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2006.09.29

イラク国立交響楽団

 昨日付の「ニューヨーク・タイムズ」紙で、テロが横行するバグダッドで音楽活動を続けるオーケストラと、その団員達についての記事を見つけました(参照)。イラクで60余年の歴史を誇るオーケストラはいま、テロへの恐怖だけでなく、度重なる停電を始めとする貧弱なインフラ、そして「音楽はイスラムの教えに反する」とする原理主義者たちに囲まれての音楽活動を余儀なくされています。スンニ派、シーア派、クルド人、キリスト教徒、そして(グノーシス主義の一派である)マンダ教徒と、宗教も人種も異なる59名の演奏家たちで構成されるオーケストラの演奏は、決して立派なものとはいえません(※1)。それでも数々の障害にもめげず音楽に打ち込む彼らの姿には感じ入るものがあります。今後イラク国立響、そしてイラクの楽壇が無事発展することを祈らずにいられません。

(※1)彼らの演奏はこのリンク先の左側にある「Multimedia」をクリックすれば聴くことができます。

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