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2007.10.06

「BARKS+plus ~クラシックとジャズの女神たち~」を見る

Barks01 「クラシックとジャズの美女が一堂に会したムック本」という宣伝文句に釣られ、ついアマゾンでゲットしてしまいました…。しかしこの「BARKS+plus ~クラシックとジャズの女神たち~」のように「ヴィジュアル最重視」の姿勢を堂々と謳ったクラシック音楽誌って、これまで全くといっていいほど無かったですからね。更に言うと、クラシック音楽界って最近まで若手奏者の容姿について表立って語ることがタブー視されていたようなフシもありますし。でも「アノ演奏家、ホントかわいいな…」て思いながら、贔屓のアーティストを応援していませんでしたか皆さん!というわけで、ファン達が心の奥にしまい込んでいた感情を解き放ってくれるような、そんなBARKSの編集方針を、私は積極的に評価したいと思います。
 

 さて「BARKS+plus」の中身ですが、アイドル写真集並みの大きさだけあって写真が豊富で(とゆーか、ほとんど写真ばっか)、視覚的に十分楽しめる内容となっています。特に神尾真由子さんの写真は、私が彼女に対して持っていたイメージを(良い意味で)裏切るものでした。まあサックス奏者の矢野沙織さん(「報道ステーション」のオープニングテーマの人ですね)のは、ちょっと目のやり場に困りましたけどね(笑)。しかし青澤隆明や真嶋雄大の両氏を始め、音楽雑誌でも見かけるライターの方々が記事を執筆されているので、音楽雑誌として「道を外れている」ような印象は受けませんでしたし、最初の冒険的試みとしては十分合格点ではないでしょうか。もし「第二弾」が発刊されるなら、今度はジャニーヌ・ヤンセンニコラ・ベネデッティバイバ・スクリデヴィルデ・フラング・ビェルケ、そしてリーズ・ドゥ・ラ・サールといった外国人アーティストにも目を向けてもらいたいところです。あと今回と同じ趣旨の「男性版」ムック本を出せば、女性版よりも売れそうな気がするのですが如何でしょうか<BARKS編集部。

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Comments

dokichi様こんにちは。

私はかねてから、音楽雑誌の写真が小さいのを残念に思ってたクチですので。英「グラモフォン」など、外国のクラシック専門誌と比べても小さいような気がするんですよね。雑誌の判の大きさのせいでそう感じるのかもしれないのですけど。

でやっぱり男性版もあった方がいいですよね!タイトルは「クラシックの王子たち」でしょうか。ベタですけど。

以上、先日ケラスにサインを頂いたおかかでした。

Posted by: おかか1968 | 2007.10.07 08:18

こんばんは。
もちろん演奏が素晴らしいのが
前提ですが
ルックスが素晴らしいのだったら
さらにいいなと思う自分なので
このような特集記事は嬉しいですね
同性の綺麗なお姉さんの演奏家の
姿を見るのも嫌いじゃないですから
(自分がデュ・プレに魅せられてるのは
その面もあります。)
それと・・
最後に書いてる同じ趣旨で男性版を
作ったら文句なしに欲しいですね(笑)
ハーディングとかジャン・ギアン・ケラスとか
その特集に入ってたらですけど

Posted by: dokichi | 2007.10.06 21:30

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