【レビュー】ウクレレによるバッハ
(曲目)
1.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番(BWV1007)から 前奏曲、サラバンド、ジーグ
2.同:同第6番(BWV1012)から ガヴォット
3.同:同第5番(BWV1011)から ガヴォット
4.同:同第4番(BWV1010)から ブーレ
5.同:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 BWV1006
6.同:平均律クラヴィーア曲集・第1巻から 前奏曲 BWV846
7.同:主よ,人の望みの喜びよ
(演奏)
ジョン・キング(ウクレレ)
ウクレレといえばハワイアンに欠かせない弦楽器として一般的に知られていますが、そのウクレレ一丁で果敢にもバッハの作品を演奏したアルバムの存在を「ユビュ王の食卓」で知りました。「バッハとウクレレって合うのかな…」と思いつつも購入してみたところ、結果的に私の心配は良い方に裏切られました。
ハワイ出身のジョン・キングは全編を通じて丁寧で真摯な態度でバッハに取り組んでいて、その「正攻法」の演奏解釈が好印象を与えています。フレージングも実になめらかで、バッハのお馴染みの旋律の数々を更に魅力的にしています。なにより心地よいウクレレサウンドで、普段と違うバッハ体験を楽しめる、というのが魅力です。しかしここにあるのは紛れも無いバッハの音楽なのです。
(NALU music, ASIN:B00007IOYR)
(※私はこのCDを「CD Baby」で購入しましたが、「Amazon.com」でも扱っています)
(参考リンク)
John King - Profile
オアフ観光局公式サイト - ウクレレについて→ウクレレの由来について簡単に記されています。
(12/1追記)「HMV.co.jp」でも取り扱いを始めたようですね。
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