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2006.10.04

「携帯電話と管弦楽のためのコンチェルティーノ」初演のレポート

Cellular_concertino

 先日当ダイアリーでお伝えした「携帯電話と管弦楽のためのコンチェルティーノ」ですが、今月1日の初演の模様を伝えるレポートが「ニューヨーク・タイムズ」紙(電子版)に掲載されています(参照)。しかも(実にありがたいことに)この曲の一部をWebで聴くことが出来ます!それでは日本全国1500万人の携帯電話マニアの皆様お待たせいたしました(笑)。ここをクリックしてケータイと管弦楽が織り成すハイブリッドな音楽世界をご堪能ください。

………………

 いかがだったでしょうか。携帯電話のデジタル的なサウンドと、アナログの極致といえる管弦楽のサウンドがまるでお互い刺激し合うように進んでいく様が実に興味深かったですね…。すみません、当たり障りの無いNHK-FM「ベストオブクラシック」のMCみたいなことを書いてしまいました(苦笑)。まあユニークな作品でしたよ。どうやら当日は舞台上にもケータイをかき鳴らす(?)人物が4人居て、楽譜の指示に従って着信音やら着メロやらを流していたようですね。そのせいなのか音楽作品としては、ジョン・ケージ的な「偶然性」とか「ハプニング」を求めているというより、ルイジ・ルッソロら「未来派」のアーティストの「騒音音楽」に近いモノを感じましたが。とりあえずこの曲一番の「ツボ」は、ケータイがブラームス「交響曲第4番」の有名なパッサカリアの主題をソロで提示したあと、伴奏のオケがそれに呼応するようにブラームスの一節を演奏するところでしょうか(笑)。
 ところでこのコンサートでは、「コンチェルティーノ」の演奏後にアレクサンダー・コブリンが登場し、リスト「ピアノ協奏曲第2番」を演奏しています(参照)。彼は来月来日するようですので、メディアの方々には(もしコブリンをインタビューする機会がありましたら)是非とも彼に「コンチェルティーノ」の感想を聞いて頂きたいです(笑)。
 

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Comments

山尾様こんばんは。

>マルコム・アーノルドがもうちょっと元気で長生きだったら
アノ名作、「グランド・グランド・オーヴァチュア(大々的序曲)」をイメージされておられるのでしょうか。確かにアーノルドならやりかねませんね(笑)。

Posted by: おかか1968 | 2006.10.05 at 23:23

マルコム・アーノルドがもうちょっと元気で長生きだったら、似たようなことをしていたかもしれないな、と思ってしまいました。

Posted by: at.yamao | 2006.10.05 at 08:03

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