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2007.10.25

ヒラリー・ハーンの最新インタビュー

 ヴァイオリン奏者や愛好家たちが集まるサイト「Violinist.com」に、ヒラリー・ハーンの最新インタビュー(英語)がupされています。私も今見つけたばかりで、ザッとしか読んでないのですが、近日発売予定の協奏曲録音についても語っています。曲目はシェーンベルクとシベリウスのカップリング(!)、共演はエサ=ペッカ・サロネン指揮スウェーデン放送響です。最近両者はライヴでシェーンベルクを取り上げましたから、おそらくその前後にレコーディングをしたのでしょうね。

(追記)
 改めてインタビューに目を通してみました。「Violinist.com」のメンバーからの「楽器のメンテナンスは?」「ケガをしない秘訣は?」「肩当てを使いますか?」「音楽院で指導する気持ちはありますか?」などの(いかにも同業者的な)質問に答えたあと、ヒラリー・ハーンはシェーンベルクとシベリウスをカップリングした理由について語り始めます。「まず私はシェーンベルクを録音したいと切に願っていました。そしてそれと釣り合うような有名曲を探していました。私は人々が慣れ親しんでいない作品と、慣れ親しんでいる作品を同時に提示したかったのです」。
 その結果、吉松隆氏が見たら頭を抱えてしまいそうなカップリングになったわけですが、彼女は両者の中には共通項があると言います。「この2つの協奏曲は全般にわたって、内面には叙情的なものを持っていると思います。演奏からは必ずしも表立って出てきませんが、作品の解釈、そして曲の特徴として、そのようなものがあると感じます」。
 私は昨年、ウェブラジオでヒラリー・ハーンが演奏するシェーンベルクを聞いたことがあります。そのときはサロネンと同郷の若手指揮者、ピエタリ・インキネンが指揮していたのですが、私はmixiに以下のような感想を記しました。
 

「そしてヒラリー・ハーンがソロを務めたシェーンベルクがまた良かった。正直このテイクをDGからCD化してくれないかな、と思ってしまう。それくらい完成度が高い演奏だった。ハーンのヴァイオリンはいつもながら素晴らしいんだけど、彼女の演奏には『夜露に濡れた花びら』のようなしっとりした質感を伴っていて、艶かしさすら感じた。こんなに瑞々しいシェーンベルクて初めて。」

 このときのような「瑞々しい」演奏をCDで再び聴くことができるか。どうしても期待してしまいます。この次回作、リリース予定は来年春頃だということです。

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