「それでは、振ってみましょう!」
いや、今日の「題名のない音楽界21」は面白かったですね。「一度は指揮台に立ってみたい!」「オーケストラを指揮したい!」という、クラシック音楽ファンなら誰しも一度は思い描く願いを(幸運にも)叶えた方たちの演奏を存分に堪能しました。私は見てるだけでお腹一杯になりました(笑)。今日付のオンエアを見る限り、個人的には「ベスト・パフォーマンス賞」は、モーツァルトの「小ト短調」を指揮した少年と、「新世界」を指揮なさった女性のお二方に差し上げたいです。前者は正に堂に入った指揮ぶりでコンマスの握手も頂いてましたし、後者は…、ユニークな指揮ぶりにイチコロで魅了されました(笑)。
しかしせっかくの晴れ舞台なのですから、参加者の皆様には「指揮冥利に尽きる」ような、テンポの変化の激しい楽曲をセレクトして欲しかったですね。さすがに「春の祭典」を振ってくれとは申しませんが(笑)、ただ拍子を振るだけの楽曲よりは、楽想の変化のある曲の方が、指揮者の仕事の「やり甲斐」があるというものです(笑)。その意味では、モーツァルトの交響曲よりは、オペラの序曲のようなものの方がよろしかったのではないかと思いました。ですから「こうもり」序曲を指揮されたお方は「分かってるなぁ」と思いましたよ(笑)。しかしその曲を振られた方に、もうちょっと「ノリ」があると良かったですね。あの方には…;
是非ともクライバーの来日公演の動画を見て欲しかった
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Comments
まりこ様こんばんは。
いや、何より指揮している皆様の「表情」が良かったですね。みんな目つきが真剣そのものでしたし、ドラが鳴った後は皆様いい笑顔をしていましたね。
こういう企画は是非続けて欲しいですね。番組タイトルには「第1回」と付いてましたから、もしかして来年も期待して良いのでしょうか。
Posted by: おかか1968 | 2007.07.09 19:29
はじめまして。
いつも楽しく読ませていただいてます。
貴重な情報、ほんとうにタメになります。
わたしも今朝の「題名〜」たまたま観ました。
はじめは、しろうと芸……とたかをくくってみはじめたらば、面白いのなんのって、気がついたら、チャイナ服の62歳女性の演奏姿に感涙……。少年の音楽性にドキドキ。1分きっちりで序曲を振り切った男性にブラボー〜♪ 感動しました。
来週もまた続編があるらしいので、楽しみです。
Posted by: まりこ | 2007.07.08 23:32