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2007.12.31

回顧・ざ・くらしっく2007(3)- In Memoriam

 「プレイビル」に今年惜しくもお亡くなりになられたクラシック音楽関係者のリストが出ていました(参照)。スラヴァパヴァロッティ、そしてベジャールシュトックハウゼン…。まさに「巨星堕つ」としか形容しようがありません。また日本人の音楽愛好家にはエルンスト・ヘフリガー(享年87)や松村禎三(同78)の訃報が、とりわけ印象に残っていることでしょう。

 私がいたく心を痛めた訃報は2つあります。ラッセル・ジョンソン(同83)は音響設計家として、世界中のコンサートホールの建設にたずさわりました。彼の設計したホールの多くは「響きの良い会場」との定評と得、今なお世界中の演奏家やファンたちに愛されています。そしてもう一人は英国の音楽評論家、アラン・ブライス(同78)です。私が英「グラモフォン」誌を熱心に読んでいた頃、彼のレビューを毎月のように目にしていました。数多くの経験に基づいた説得力ある文章は時に辛辣でしたが、それ故に彼が強く推薦するアルバムは「これはちょっと聞いてみないとな…」という気分にさせられたのも事実です。そしてブライス氏は「新しい才能」の発掘にも熱心でした。私はデンマークのソプラノ歌手、エリサベト・マイヤー=トプセーの存在を、彼のレビューで知りました。また新国立劇場やドレスデン国立歌劇場の来日公演などで日本でもお馴染みのカミッラ・ニールンドも、随分昔に激賞していました。「グラモフォン」誌のレビューを集めたアーカイヴ「Gramofile」(英語、無料だが要登録)を探せば、どこかにあると思います。
 改めまして、今年物故された方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

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