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2007.07.29

「ニコニコ動画」で見るクラシック音楽

 あぁ…。どうしてあんな試合を…。しかもFIFAブラッター会長の前で…。日本だけでなく、韓国の国家代表もあの体たらくだったし、レフェリーもアジアンクオリティでは…。ヘタしたらW杯のアジア枠が減らされるかも…。日本代表にとって今回のアジアカップは、あくまでもアジアカップの名を借りた「強化合宿」だったんだ…、と力づくで納得させようとしている自分がいます。
 そんな私を誘ってくれるのが、最近すっかり一般にも定着した感のある「ニコニコ動画」(※)です。まだご存知でない方には、「ニコニコ動画はメイド・イン・ジャパンのYouTube」といえば分かりやすいかもしれません。ただYouTubeではコメント欄が動画の「下」に付くのに対し、ニコニコ動画はコメントが動画の「中」に付く、というのがユニークかつ面白いところであります。ほうき星の如く右から左へと流れていくツッコミの数々は、時として壮観であります。まあYouTube同様、オモロイ動画とヤバイ動画が満載なのですけど、YouTubeが米大統領選で存在感を増しつつあるなか、ニコニコ動画でも民主党の小沢一郎代表が登場し話題となるなど、そのポテンシャルが社会的に認知されつつあるように感じられます。
 そんなニコニコ動画にupされるクラシック音楽関連の動画も、徐々に増えつつあるようです。その中から今日は、私の心の琴線に触れた動画をご紹介したいと思います。

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2007.07.28

ラヤトン、そしてザ・リアル・グループ

 少し前、ネット界の大先輩であらせられる斉諧生様のサイトで、ラハティ交響楽団がアバを演奏していると知り、あわてて購入したのがこのCDでした↓

Rajaton_lahti_01

「Rajaton Sings Abba With Lahti Symphony Orchestra」(→amazon.deHMV@TOWER.JP)です。

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2007.07.26

Дシャツ

Dshirt

 ユニクロがECMとコラボしたTシャツシリーズから、「Keith Jarrett - Dimitri Shostakovich 24 preludes and fugues op.87」です。ネタ元となったCDがリリースされたとき、キリル文字の「Д」を大胆にあしらったデザインに私は相当インパクトを受けました。そして肝心の中身ですが…、やっぱり私にはニコラーエワが最高です!(笑)。

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2007.07.22

「ヴェルビエ音楽祭」のライブ動画配信

 今月20日より開始された「ヴェルビエ音楽祭」(→公式サイト)のライブ演奏の模様が、現在動画配信で見ることができます。こちらのサイトにアクセスすれば良いのですけど、私のネット接続環境が貧弱なためなのか、はたまたサーバにアクセスが殺到しているためなのか、ともかくファイルが途切れ途切れになったり、静止した状態で先に進まなくなってしまい、現状では鑑賞に堪えられる状態ではありません。もうちょっとスムーズに視聴できるようにして貰いたいですね。

(7/23追記)今アクセスしたら、会場からの生中継でクヴァストホフがシューベルトを歌っていました。この動画はコマ落ちもないですし、問題なく見ることが出来ます。生中継なら比較的オッケー、ということなのでしょうか。
 丁度今クヴァストホフの出番が終了しました。このあとはラン・ランですか。と思ったらマイスキーも出てきたよ。ヴァイオリンの人もいるけど誰かな。公式サイトで確認…、Radoslaw Szulcさんですか。このトリオでメンデルスゾーンやってます。このあとにホーネック指揮で「モツ・レク」ですか。バーバラ・ボニー、アンネ・ゾフィー・フォン・オッター、そしてルネ・パペも出てきますね。ところで、「オペラキャスト」によると、ボニーて引退してたんですか。知らなんだ。

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サンフランシスコ交響楽団の「Bloggers Night」

 プレス向け発表会にブログ管理人を招待したり、ブロガー向けイベントが開催されたりと、ブログをプロモーションに積極的に活用しようとする企業が、日本でもぽつぽつ増えてきたような気がします。最近ではJR東海が、新幹線の新車両「N700系」試乗会にブロガーたちを招待してましたね。
 さてサンフランシスコ交響楽団(以下SFSO)も、今月18日にブログ管理人を対象としたイベント「Bloggers Night at The Symphony」を行いました。この模様をリポートするブログの数々(その1その2その3その4その5)、そして「フリッカー」内のギャラリーを見てるだけで、この催しがどれほど楽しいイベントだったかが伝わってきます。
 上でリンクしたブログを読んで判ったのですが、どうやらSFSOは、クラシック音楽系のブログ管理人だけでなく、そうでない一般ブロガーたち(つまり「クラヲタ」でない人々)にも招待状を送ったみたいですね。そのあたりに「自分たちのオーケストラを世間に知ってもらいたい」というSFSOの「意図」が透けて見えます。
 このようなイベント、ぜひ日本でもやって欲しいですね。あっ、あの、別に「やるんだったら呼んで欲しいな…」という意味ではありませんので、念のため。

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2007.07.19

I miss you, Jerry.

(関連記事:スポニチ/共同

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2007.07.18

ニューヨーク・フィルの次期音楽監督はアラン・ギルバート

 ニューヨーク・フィル(以下NYフィル)は今日、指揮者のアラン・ギルバート(40)が2009/10シーズンから同楽団の音楽監督に就任すると発表しました。1842年創立という、このオケの長い歴史の中で、ニューヨーク出身の人物(つまり「ニューヨーカー」)が楽団のトップに立つのは初めてのことです。また両親が共にNYフィルの楽団員(父親のMichael Gilbert氏は引退、母親の建部洋子さんは現役)ということで、これも(当然ながら)楽団史上初となります。
 ギルバートは2001年にNYフィルにデビューして以来、現在まで31回のコンサートを同楽団で行なっています。いわば「常連」的存在の彼を「次期音楽監督へ」という声は、以前から一部批評家たちの間で上がっていたので、個人的にはドゥダメルがLAのポストを射止めた時のような驚きはないのですが、彼のクラシック音楽界での知名度を考慮すれば、やはり今回の決定は「サプライズ人事」と言えそうです。また「日系人が楽壇の重要なポストを手中にした」と、日本のマスメディアがこぞって取り上げるかもしれません。
 またNYフィルは、今後リッカルド・ムーティとの関係を一層深めることも併せて発表しています。2009/10シーズン以降ムーティは、1シーズンあたり6-8週ほどNYフィルを客演指揮するほか、同楽団の演奏旅行にも帯同するとの事です。
(関連記事)
NYフィルのプレスリリース
New York Times. The Philharmonic Picks New Music Director. (July 18, 2007)
New York Times. Philharmonic Opts for Generation Next.(July 19, 2007)
New York Times. A Son of the Orchestra Returns as Music Director.(July 19, 2007)
↑これほどまでに「ニューヨーク・タイムズ」紙に取り上げられるとは…。まさに「異例」の扱い。
Washington Post. Alan Gilbert to Lead New York Philharmonic.(July 19, 2007)
Gramophone. Alan Gilbert appointed New York Philharmonic music director.(July 19, 2007)
PlaybillArts. Riccardo Muti Accepts Informal, Though Substantial, Guest-Conducting Post with New York Philharmonic. (July 18, 2007)
Alan Gilbert (Conductor) - Wikipedia

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2007.07.17

ジェリー・ハドレー続報

Hadley01 今日付のCNNの記事によると、「先日自殺を図ったテノール歌手、ジェリー・ハドレー(55)の生命維持装置が外された」とあります。この記事を見ただけでは、「あっ、快方に向かってるのかな」と思い込んでしまいそうです。だが実際はそれとは異なるようです。
 同じニュースを伝える昨日付の「PlaybillArts」では、関係者によるコメントが紹介されています。それは以下の通りです;

"He is not in pain and will be kept comfortable until his passing,"

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2007.07.16

ググるググるググる

 私の休日の朝は、ちょっと朝寝坊でした。まあ、昨日の夜中にアジアカップを見たせいもあるでしょう。それにしても韓国がバーレーンに苦杯をなめるとは…。オージーも信じられない負け方をしましたし…。そう考えると、日本は第2戦を実に上手く乗り越えたといえるでしょう。
 台風は日本列島を舐めるように通り過ぎていったようですが、窓の外はいつもの曇り空です。とりあえず歯を磨いて、髭剃って、そして…ブログのネタ探しです(笑)。
 まず海外の音楽ニュースサイト(プレイビルとかArtsJournalとか)をザッと眺めてから、Alex Ross氏のブログ(いわゆる「ブログ本」が出るみたいですね)と「On An Overgrown Path」(今は完全に「プロムズ」モードですね)、そして「ionarts」(管理人は今シエナですか)をブラウズします。その次は「Google News」の検索窓に適当なキーワードを入力して、面白いネタを探します。いつも入れるキーワードは決まっています。日本語版なら「音楽」「クラシック」(競馬ネタの中に、時々クラシック音楽:笑)など、英語版なら「orchestra」「conductor」「violinist」「pianist」、といったところです。普段はそこで終わりですが、時間に余裕があるときは「Google ブログ検索」です。これが結構小ネタ探しに有効だったりします。そんなネット生活を、もう3年ほど続けていますが、いつまで続くのでしょうね、こんな生活(笑)。
 そして今日もネットから拾い上げたニュースを。

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2007.07.15

棚山鰤考

Box_set_layer

 この四字熟語、「たなやまぶりこう」と読みます。意味は…、棚に山と積まれたブリリアントのCDボックス(愛称:鰤箱)を眺めながら「これはまだ全部聴いていなかったなぁ」「いつ聴こうかな…」などと考えを巡らせるという…、まあそんな意味です(笑)。
 そうは言っても、最近のブリリアント・クラシックスの充実ぶりには目を見張るものがあります。最近購入した中ではベートーヴェンの作品を収録した2つのBOXセットが、とりわけ素晴らしかったです。
 一つは、最近引退を発表したガルネリSQによる「弦楽四重奏曲全集」(→HMV/@TOWER.JP)です。書道にたとえるなら、「草書体」でなくて「楷書体」のような、そんな音楽を4人が奏でています。各パートがとても明瞭ですし、曖昧な音が何ひとつない、クリアネスに秀でた演奏です。16曲全てが優れていますが、特にガルネリの特徴が現れている楽曲を一つ挙げるなら「第12番」(Op.127)でしょうか。一音一音に力が篭った、筋肉質な演奏は見事の一言です。
 もう一つは、グリュミオーとハスキルによる「ヴァイオリンソナタ全集」(→HMV/@TOWER.JP)です。モノラル録音のせいか、グリュミオー独特の磨かれた珠のような音の輝きには僅かながら欠けるところがあるのですが、それでも彼の伸びやかなヴァイオリン演奏は、十分過ぎるくらい魅力的ですし、ハスキルの無駄のない表現も、音楽にフィットしていて実に素晴らしいです。
 両方とも「えっ!こんな値段で!?」と思うほどの出血大サービス価格で手に入るのですから、ホントに良い時代になったものです。この流れを「音楽業界をおびやかす暴挙」と捉える向きもあるようですが、消費者の立場で言えば全然オッケーですよ。これからもブリリアントには、手ごろなお値段で名演をどんどんと提供して欲しいところであります。

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2007.07.14

オルガンで聴く郡上節

Bovet_salamanca_2 通販サイト「アリアCD」から先日、岐阜・サラマンカホールで収録されたギ・ボヴェのアルバムが届きました。タイトルは「オルガン音楽の喜び」。収録曲はバロック期にヴァレンシアで活躍したファン・カバニレスの小品数曲とネブラの「ファンダンゴ」、大バッハの「幻想曲とフーガ ロ短調」(BWV544)。そして最後には日本の歌を下敷きにしたボヴェ自身の作品「日本三景」へと続きます。やや珍しいプログラミングですが、ブックレットによると「サラマンカホールのオルガンの多様な側面を表すように考えられ」たとのことです。
 そもそもこのCD購入のきっかけとなったのは、このホールのオルガンを製作した辻宏氏のことを「アリアCD」で紹介していたからです。この記事を見たあと私はネットで様々な情報を集めていくうちに、辻氏のオルガンが置かれた岐阜の小さなコンサートホールが、スペインの学園都市の名前を冠するに至った所以を初めて知りました(そのいきさつについてはサラマンカホールの公式サイトにも記されています)。そして私は、このホールで体験したある出来事を思い出しました。「ルー・ゲーリック病」に冒され惜しまれつつ世を去ったオルガン職人と、私が会場で見かけたレスピレータを着けた観客の姿が、私の心の中でダブったのです。
 バブル期以来、日本では数多のコンサートホールが建てられていますが、このサラマンカホールには、辻氏を始め、このホールに関わった様々な人々の「魂」が篭っているような気がします。だからこそ、私はあんな滅多とない経験をしたのかも…。
 さてボヴェ作曲による「日本三景」の1曲目は、郡上八幡に古くから伝わる「郡上節」がモチーフになっています。物悲しい出だしはオリジナル(※)と相当ギャップがありますが、最後には華麗で輝かしいオルガンの響きで幕を閉じます。これは明らかに辻氏に対する音楽的なオマージュではないでしょうか。

(※)ボヴェが引用した郡上節の「かわさき」は、郡上八幡観光協会のサイトで聴くことができます。

(Reference)
"The Joy of the Organ Music"
Guy Bovet(Organ)
Works by Juan Cabanilles, Jose Blasco de Nebra, Johann Sebastian Bach and Guy Bovet.
Recording date: October 3, 2001
Venue: Salamanca Hall, Gifu


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2007.07.13

イケメン作曲家ブラームス

 今年1月から始まったNHK「ぴあのピア」(→公式サイト)が、今週からブラームスの作品を紹介し始めています。そこでテレビに映る若き日の彼のポートレートを見るにつけ…、

Brahms

 20代の頃の男前っぷり、というか「美青年ぶり」には目を見張ります。
 個人的には、ブラームスが何歳頃から髭を生やし始めたのか、そこが気になるところです。


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2007.07.12

ジェリー・ハドレーが自殺未遂

Hadley01 海外メディアの報道によると、テノール歌手のジェリー・ハドレー(55)が今月10日早朝(現地時間)、自宅の寝室で自身の頭部に向けてライフル銃を発射し、その後治療のため病院に運ばれました。ハドレーは脳の損傷が激しく、重傷だとのことです。
 アメリカのテノール歌手の代表的存在で、メトの常連でもあったハドレーですが、去年は飲酒運転で逮捕されるという不祥事がありました。また友人によると、最近はうつ病にも悩まされていたといいます。そんなエピソードを聞くと尚更、彼の一日も早い快復を祈らずにはいられません。

Bernstein_candide_org

●バーンスタイン:「キャンディード」
レナード・バーンスタイン指揮ロンドン響 他 (DG)
ハドレーがタイトル・ロールを歌っている。

(参照)
New York Times. Tenor Is Gravely Injured After Shooting Himself, Police Say. (July 1, 2007)
Washington Post. Star Tenor Jerry Hadley on Life Support. (July 12, 2007)
Los Angels Times. Tenor on life support after suicide attempt. (July 12, 2007)

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2007.07.10

クラシック音楽とビールとパスタがあれば

Magazine_le_penseur どんなに苦しくても、そしてアジアカップでカタールに引き分けても生きていける私ですが(ホントUAEにも勝てなかったら承知しないですわよ:笑)、新潮社発行の季刊誌「考える人」の最新号(写真;→amazon.co.jp)が「続・クラシック音楽と本さえあれば」というタイトルだったもので(というより表紙がアンナー・ビルスマだったので)ついついゲットしてしまいました。ところで新潮社といえば昔、「グラモフォン・ジャパン」というクラシック音楽専門誌を出してましたね。「ジャジャーン!」と華々しくデビューしながら、いつのまにか休刊してしまい、今ではファンの話題に上がることもありませんけど、正直英「グラモフォン」誌が醸し出すブリティッシュ・テイストを直輸入してしまったがために、万事「ドイツ・ドイツ・ドイツ」な日本の音楽ファンから敬遠されたのではないでしょうか。私は好きだったんですけどね。出るのが5年早すぎましたね。あっすみません。今は「考える人」の話でしたね(笑)。

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2007.07.08

「それでは、振ってみましょう!」

 いや、今日の「題名のない音楽界21」は面白かったですね。「一度は指揮台に立ってみたい!」「オーケストラを指揮したい!」という、クラシック音楽ファンなら誰しも一度は思い描く願いを(幸運にも)叶えた方たちの演奏を存分に堪能しました。私は見てるだけでお腹一杯になりました(笑)。今日付のオンエアを見る限り、個人的には「ベスト・パフォーマンス賞」は、モーツァルトの「小ト短調」を指揮した少年と、「新世界」を指揮なさった女性のお二方に差し上げたいです。前者は正に堂に入った指揮ぶりでコンマスの握手も頂いてましたし、後者は…、ユニークな指揮ぶりにイチコロで魅了されました(笑)。
 しかしせっかくの晴れ舞台なのですから、参加者の皆様には「指揮冥利に尽きる」ような、テンポの変化の激しい楽曲をセレクトして欲しかったですね。さすがに「春の祭典」を振ってくれとは申しませんが(笑)、ただ拍子を振るだけの楽曲よりは、楽想の変化のある曲の方が、指揮者の仕事の「やり甲斐」があるというものです(笑)。その意味では、モーツァルトの交響曲よりは、オペラの序曲のようなものの方がよろしかったのではないかと思いました。ですから「こうもり」序曲を指揮されたお方は「分かってるなぁ」と思いましたよ(笑)。しかしその曲を振られた方に、もうちょっと「ノリ」があると良かったですね。あの方には…;

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2007.07.06

今年の「中之島国際音楽祭」のテーマは「バイオリン大集合」

 「大阪から世界へ、世界から大阪へ」というスローガンで去年9月に開催された「中之島国際音楽祭」が、今年も行われると「日経ネット関西版」が報じています(参照)。今年は去年より少し遅くて、10/6(土)~10/8(月・祝)の3日間の開催です(これって「せんくら2007」と全く同じ期日ですね)。今年のテーマは「バイオリン大集合」。関西がヴァイオリニストの名産地であることを広くアピールする狙いがあるようで、森悠子、大谷玲子、幸田聡子、梁美沙、黒川侑、そして辻久子といった、関西に縁のあるヴァイオリニストたちが多数参加します。それ以外にも在阪4オケの首席フルート奏者たちによるアンサンブルや、中村孝義指揮による「フィガロの結婚」(演奏会形式・アリア集)、北村朋幹のピアノ演奏などもあります。料金は1000円~2000円(←安い!)。一日通して聴ける「1日券」もあります。チケットはすでに「チケットぴあ」で発売中です。個人的には(コンサートではありませんが)辻久子さんや桂小米朝が出演する「クラシック人生を語る」に注目です。どうやら五嶋節、小栗まち絵、森悠子のお三方もゲストとして登場するようです。これだけの方々が一同に会する機会は、そう滅多とないと思います。

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2007.07.05

レッド・プリーストまた来るのか

Red_priest_leaflet

 昨日、兵庫県立芸術文化センターから来たチラシです。

 「凄いやつらが帰ってくる!!」そうです。
 
 彼らのプロモーションになると、あのレオンハルトを招聘したアレグロミュージックもウド○音楽事務所化してしまうのでしょうか。
 さて、これと同じくらい気になるのが同じ芸文センターの「三文オペラ」公演。チラシの名前の大きさを見ると、どう考えても吉田栄作が「どすのメッキー」、篠原ともえがポリーだ。吉田栄作の公式サイトを覗くと、どうやらそのようです。これってアンデルジェフスキのピアノ・リサイタルと同じ時期ですねぇ。11月11日(日曜日)は「三文オペラ」(中ホール)が午後1時開演、アンデルジェフスキ(大ホール)が午後3時開演です。どうも時間的に微妙ですね。芸文センターに「何時ごろ終わりますか?」て聞いてみようかな。しかしホール内で公演をハシゴするって、「ラ・フォル・ジュルネ」じゃないんだから…(笑)。やっぱり別の日にしようかなぁ。もうちょっと考えます。

(※)公演情報の詳細は、兵庫県立芸術文化センターの公式サイトをご覧ください)

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2007.07.01

ウェブラジオの放送案内はじめました

Radio01 既にご存知の方も多いと思いますが、当ダイアリーのブログの右の方に「おかかの気になるWEB RADIOオンエア」というものを付けてみました。これは欧米各局のウェブラジオの番組表から、自分が「オッ!」と思ったものだけをリストアップさせたものです。そんなわけで、どちらかというと「自分用の備忘録」という意味合いが強いものとなります。もっとウェブラジオの番組内容を詳しく知りたい方は、「番組表wiki - 海外ネットラジオのクラシック音楽番組」や「オペラキャスト」、そして英語で読みにくいですが「Webcast and Broadcast Concert Syndication Listings」(毎月URLが変わるのですが、とりあえず2007年7月分はこちら)などが、情報量が多くて参考になると思います。
 あと番組情報を個人で集めてる関係上、時折ミスが出るかもしれません。お気づきの点がありましたらメールでご連絡していただけると嬉しいです。
 最後に今日ちょっと気になったことがあるのですが、デンマーク国営放送にはクラシックを流すチャンネルが「DR Klassisk」と「DR P2」の2つあると聞いていたのですが、現在ストリーミング放送は「DR P2」しか聞けなくなったようなのです。ネットラジオに詳しい読者で、この事情をご存知の方がおられましたら、コメント欄にでもご教示頂ければと思います。

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