スカラ座 「キャンディード」を予定通り上演へ
当ブログのコメント欄でも「By The Thames」の管理人様が触れておられますが、あの「パンツ姿のブッシュとその仲間たち」が登場することで話題騒然の「キャンディード」が、当初の予定通り今年6月~7月にミラノ・スカラ座で上演されることになりました(→Bloomberg)。このプロダクションはパリ・シャトレ座、イングリッシュ・ナショナル・オペラとの3者の共同制作で、去年12/26にまずシャトレ座で上演されたのですが、公演後の28日にスカラ座が「オリジナルを大きく逸脱している」演出を問題視し、ミラノでの公演は行わないことを明らかにしていました。
先月30日に演出家のロバート・カーセン氏とスカラ座総裁のリスネル氏が電話会談した結果、演出に若干の修正を加えた上で公演を予定通り行うことで両者が合意した模様です。なお、どの場面で修正が加えられるかは今のところ明らかになっていません。
まあ英BBCでも既に公演の模様がオンエアされたようですし、「いまさら上演中止しても(みんな見てるから)意味がない」という判断が働いたのかもしれませんね。しかもバーンスタインの遺族は今回の演出には「父がもし見ていたら、さぞ気に入ったのではないでしょうか」と賛意を表してるわけですからね。やっぱりスカラ座は自国の前首相に遠慮したんでしょうか。勿論これは私の勝手な想像ですので、本当のところは分かりませんが。
The comments to this entry are closed.
Comments