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2007.03.06

コンサートの曲目変更に観客が猛抗議

 イギリスでコンサート・プログラムの変更に怒った一部の観客が猛抗議を行い、楽団側が入場料の弁済を余儀なくされる事件が発生しました。
 イギリス・東サセックス州の地方都市を本拠地とするブライトン・フィルハーモニックは当初、先月25日のコンサートでアンドリュー・ガント氏の新作「イギリス交響曲」(A British Symphony)を世界初演する予定でした。しかし当日コンサートの冒頭、指揮者(で同楽団の首席指揮者)のバリー・ワーズワースが「本日は『イギリス交響曲』の代わりにメンデルスゾーンの『イタリア』を演奏します」とアナウンスしました。そして指揮者は続けて「新作は演奏するに値しない」と判断し曲目変更を決めた、といった内容の発言を行いました。

 突然「有名名曲」が聴けることを知らされ喜ぶ観客がいる一方、英国王立礼拝堂のオルガニスト兼合唱指揮者で、バッキンガム宮殿のファンファーレなどを書いた作曲家でもあるガント氏の曲が聞きたくてやってきたファンも当然いました。新作への期待に胸を膨らませて会場まで来たファンは「ダメ出し」した指揮者の態度に怒りが収まらなかったでしょう。舞台裏には20名ほどが押しかけ、楽団マネージャーのIvan Rockey氏に抗議を行いました。Rockey氏が彼らに対しチケット分の金額を弁済することでその場は収まったということです。
 この件に関してブライトン・フィルの公式掲示板には様々な意見が寄せられています(参照)。「演奏自体は良かった」という肯定的な意見もあれば、「せっかく足を運んだのに…。もっと早くキャンセルを発表して欲しかった」という意見もあります。「決定が遅すぎる」という意見に対し、Rockey氏は掲示板で「実際に練習を行なったのが本番数日前だったもので…」と弁明しています。

(参考)
Brighton Philharmonic Official Site
About Andrew Gant
The Argus. Audience demands money back from orchestra. (March 4, 2007)

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