーノ・マントヴァーニの三氏による新曲が発表される、ということです。これらの新作は恐らく、来年5月に東京国際フォーラムで開催される「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」でも演奏されることでしょう。
ナントの音楽祭が来月に迫っていますから、すでに作品は完成しているのでしょう(きっと)。うーん、どんな仕上がりなんでしょうか。楽しみです。
ニューヨーク・フィル(以下NYフィル)が来年2月に北朝鮮・平壌で演奏会を開く、と今日付の「ニューヨーク・タイムズ」紙が報じています(参照)。「正式発表は明日」とのことですので、これは同紙のスクープ記事でしょう。今年夏「北朝鮮がNYフィルに対しコンサート開催を打診した」と聞いたとき、私は「まさか…。天下のNYフィルが金正日のオファーを受けるわけないやん…」と一笑に付したものです。しかし現実は信じられないほどのスピードで動いています。皆様もご存知の通り、金融制裁の緩和以後、米国と北朝鮮は外交的対話を活発化させています。そんな中で開催される「NYフィル・イン・平壌」は、単なるコンサートとしてではなく、最近の両国の「急接近」を象徴する出来事として、全世界が注目することでしょう。しかもNYフィルは平壌でのコンサートのあと韓国・ソウルに立ち寄り、同地で演奏会を開くというのです。「南北融和」の雰囲気づくりに一役買うことになりそうな、このNYフィルの振る舞いを、私はどう解釈すれば良いのでしょうか。
作曲家のカールハインツ・シュトックハウゼンが今月5日、ケルン近郊・Kuerten-Kettenbergにある自宅で亡くなりました(参照)。享年79歳。安らかにご永眠されますようお祈りいたします。
(追記)彼の作品「少年の歌」が、こちらで聞けます。ページの下のほうにある「Play Audio」のボタンをクリックすると、音楽が始まります。
昨日のウィーン国立歌劇場「ワルキューレ」公演は、オーストリア放送協会のウェブラジオを通じて世界中にライヴ・オンエアされていたので、日本でもお聴きになられた方がおられるかと思います。私も「ちょっと録音してみようかな…」と思ったのですが、長丁場なのと「なんかメンツも豪華だしNHK-FMでオンエアしてくれるかな…」と何の根拠も無い期待をしてしまったため、結局パスしてしまったのです。しかし「Ganze Lieben, Ganze Freuden」によると、当日会場では大変なコトが起こっていたそうで…。ヴォータン役のユハ・ウーシタロが、風邪のため第2幕途中で声が出なくなってしまい、途中降板してしまったのです。第3幕の前には、同歌劇場のホーレンダー総裁が登場し「お詫び」スピーチをしたそうです。そのとき総裁は「歌手も人間なのです…」と語ったといいますが、ここで会場の何人かは「ヴォータンは神様でしょうが!」とツッコミを入れたに違いありません(苦笑)。そのあと代役歌手が登場したものの、代役は舞台の脇で歌い、舞台上ではウーシタロがそのまま演技だけしてた(つまり「口パク」)、というのにもビックリです。「ヴォータンの別れ」のシーンは、ちゃんと格好がついたんでしょうか。
そういえば、昨日はバンコクでもやってたんですよね、「ワルキューレ」。そう、あの「バンコク・オペラ」です。演出は当然、ソムトウ・スチャリトクルです。このブログにある舞台写真を見てますと、まあいつもながらの「バンコク・クオリティ」なのです。ただ今回の演出は、第2次大戦中に日本軍が進駐していた時代のタイに舞台を置き換えているということで、なかなかの問題作でもあります。しかしジークムントがハチマキしてたり鎧兜姿で日本刀振り回しているというのは、どうなんでしょう。微妙に歴史がズレてるような…。
こんばんは、おかかです。最近インフルエンザが流行の兆しを見せているようです。皆様も寒さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください。私も最近予防接種を済ませたところです。ワクチンの効果が出るまでの二週間、果たして大丈夫でしょうか。
さて、2008年版のドイツ・グラモフォン(DG)のカレンダーが出ました。アーティストは(1月から順に)ユンディ・リ、ポリーニ、ヒラリー・ハーン、カラヤン、エレーヌ・グリモー、ムター、五嶋龍、ラン・ラン、アルヘリッチ、マイスキー、チョン・ミョンフン、そしてグスターボ・ドゥダメルの12名です。「なんかアルヘリッチの写真、今年のと全く同じ写真!?」と思い、大事にしまっておいた今年の(7月)と見比べてしまったのは内緒ですが(笑)、ちゃんと別写真を使っているのでご安心を。
このカレンダーは去年同様、京都の十字屋三条本店で頂きました。どうもありがとうございました。