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2007.02.25

【演奏会レポ】新倉瞳 チェロ・リサイタル

 昨日は急に予定が空いたので「そうだ コンサート、行こう」、ということで岐阜は「サラマンカホール」まで出かけてみました。ところで会場に向かう途中でちょっと道草しました。休憩を兼ねて養老SAに立ち寄り「磯揚げまる天」の「ジャガバター天」をほおばってました。実は私、名神で関ヶ原を越えるときは必ず養老SAに寄って、必ず「まる天」を口にするんですよ。アツアツの揚げたてがうまいのはもちろんですが、少し後で食べても味がしっかりしてるのでおいしい。高速道路を移動中に楽しむプチグルメとしてオススメです(笑)。

 さてこの日の主役の新倉さんについて、私はテレビで何度か拝見したことはあるものの演奏を聴いたことは無く、「特に何の予備知識も無く会場入りした」というのが正直なところです。もちろんCDをリリース(→amazon.co.jp)しているのは知ってはいましたが、どこか「セミ・クラシック」っぽい雰囲気のプロモーションが気になってしまいパスしておりました(すみません…)。コンサートの曲目の事前発表も無く「おそらくCDに収録されてる曲目を中心とした構成かな」と思ったらその通りだったのですが(笑)、(デビュー・アルバムにも収録されている)ポッパー「タランテラ」のような曲をプログラムにもっと混ぜてほしかった、と思います。なぜならメイン・プロのプロコフィエフのソナタを聴く限り、彼女はなかなかのテクニシャンだと感じたからです。この曲のいくつかの難所を、彼女は結構やすやすと余裕をもって征服していました。高音域(言い換えると「駒に近い位置」)での音程も安定していましたし、早いパッセージでも左手と弓がぴったりと合い、一音一音しっかりとした音が出ていました。チェロの音の存在感を前面に押し出す、というよりは(この日の演奏のように)どんな音符もきっちりと弾くところが新倉さんの個性かな、と思いました。全体的にはMCでの謙虚な話しぶりも含めて「音大の優等生」といったイメージの残る、さわやかなステージでした。終演後にサインを頂き(ありがとうございました!)、家に帰ってからネットでいろいろ調べてみたら彼女は室内楽もなさっておられるようです。確かに着実な弾きっぷりは弦楽四重奏に合いそうです。

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●Program Note●
1.Saint-Saëns:Le Carnaval des Animaux - Le Cygne
2.Dvořák/Kleisler:Cigánské melodie - Když mne stará matka
3.Cassadó:Requiebros
4.Elgar:Chanson de matin
5.Elgar:Chanson de nuit
6.Takehiko Yamada:Cavalleria Rusticana Fantasy
7.Fauré:Après un réve
8.Rachmaninov:Vocalise
9.Schumann:Adagio und Allegro
10.Catalan Folk Song/Casals:El cant dels ocells
11.Gluck:Melodie
12.Paradis:Sicilienne
13.Ravel:Piece en orme de Habanera
14.Prokofiev:Cello Sonata
[Encore]
15.Ravel:Pavane pour une infante défunte
16:Elgar:Salut d'amour
17.Catalan Folk Song/Casals:El cant dels ocells

Hitomi Niikura(Cello)
Yuriko Morota(Piano;1-16)
Venue:Salamanca Hall, Gifu
Date:February 24, 2007

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