ヴィエラ先生マーカル 辞意表明
日本に続いて、チェコから突然の辞任劇のニュースが入りました。指揮者ズデニェク・マーカル(または「マーツァル」「マカル」:71)が、チェコ・フィルの首席指揮者のポストから退くことを表明しました。まさに「青天の霹靂」ですが、その理由というのが、チェコ地元紙のマーカルに対する酷評で、彼は地元マスコミへの抗議の意思表明として辞任した、というので話題となっています。
マーカルの辞任のきっかけになった記事は、今月7日プラハの新聞「Lidové noviny」に掲載されました。チェコ語で書かれたその記事の内容ですが、マカールのレパートリーの保守性を批判したもの、ということ以外は現在のところ手元に情報がありません。しかしともかく、マーカルはその記事にいたく立腹し、今月8日オーストリア・グラーフェネッグで行われるコンサート(→公式サイト)の準備のために行われたリハーサル後、辞意を表明したといいます。
もっともチェコ・フィルの関係者によると、「マーカルは今後もプラハで仕事を続ける。録音や外国でのツアーも予定されている」とのことですが、ちょっと首を傾げたくなるようなニュースですね。
(参照)
PlaybillArts. Angry Over Bad Review, Conductor Zdenek Mácal Abruptly Quits Czech Philharmonic. (September 11, 2007)
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