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2006.09.16

チェーンソーと乙女

Saw_and_the_maiden

 先日一人の女性が、ホラー映画でおなじみのアノ道具を使って「戦慄」のパフォーマンスを行いました。
 レベッカ・カニングハム(24:写真)はオーストラリア・ブリスベンで開催された「Flux-Us」というイベントで「アップライト・ピアノをチェーンソーで破壊する」という内容のパフォーマンスを披露しました。ピアノは1分もしないあいだに真っ二つにされ、このあと更に分解されたあとピアノの鍵盤は、「解体ショー」を見物したオーディエンスたちに配られたといいます。この模様を伝える記事では、破壊されたピアノの画像を見ることができますが、ピアノに愛情を持っている方は見ないほうが賢明かもしれません。
 ところでこのパフォーマンス、地元自治体から補助金の助成を受けていた、いうことで一部から「税金を使ってこんなことをするとはケシカラン!」という声も上がっているのですが、カニングハムは自らの行為を「アートだ」と主張し、補助金を受けたことに感謝の意を表明しています。更に「私はピアノを破壊したのではありません。ピアノの形を変えただけです」「ピアノは子供の学習用には最適の道具ですが、私にとっては切り刻むのに丁度良いものなのです」とコメントしています。


 実は「ピアノを破壊する」というパフォーマンスには先例があります。カニングハムに先立つこと9年前、西宮で「ピアノ解体作戦」と銘打たれたライブ・パフォーマンスが行われました。ライブに参加した赤松正行氏のサイトに、この「作戦」についての様々な情報を知ることができます(参照)。画像を見るとオーストラリアのものに負けず劣らずショッキングですけど、ライブ会場ではピアノを破壊するだけでなく、その過程で生じる音をマイクで拾い、それをコンピューターで加工処理したものを会場で再生していたというのが実にユニークです。「作戦」サイトで掲げられているコンセプトもなかなか読ませる内容ですし、個人的にはこの「作戦」、カニングハムよりも「芸術的」だな、と思いました。それにしてもこの「作戦」に三輪眞弘とヲノサトルも参加していたとは…。
(参考)
the well-tempered blog. Piano, Fire, Axe, Art.(September 13, 2006)

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