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2007.07.18

ニューヨーク・フィルの次期音楽監督はアラン・ギルバート

 ニューヨーク・フィル(以下NYフィル)は今日、指揮者のアラン・ギルバート(40)が2009/10シーズンから同楽団の音楽監督に就任すると発表しました。1842年創立という、このオケの長い歴史の中で、ニューヨーク出身の人物(つまり「ニューヨーカー」)が楽団のトップに立つのは初めてのことです。また両親が共にNYフィルの楽団員(父親のMichael Gilbert氏は引退、母親の建部洋子さんは現役)ということで、これも(当然ながら)楽団史上初となります。
 ギルバートは2001年にNYフィルにデビューして以来、現在まで31回のコンサートを同楽団で行なっています。いわば「常連」的存在の彼を「次期音楽監督へ」という声は、以前から一部批評家たちの間で上がっていたので、個人的にはドゥダメルがLAのポストを射止めた時のような驚きはないのですが、彼のクラシック音楽界での知名度を考慮すれば、やはり今回の決定は「サプライズ人事」と言えそうです。また「日系人が楽壇の重要なポストを手中にした」と、日本のマスメディアがこぞって取り上げるかもしれません。
 またNYフィルは、今後リッカルド・ムーティとの関係を一層深めることも併せて発表しています。2009/10シーズン以降ムーティは、1シーズンあたり6-8週ほどNYフィルを客演指揮するほか、同楽団の演奏旅行にも帯同するとの事です。
(関連記事)
NYフィルのプレスリリース
New York Times. The Philharmonic Picks New Music Director. (July 18, 2007)
New York Times. Philharmonic Opts for Generation Next.(July 19, 2007)
New York Times. A Son of the Orchestra Returns as Music Director.(July 19, 2007)
↑これほどまでに「ニューヨーク・タイムズ」紙に取り上げられるとは…。まさに「異例」の扱い。
Washington Post. Alan Gilbert to Lead New York Philharmonic.(July 19, 2007)
Gramophone. Alan Gilbert appointed New York Philharmonic music director.(July 19, 2007)
PlaybillArts. Riccardo Muti Accepts Informal, Though Substantial, Guest-Conducting Post with New York Philharmonic. (July 18, 2007)
Alan Gilbert (Conductor) - Wikipedia

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