パリの墓地でビゼーの胸像が盗まれる
歳末に物騒なニュースです。パリのペール・ラシェーズ墓地にある墓標のうち、胸像6体が盗まれていることが明らかになりました(参考)。盗まれたものはどれも19世紀に建てられたもので、その中には作曲家ビゼーのもの(写真)も含まれているとのことです。
ペール・ラシューズ墓地はパリ最大の墓地で、数多くの歴史的人物が眠る場所としても有名です。音楽関係者に限っても、ロッシーニ、ショパン、マリア・カラス、エディット・ピアフ、イヴ・モンタン、ミシェル・ペトルチアーニ、ジム・モリソンらの墓があり、毎年200万人が墓参に訪れるといいます。胸像は一体あたり5000~10000ユーロの価値があるとのことで、地元関係者は「手馴れた盗みのプロによる犯行だろう」「胸像は墓地から盗み出された品々を扱うブラックマーケットに流されたのではないか」と述べています。
The comments to this entry are closed.
Comments