長い指揮棒
以前山尾敦史様がブログで話題にしていたボールトのビデオですが…
これですね。私もボールトが好きなもので、このビデオはことある度に何度も見返しています。
彼の指揮姿が(しかも動画で)拝めるという、ファンにとっては実に有難い逸品です。 もちろんボールトが自家籠中としたイギリス音楽の演奏も実に素晴らしいのです。そして(山尾様も触れておられましたが)彼の特徴はなんといっても…;
その「指揮棒の長さ」です。
「ピリオド演奏」という言葉すら存在しなかった頃からオケの「両翼配置」(ヴァイオリンが指揮者の両サイドに並ぶレイアウト)に拘るなど、何かとオールド・スタイルを好んだボールトですが、指揮棒にも彼のこだわりが表れています。彼は20世紀前半の巨匠たちが好んで用いた、長めの指揮棒を愛用していました。
カラヤンと比較すると、その長さは一目瞭然です。
そしてボールトは、その長い指揮棒を(ミュンシュみたいにブンブン振り回さすのでなく)「しゃなり」「しゃなり」と操るのです。その所作はまるで日舞のお扇子を思わせる雅やかさで、その立ち居振る舞いは「さすが英国紳士」といったところでしょうか。
さて…、実はこの日本で、ボールトよりも長い指揮棒を持つ人物が現れました。その人の名は…;
大植英次さんです!つーか長杉(笑)。
てゆーかライトセーバーですがな(爆)。
といったところで指揮棒にまつわるエントリはこれにて失礼。フォースと共にあらんことを(笑)。
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Comments
山尾様こんばんは。
>写真で見るのと動いている姿とでは、まったく印象が違いますね。
そうですね。写真のような棒のしなり具合を見ただけでは「ブンブン丸」だと思われかねないですね。実際はエレガントで、品のある棒さばきなんですけどね。そのあたりが伝わらないのが残念です。というかこのビデオはDVD化を希望したいところです。
>萩原流行かと
私は神無月さんかと(笑)
(参考URL)http://www.youtube.com/watch?v=YjkpZBzxsO4
Posted by: おかか1968 | 2007.01.20 19:59
わはははは。萩原流行かと思っちゃいました。
しかし指揮者って、写真(制止)で見るのと動いている姿とでは、まったく印象が違いますね。
Posted by: at.yamao | 2007.01.20 19:26