ついにノーマン・レブレヒトもブログを始めた!!
イギリスの音楽評論家、ノーマン・レブレヒト氏といえば日本でも「巨匠神話」(→amazon.co.jp)「だれがクラシックをだめにしたか」(→amazon.co.jp
) などの著作で音楽ファンの間では知られた存在です。そんな彼が先日ブログを始めました。「Slipped Disc」という題名のブログの一番最初のエントリでレブレヒト氏は、ブログを始めた動機についてこう語っています。
なぜブログなのか?この数ヶ月間、この問いが常に頭の中にあった。私が文筆業を営んでいるのは生計を得るためだ(もしそうでなければよほどの大馬鹿者だろう、というのはサミュエル・ジョンソンの言葉だ)。多忙な中、何の報酬もなしに青い口紅を引いた風俗嬢と同じ真似をするのは正直気が引ける。
その一方、名だたる同業者たちがエサを求めて羽ばたく鳥のようにブログスフィア(ブログ界)に飛び立つ様を目の当たりにしている。またアマチュアがプロの批評家よりもより早く、より刺激的に事件を報じ、意見を述べたりすることで世間に名を轟かせる様子もみてきている。
そこで私は考えた。よし、やってみよう。少なくとも当分の間は続けてみよう。
今日(3/21)現在の最新のエントリでは、プレトニョフの最新アルバム「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1&3番」(→hmv.co.jp)で指揮者を務めたクリスティアン・ガンシュについてコメントしています。彼は実はDGのプロデューサーで、庄司紗矢香の録音を担当したりしているのですが、以前はチェリビダッケ時代のミュンヘン・フィルのコンサートマスターだったらしい。へぇへぇへぇ。
私はこのニュースを知り、「大きな山が動いたな」という感を強くしました。日本でも批評家のブログは物珍しいものではなくなりましたが、あのお方とかこのお方とかにブログを始めて頂きたいとずっと思っているんですけど、調べてみたらナント!すでにやっておられたとは…。
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Norman Lebrecht - Wikipedia
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