二度あることは三度ある熱狂(やや番外編)
時間がやや前後しますが、昨日は朝イチでトウキョウ・モーツァルトプレイヤーズの演奏(「マ・メール・ロワ」が絶品!)を聴いたあと、今年1月に開館した国立新美術館(→公式サイト)に行ってきました。本当はモネが目当てだったのですが、その上でやっていた「異邦人(エトランジェ)たちのパリ1900-2005 ポンピドー・センター所蔵作品展」の方が私は楽しめました。モービルとかオプ・アートとかキネティック・アートとか、そんな視覚的に楽しめる作品が多く、「ここだとどう見えるだろう」「こっちに行くとどうかな」と作品の周囲をうろうろしながら鑑賞したので全く退屈しませんでした。
さて展示物の中にあったカンディンスキーの絵画「相互和音」を見て私はハッとしました。
「これってバルトークの音楽そのものじゃん!」
左右対称の構図といい、原色系の色使いといい、バルトークの音楽の中にある「美的感覚」との共通性を感じます。私がこう思ったのは明らかに、前日ムジーク・ファブリークの演奏で「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」を聴いていたからでしょう。こうやって美術館とコンサートをハシゴすることで、予想もしなかったインスピレーションがふっと沸いてくるものなのですね。
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