オイラも一度くらいポール・ポッツみたいに拍手喝采を浴びてみたいものだ
もうすでにネット界では有名ですが、ここでも改めて紹介しようと思います。素人さんが次々と特技を披露するイギリスのテレビ番組「Britain's Got Talent」(→公式サイト)に登場した一介のセールスマン、ポール・ポッツ(Paul Potts:36)氏の熱唱が、いま世界中で注目の的となっています。
「ポール、今日はなにを披露してくれるの?」と女性審査員に尋ねられ「オペラを歌います」と即答するポッツ氏。意外な返事にやや当惑しつつも、審査員たちはポッツ氏に「どうぞ」と歌うよう促します。そのあと南ウェールズから遠路はるばるやってきた携帯電話の営業マンが歌った「だれも寝てはならぬ」は、観客たちのスタンディング・オベーションと、審査員たちの「Absolutely Fantastic!」という賛辞で迎えられるのです。
さて私はオペラにはあまり詳しくはないのですが、この動画を見て「彼の歌唱はカラフとしては若干軽いかも…」と感じたもので、オペラのプロたちが「Nessum Dorma」をどう歌ってるか、ネットで確かめてみることにしました。
まずはフランコ・コレルリです。
突き抜けた声の量感、そして存在感が素晴らしいですね。
次に超高音で鳴らした歴史的歌手、ジャコモ・ラウリ=ヴォルピです。
けっこう晩年の歌唱だと思われますが、それでも声の張りは十分で、なかなか聞かせます。
次はマリオ・デル=モナコです。
まさに自信に満ちた、堂々たる歌いぶりです。
次は北欧が生んだテナー、ユッシ・ビョルリングです。
独特の声質が魅力的ですね。
そして最後はやはりこの人でしょう。ルチアーノ・パヴァロッティです。
(参照)
なんでも評点. 冷たい視線を浴びてタレント発掘ショーの舞台に立ったブオトコが魂に響く熱唱、2000人の大聴衆を感動の渦に (June 14, 2007)
ネタフル. 「Britain's got Talent」に出演するすごい素人たちの動画 (June 15, 2007)
The Rest Is Noise. Miscellany (June 14, 2007)
The comments to this entry are closed.
Comments
Tօp web site Emmanuelle
Posted by: Excellent site Arienne | 2014.02.25 22:57
Paul PottsがBritain's Got Talentに初登場したときの様子のビデオを、英語の面から解説した記事を書きました。トランスクリプトつきです。よろしければご覧下さい。
「イギリス人の歯並びと鳥肌」
http://linguaespresso.at.webry.info/200712/article_6.html
Posted by: Yasuro @ Lingua Espresso | 2007.12.16 20:33
「だれも寝てはならぬ」の次の曲が、「Time To Say Goodbye」ですか…。ちょっとベタなプログラミングですね。でも聴いてみます。情報ありがとうございました。
Posted by: おかか1968 | 2007.07.23 03:18
もうご存知かと思いますがPaulがCDを出しました。
先日HMV香港で現物を聴きましたが、
とても自然な歌い方でなかなかでしたよ。
http://www.amazon.com/dp/B000SKO0OY?tag=papofacl-20&camp=14573&creative=327641&linkCode=as1&creativeASIN=B000SKO0OY&adid=1BA1Y8BE9MXA4Y1J8347&
Posted by: ばってん | 2007.07.23 00:56
フィナーレの方が、服装も歌唱も決まってましたね。
Posted by: おかか1968 | 2007.06.19 05:47
フィナーレでポールが優勝しましたよね。
http://youtube.com/watch?v=QGP8ObruQ6A
Posted by: ばってん | 2007.06.19 00:20