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2007.09.01

「きょうの料理」テーマ曲 誕生のひみつ

 今日新聞を眺めていたら、NHK-ETVの長寿番組(今年で50周年だそうです)、「きょうの料理」のテーマ曲を作曲した冨田勲氏のインタビューが載っていました。もしかして電子版でupされるのかも知れないのですが、dat落ちしたら読めなくなるので、敢えて勝手に引用いたします。

●てれび名物 - NHK「きょうの料理」テーマ曲 包丁のトントン鼻歌で●

 NHK教育「きょうの料理」は一九五七年十一月四日の放送開始から今年で五十年。初回から変わらない軽快なテーマ曲を作曲したのは、世界的なシンセサイザー奏者で作曲家の冨田勲だ。

 「当時の東京はちょうど映画『ALWAYS 三丁目の夕日』で描かれたような風景でしてね。内幸町にあったNHK放送会館の一階に、劇の伴奏に携わる人が時間つぶし雑談する『劇伴横町』と呼ばれていたスペースがあったんですよ」

 携帯も留守電もない時代。急な依頼でも横町へ行けば誰かいる、何とかなる。翌日開始の「きょうの料理」のディレクターが「テーマ曲を作ることになった」と飛び込んできた。たまたま居合わせたのが、まだ無名の冨田、二十五歳。目が合った。「簡単でいいから」

 すぐに演奏者を確保。たまたま三階のスタジオで別番組に出演していた演奏家たちに、終了後も残れるか都合を聞いた。

 「すると残ったのがマリンバ、ウッドブロック、スネアドラム、ベース…。この楽器でやれる曲を書くしかなかったわけですよ」

 有り合わせの食材で料理する感覚。「ウッドブロックがあるから包丁のトントンという感じを、なんてことで鼻歌みたいに。一時間足らずでした」。手際よく、不滅の一曲の出来上がり。

 「半世紀も続くなんてね。うまくはまったんでしょうね。もしあの時、残ったのがブラスバンドや弦楽だったら、どんな曲になったかなぁ」

(福井新聞、2007年9月1日、21面)

 冨田氏ではないですが、あのとき弦楽奏者たちが残ってたらどんなテーマ曲になっていたのでしょうね。ヨハン・シュトラウスのピチカート・ポルカみたいな曲になってたかもしれませんね。また自らが一時間程度で書き上げた曲が、某コミック漫画で重要な役割を果たすなんて、当時は想像すら出来なかったでしょうね。

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