美しい豪華な装丁で作られたアルバム
私の最近の「お気に入りCD」のひとつに、ガヴリエル・リプキンのチェロ小品集「Miniatures & Folklore」(edel classics, 0016142GLP; →@TOWER.JP)があります。まずはモシュコフスキの「ギターレ」でさりげなく始まりますが、ここで油断は禁物です。この次のヴィエニャフスキ「スケルツォ・タランテラ」で「ゲゲッ!」、ポッパー「妖精の踊り」(Track 14)で「オヨヨ!」、そしてブラームス「ハンガリー舞曲第1番」で「アチャー!」と、リプキンの超絶テクの数々にはサプライズしっぱなしです。それ以外にも(チェレプニン「だったん人の踊り」やグラズノフ「アラビアの旋律」といった)珍曲や、個人的には初耳の作曲家の作品も何曲か収録されていたりして、中身はなかなかバラエティに富んています。ラストの(オリジナル以上に中国風な)「中国の太鼓」も秀逸ですし、最後まで飽きることなく聴き通すことができるアルバムです。
さてこのリプキンのアルバムにはもう一つ特徴があります。アリアCDでも触れられていますが、パッケージングがなかなか凝っているのです。以下写真付きで紹介します。
カバーの中には(ありふれたプラケースでなく)特製ブックレットが挿入されています。
ブックレットの表紙の裏面に挟み込まれる形で、CDが収納されています。
パッと見、エッセーでも書かれていそうなブックレット。紙質も悪くありません。
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