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2007.04.15

世界の音楽業界でも4月は人事異動の季節なの?

 …と思うほど、最近オーケストラの新たな人事の発表が相次いでますね。例の「ドゥダメル・ショック」のあとも、ワシントン・ナショナル響の指揮者にイヴァン・フィッシャーが就任する(参照1)とか、今期でN響との契約を全うするアシュケナージが今度はシドニー響の首席指揮者になった(参照2)とか、様々なニュースが出てます。そういえばシカゴ響もニューヨーク・フィルも次期音楽監督探しの真っ最中なんですね。シカゴはもう随分前から候補者探しを続けてますけどね。あとNYの方は、地元音楽マスコミの間で「ムーティが最有力」なんて話が出てるらしい(参照3)。確かに最近「This Month at Philharmonic」で聴いたムーティの「ローマの祭り」は、ものすごくテンション高かったですからね。

 ところでLAフィルの人事ですが、この一週間アメリカのマスコミ報道を見てると「LAフィル大丈夫か!?」的論調は殆どといっていいくらい見当たりませんね。どのマスコミも今回の人事をものすごくポジティヴに受け止めていますし、各界からのコメントも実に楽観的なものばかりです。
 たとえば4/11日付の「ロサンゼルス・タイムズ」紙には、LAフィル音楽監督の「大先輩」にあたるズービン・メータのコメントが載っています(参照4)。メータは「20代の指揮者を音楽監督にするのは、LAの伝統のようなものだ」(←たしかメータも20代でLAフィルの音楽監督になったんですね…)「ドゥダメルは26歳だが、もう充分経験を積んでいる。(彼が音楽監督に就任する)2009年にはもっと経験を積んでいるはずだ。彼は正しい方向に向かって進んでいくだろう。私も彼にはいたく感動した。すばらしいことをやってくれそうだ」と述べています。すごくポジティヴです。

Salonen_dudamel そして「ロサンゼルス・タイムズ」は同じ記事の中で、今週月曜(4/9)に行われたプレス・カンファレンスの模様も伝えています。そこで現音楽監督のエサ=ペッカ・サロネン(写真左)は「(3年前ドゥダメルが優勝した)マーラー指揮者コンクールの演奏を聞いて、私は思わずもらい泣きしてしまいました」「これほどの天賦の才能に出会うことは、そう滅多とありません」と述べています。彼は今年1月ドゥダメルがLAフィルを指揮した演奏会を観客席で聞いていましたが、そのとき隣にいたサロネンの妻に「ドゥダメルで問題ないよ」とつぶやいていたそうです。
 プレス・カンファレンスにはドゥダメル(写真右)も新妻と共に会場に現れ、スペイン語に英語を交えたスピーチも行いました。彼は「私は英語はまだうまく話せません。でも段々うまくなっています。一年後、その半年後、二年後にはもっと上達していると思います」「今はまず妻との新婚生活を楽しみたいと思います」と語っています。いかにも若者らしい初々しいスピーチですね。

(関連記事)
LAフィルのプレスリリース
TheShowBuzz.Dudamel To Take LA Philharmonic's Reins (April 10, 2007)
OC Register Blog: Classical life. Press conference (April 9, 2007)
↑プレス・カンファレンスの模様を捉えた画像が何枚かあります。会場にはLAフィルの団員たちも同席していたようですね。.

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Comments

>おかか1968さんの4月8日のエントリーがトップ
ホントですね(笑)。これは果たしてLAフィル(とそのファン)にとって良いことなのでしょうか(苦笑)。

さてモイーズ様もご指摘のように、メータのあとLAフィルはジュリーニ、プレヴィンとベテランを音楽監督に据えていました。ジュリーニとLAフィルといえば、数は少ないながらも録音が幾つか残っていますね。私はこのコンビの「ブラ1」(DG;UCCG3603)が大好きでして、個人的には後のウィーン・フィルとの録音よりもこちらを取りたいです。それからプレヴィンがこのオケと来日したときのビデオを最近見ましたけど、悪くなかったですよ。

ただジュリーニもプレヴィンもLAフィルの在任期間は短かったんですよね。むしろ若くて「伸びしろのある指揮者」の方が長続きしているような印象があります。これは楽団当局やスポンサーの意向なのでしょうか。それともカルフォルニアの風土がそうさせるのでしょうか。

Posted by: おかか1968 | 2007.04.15 13:26

メータの後にジュリーニとプレヴィンも音楽監督をしていたはずだと、「ロサンゼルス・フィル」でググってみました。そうしたら、おかか1968さんの4月8日のエントリーがトップに来るではありませんか(まずはご報告・笑)。因みに、山崎浩太郎編のレコ芸98年5月号の特集記事「アメリカのオーケストラ」(p.176)によると、メータ(1962-78)、ジュリーニ(78-84)、プレヴィン(86-89)とありました。

Posted by: モイーズ | 2007.04.15 12:51

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