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2007.04.13

「熱狂の日」タイアップ企画CDが続々と…

 「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」(5/2~5/6、東京国際フォーラム)の開幕を間近に控え、レコード各社からタイアップ企画CDが続々リリースされます。

 ソニーからは「のだめカンタービレ ラ・フォル・ジュルネ セレクション」、「ぴあのピア ラ・フォル・ジュルネ・スペシャル」、「イマージュ ラ・フォル・ジュルネ セレクション」といった3タイトルが一挙にリリースされます。小山実稚恵のピアノ録音から国民楽派の作品だけを集めたコンピレーション「国民楽派ピアノ・セレクション」も実質的にはタイアップものと捉えて良さそうです。若干「下手な鉄砲も数打てば」的無節操感が漂うソニーのリリース・ラッシュではありますが、注目はやはり6枚組の「のだめ~」でしょうか。あの人気コミックに登場する曲目を中心に収録したとのことですが、これは明らかにタワレコから発売されているコンピレーションCD「ファンタジスタ!エキスポ クラシカル-これがクラシックの万国博覧会」への対抗企画でしょう。一枚あたりの単価では「ファンタジスタ!~」に劣るものの、セル、バーンスタイン、ブーレーズ、サロネンら一流どころの演奏を揃えて3600円という内容はなかなか「お買い得感」があります。まあ収録曲にサロネンとブロンフマンによるラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」を見つけた私は、どうしてもジョイス・ハットー事件を連想してしまうのですけど(苦笑)。
 さて東芝EMIからもタイアップCDが出ます。「エキゾティック・クラシック100」は6枚組で3000円。あの「ベスト・クラシック100」シリーズの「熱狂の日」版、といったところでしょう。EMIの契約アーティストの名前が並ぶラインアップはなかなか豪華なのですが、他の「ベスト・クラシック100」シリーズ同様「抜粋」での収録が多そうです。これではいくら初心者向けとはいえ個人的にはお薦めしかねます。せめて「モルダウ」くらいは全曲聞かせて貰いたいものです。
 さて現在「@TOWER.JP」では(上記アルバムを含む)「熱狂の日」関連のCDを並べた特集ページが開設されています。この中のCDで私のイチオシ盤は、小山実稚恵さんが演奏したラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」です。以前1号店に載せたコメントをここに再掲します。

本格的な堂々とした風格あふれるラフマニノフ。ラフマニノフの第3番協奏曲は、腕に自信のあるピアニストが「さあ、俺の自慢のテクを聴いてくれ」みたいな感じで弾くもの、ていう先入観があるので、こんなに堂々と立派な演奏を耳にし、正直この曲に対する認識を改めた。小山のピアノは、「楽譜を正確に忠実に弾く」以上のことをしている。内声部を際だたせたり、メロディーの歌わせ方もただの弾きっ放しでなく、よく考えて弾いている。それらの「くせ」が「本格感」を漂わせてる原因のような気がする。共演のフェドセーエフ率いるオケも重厚感あふれる響き。あ、それから、音もいいです。

 今読み返すと我ながら見苦しい文章ですね(苦笑)。要は「重厚感」と「本格感」の漂う、堂々たる名演だと言いたかったのですが。

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