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2007.10.31

「世界の100人の生きている天才」発表!(そして音楽家のトップは…)

 先日英国のSynetics社(→公式サイト)が「世界の100人の生きている天才」なるものを発表しました(参照1[pdf]同2同3)。この調査は4000人の英国人に「あなたが『天才』だと思う人を10人選んで下さい」というアンケートを行い、その結果から物故者や回答者による自薦(苦笑)を除外し、さらに6人の選考委員による審査で残った100人を5つの要素(Pradigm Shifting, Popular Acclaim, Intellectural Power, Achievement, Cultural Importance)から採点(各要素10点、満点は50点)したものです。その得点結果をランク付けしたものが「天才ベスト100」というわけです。
 選考委員が100人を選んだ段階で漏れた「天才」もたくさんいそうですが、それはともかくトップ10は以下の結果となりました↓

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とり急ぎチェルカスキー

Cherkassky01 ウェブラジオでシューラ・チェルカスキー(1911-95;写真)の弾くラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」を聴きました。1969年5月16日、ブルガリアはソフィアでのライヴです。当時ブルガリアは「鉄のカーテン」の向こう側だったわけで、そのせいか録音自体は冴えません(しかもモノラル)が、チェルカスキーのピアノは実に「冴えて」います。彼でしか成しえない、独特としか言いようのない節回しはもちろん随所で聴かれますし、晩年の彼に無い「重厚さ」が、当時60歳の彼の演奏にはあります。その「重厚さ」が、この大曲をより魅力的なものにしています。

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2007.10.29

たろーさんに会いたい…

Tharaud02

 …というわけで西宮北口まで行って参りましたよ。アレクサンドル・タローのピアノ・リサイタルに。


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2007.10.27

エッシェンバッハとラン・ラン 北京五輪の会場へ

 現在アジア・ツアーの真っ最中のパリ管弦楽団(→公式サイト)ですが、音楽監督のクリストフ・エッシェンバッハと、ツアーに同行しているピアニストのラン・ラン(←なんか当ダイアリーの「常連さん」になりつつあるな…:笑)が、コンサートの合間に北京オリンピックのメインスタジアム(愛称:「鳥の巣」)の工事現場を視察しました。その時の画像がチャイナネット(英語版)に出てましたので、リンクしておきます。この写真で見る限り、スタンドの外観はほぼ完成しつつあるようです(一応オフィシャルの発表では「今月中に外装工事が完了予定」らしい)が、周囲はまだまだこれから、といった感じですね。まあさすがに本番には間に合わせてくるとは思いますが、大会の準備のことを考えると、一日でも早く完成させた方が良いと思うのですがね。
 話が逸れましたが、パリ管はアジア・ツアーに合わせて期間限定ブログ「Une vie d'orchestre」を立ち上げていて、そこでは楽団員たちがコンサートの舞台裏、そして観光の様子などを随時upしています。フランス語が読める方はぜひどうぞ。

(参照)
ガーター亭別館. パリ管アジア・ツアーのブログ(October 25, 2007)

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2007.10.25

ヒラリー・ハーンの最新インタビュー

 ヴァイオリン奏者や愛好家たちが集まるサイト「Violinist.com」に、ヒラリー・ハーンの最新インタビュー(英語)がupされています。私も今見つけたばかりで、ザッとしか読んでないのですが、近日発売予定の協奏曲録音についても語っています。曲目はシェーンベルクとシベリウスのカップリング(!)、共演はエサ=ペッカ・サロネン指揮スウェーデン放送響です。最近両者はライヴでシェーンベルクを取り上げましたから、おそらくその前後にレコーディングをしたのでしょうね。

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2007.10.24

ナクソスの社長 vs 音楽評論家

 イギリスの音楽評論家、ノーマン・レブレヒト氏といえば、「巨匠(マエストロ)神話」「だれがクラシックをだめにしたか」などの著作で日本でも名の知られた人物です。そんな彼の最新刊「Maestros, Masterpieces & Madness: The Secret Life and Shameful Death of the Classical Record Industry」がイギリスで発禁処分になりました。ナクソス・レーベルのクラウス・ハイマン氏が「レブレヒト氏の記事の内容は正しくない」として「Maestoros~」の発売停止を求めていた裁判で、高等法院はハイマン氏の訴えを認め、出版元であるペンギン・ブックスに「Maestoros~」の回収を命じました。ペンギン社は今回の件について公式に謝罪すると共に、「Maestros~」の売り上げを寄付することも発表しています。現在「amazon.co.uk」で同書は「Currently unavailable」(「入手できません」)となっています。
 原告のハイマン氏はインタビューに対し「ジャーナリストが書いたほんの5ページの記事の中に、これほどまで多くの事実誤認があるということが、私にはとても信じられません。本当にショックでした。彼(レブレヒト氏)はレコード産業を全く理解していないと思います」と述べています。一方のレブレヒト氏は「今の私はこの件についてコメントする立場にありません」とのことです。

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2007.10.20

ベートーヴェンの楽譜 2007年宇宙の旅に

 世界最初の人工衛星「スプートニク1号」が地球を周回してから今年で50年になりますが、これまで人間や動物だけでなく、さまざまなモノが宇宙空間へと打ち上げられています。音楽関連では、惑星探査機ボイジャーがバッハ「ブランデンブルグ協奏曲第2番」のレコードを乗せて打ち上げられた、ということがありましたが、今月23日にはベートーヴェンの「第九」が、スペースシャトル「ディスカバリー」号によって宇宙へと運ばれていくことになりそうです。
 NASAの宇宙飛行士Stephanie Wilsonさんはクラシック音楽、とくにボストン交響楽団の大ファンで、毎年夏になるとタングルウッド音楽祭に出かけるそうです。そんな彼女にとって2度目となる宇宙飛行を前に、彼女はボストン響に「楽団に因んだ『何か』を持って宇宙へ行きたい」とお願いをしました。楽団は彼女の希望を快く受け入れ、楽団メンバーたちと音楽監督ジェームス・レヴァインのサイン入り「第九」のオーケストラ・スコアの1ページをプレゼントしました。Wilsonさんら宇宙飛行士たちはオーケストラの楽団員、そしてベートーヴェンの応援を受けながら、宇宙での14日間のミッションに就きます。

(参照)
Bostonist.com Houston, We Have A Symphony. (October 18, 2007)

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2007.10.13

マーラーさん、本当にあなたの時代が来ちゃいましたよ。

Toronto_mahler_painting01

 最近カナダ・トロントで、建造物の壁などに「Gustav Mahler」と書かれた、スプレーによる落書きが急増しています。この「謎の落書き」は同市東部のキング・ストリート付近の各所で、今年10月頃から目にするようになったとのことです。一体だれが犯人なのか、そして動機はナンなのか。まさに「都会のミステリー」といったところでしょうか。実際の落書きはこちらこちら、そしてこちらなどで見る事ができます。ちなみに落書きは犯罪行為ですから、日本のクラシック大好きな大きなお友達はマネしないでくださいね。

(参照)
Soho the Dog. 80 Blocks From Symphonies. (October 11, 2007)

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Google帝国万歳!Viva!

Google_pavarotti

 Rakastava経由。白いハンカチを振る巨体のオペラ歌手…、といえばルチアーノ・パヴァロッティですね!10/12が彼の誕生日、という事でこの「期間限定トップページ」になったのでしょう。それにしても最近のGoogleの「機を見るに敏」な動きには驚嘆させられます。今月も「スプートニク50周年」記念ロゴがありましたし。

(追記)あと「Google」トップページのパヴァロッティの辺りをクリックすると、ちゃんと「Luciano Pavarotti」の検索結果が出るのね。

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2007.10.08

赤穂国際音楽祭に行ってきました

Ako_bench_art

 好天に誘われて、クルマで赤穂まで遠出してきました。目的は、赤穂城本丸跡などを会場にして行われた「赤穂国際音楽祭」です。
 
 会場へと足を踏み入れようとしたら、まず飛び込んできたのがコレ↓

Welcome_home_daishin

↑音楽監督の樫本大進に対する「熱烈歓迎」の横断幕です。彼のお母さんが赤穂出身ということもあって、以前から樫本さんと赤穂との関係は深く、これまでも樫本さんがヴァイオリンを寄贈したりしているそうです。この日も本番前のプレ・コンサートで、地元の子供たちが寄贈されたヴァイオリンを持って演奏していました。贈り主の樫本さんとの共演もありましたが、舞台袖では父兄たちと思しき皆様がビデオカメラを回していたりして、会場全体が「おけいこの発表会」みたいなムードになってました。まあ、なかなか微笑ましい光景でした。

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2007.10.06

「BARKS+plus ~クラシックとジャズの女神たち~」を見る

Barks01 「クラシックとジャズの美女が一堂に会したムック本」という宣伝文句に釣られ、ついアマゾンでゲットしてしまいました…。しかしこの「BARKS+plus ~クラシックとジャズの女神たち~」のように「ヴィジュアル最重視」の姿勢を堂々と謳ったクラシック音楽誌って、これまで全くといっていいほど無かったですからね。更に言うと、クラシック音楽界って最近まで若手奏者の容姿について表立って語ることがタブー視されていたようなフシもありますし。でも「アノ演奏家、ホントかわいいな…」て思いながら、贔屓のアーティストを応援していませんでしたか皆さん!というわけで、ファン達が心の奥にしまい込んでいた感情を解き放ってくれるような、そんなBARKSの編集方針を、私は積極的に評価したいと思います。
 

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お金さえあれば、ゲルギエフ&マリインスキー管がプライヴェート・コンサートを開いてくれるらしい

 アメリカの高級百貨店「ニーマン・マーカス」(→公式サイト)が、今年のクリスマス商戦の「目玉商品」の一つとして指揮者ワレリー・ゲルギエフ(54)とマリインスキー歌劇場管弦楽団によるプライヴェート・コンサートの権利を売りに出していることが判りました。同社のクリスマスカタログによると、コンサート・プログラムは(クリスマスらしく)チャイコフスキーの「くるみ割り人形」組曲とピアノ協奏曲(第何番かは不明)。そして残りの一曲は、チャイコフスキーの曲なら何でもリクエストに応えて演奏してくれるそうです。コンサートにはピアニストのLola Astanova、そして司会進行役としてレジス・フィルビン(US版「クイズ$ミリオネア」の司会者)も同行します。購入者を含めて500人までなら招待客を呼んで良い、というこの演奏会の価格は159万ドル(約1億8590万円)。この商品がUS限定かどうかはよくわからないのですが、何れにしても「高過ぎるよ…」と呟きながらマリインスキーの来日公演チケットをファミマの端末で購入した、私のような人間には手が届かない価格です。

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2007.10.05

ドレスデン国立歌劇場来日公演「タンホイザー」「ばらの騎士」の指揮者が変更に

たった今「ジャパン・アーツぴあ」からメールが入りました。それによりますと、「タンホイザー」の指揮者がルイージから準・メルクルとガボール・エトヴェシュ(私は初耳なのですが、彼が指揮したフェニーチェ歌劇場「パルジファル」のDVDが出てますね)の2人に、「ばらの騎士」が準・メルクルからルイージに変更されるとの事です。理由はあくまでアーティスティックなものだ、ということですが、公演に行かれる方はご注意ください。

ということで、公演スケジュールは以下のようになるのですね↓

2007年11月

10日(神奈川)タンホイザー エトヴェシュ
13日(上野)タンホイザー エトヴェシュ
17日(上野)タンホイザー メルクル
18日(神奈川)ばらの騎士 ルイージ
20日(上野)タンホイザー メルクル
23日(渋谷)ばらの騎士 ルイージ
24日(上野)サロメ ルイージ
25日(渋谷)ばらの騎士 ルイージ
26日(上野)サロメ ルイージ

(註)カッコ内は会場。神奈川=神奈川県民ホール、上野=東京文化会館、渋谷=NHKホール

なお、12日と14日のコンサートは「変更なし」です。

(参照)
ドレスデン国立歌劇場来日公演ブログ - 指揮者変更のお知らせ

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コヴェント・ガーデン歌劇場がYouTubeでスタッフ募集

 ロンドンの「ロイヤル・オペラ・ハウス」(→公式サイト)が先月から、スタッフを募集するプロモーションビデオをYouTube上にupしています。ビデオは6パターンあり、各ビデオには実際に歌劇場で働いているスタッフが1名づつ登場し、音楽に合わせて踊ったり、「オー・ソレ・ミオ」を歌ったりしています。

↑ノリノリの舞台技術スタッフ。

↑ナポリ民謡を歌うIT担当。

 ビデオの最後の方に写し出される「a href="http://www.royaloperahousejobs.com/">www.royaloperahousejobs.com/」とは、コヴェント・ガーデンの求人広告サイトのURLです。日本だとTV-CMの最後に「続きはWebで」というメッセージが流れることがよくありますが、こちらはCMも「続き」もWeb上で展開しているわけです。

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2007.10.04

クレメンス・クラウス「リング」のmp3 米アマゾンでの大廉売終了

 今「amazon.com」を覗いたら、例のクレメンス・クラウス指揮「リング」バイロイト音楽祭ライヴの価格が「$126.42」になってました。しかし「$13.98」→「$126.42」て、10倍近い値上げですよ。すごい急騰ですね。もしかしてサブプライムローンの焦げ付きの影響ですか?(違)。

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2007.10.02

アメリカならクレメンス・クラウスの「リング」がたった14ドル(但しmp3)でゲットできるというのに…

Krauss_bayreuth_ring__1953_ 先月下旬から米amazonで開始されたmp3音楽ファイルのダウンロード販売ですが、mp3の価格はCDパッケージよりもかなり割安みたいです。中でも激安度ピカイチなのが、クレメンス・クラウスの「ニーベルングの指輪」バイロイト1953年ライヴ。HMVの通販だと14枚組CDセットを購入するのに6794円かかるのですが、米amazonのmp3なら13ドル98セントなんです。今日の為替レートで計算すると1620円です。「ラインの黄金」から「神々のたそがれ」まで全て揃えてこの値段です。これぞ「ザ・価格破壊」といいますか、メジャー音楽産業が炎のワルハラ城状態といいますか。とりあえず「ムムムッ!」と反応した私は、何のためらいもなくamazonのサイトで「1click」しました。しかし私の「リング」獲得への野心は、amazonによって無残にも打ち砕かれたのです。

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